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子どもを本好きにしたい?今すぐ「本を読みなさい」と言うのをやめましょう!

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親が楽しんでいることを子どもはマネしたがる

リアルで私のことを知っている人は、「常にneronaは本を読んでいた」と言います。

小学校のとき、25分放課(※)になると、学校の図書室に行って、昨日借りた本を返して、新しい本を借りて読んでいて、体育の授業で着替えが必要だったりすると、本が読みたいのに面倒だなあ、と思っていたくらいです。

※愛知県では、授業と授業の間(例えば2限目と3限目)や給食後などの長い休み時間のことを「放課(ほうか)」と呼びます。方言です。

小学6年生の時だけ、友達と必ず25分放課と昼放課はバスケットボールをしていましたが、それでも授業が全部終わったら、図書室で本を借りて、家で読んでいました。

ちなみに、行き帰りも二宮金次郎のように本を読みながら歩いていたので、よく怒られましたが、歩いている時間がもったいないくらい、本を読んでいました。
二宮金次郎

なぜ自分が本好きになったのかと考えてみると、父の影響が大きいと思います。

「本を読みなさい」と言うことの無意味さ

「遊んでばかりいないで本を読みなさい!」と言われて子どもが本好きになると思っている親は、次の3つの点で残念だと思います。

1つ目は、本を読みなさいと言っても逆効果で、本嫌いになるからです。

2つ目は、本を読みなさいと言っている自分がそもそも本好きではないからです。

3つ目は、本好きになっても国語の成績は思ったほど上がらないからです。

本を読みなさいと言っても逆効果で、本嫌いになるから

まず、1つ目ですが、勉強をやりなさいと言われて勉強が好きになれば苦労しないのと同じで、本を読みなさいと言われても、本が好きになれば苦労しません。

この言葉を聞くと、のび太くんのお母さんの怒った顔を思い出してしましますが、たいてい逆効果です。

本を読みなさいと言っている自分がそもそも本好きではないから

2つ目ですが、自分が嫌いなことを相手にすすめても、子どもは賢いからよく見ています。

子どもよりもポケモンGOに夢中になっている親が「遊んでばかりいないで本を読みなさい」と言っても、子どもは冷めた目で、「どっちが遊んでるんだよ」と思っているわけです。

本好きになっても国語の成績は思ったほど上がらないから

3つ目は、そもそもなぜ本好きにしたいのか、と不思議に思うのですが、おそらく親としては「国語」の成績を上げたいと思っているからではないでしょうか。

しかし、国語の点数を上げることと、本好きの間には、それほど大きな関係性はないと考えます。

なにしろ、小学生の時に毎年100冊の本を読んでも、国語の成績が全く上がらなかった私が言うのですから(ダメな見本!)。

漢字や熟語のテストは本を読むために必要な知識なので、得意だったのですが、それ以外はさっぱりでした。だいたい、1問間違えたら7点減点とか、配点が高すぎるんですよ!!(思い出すだけでご立腹です)

「本を読みなさい」と言わなかった父の書斎にあったもの

私は本を読みなさいとは一度も言われたことがありませんでした。

その代わり、父の姿を見て、本好きになりました。

父は、本屋によく行って、本をよく買って、書斎を持っていて、休日になると、本を読んでいました。

私が「この本がほしい」といえば、値段も見ずに、一緒にカゴに入れてレジまでもっていってくれました。

といっても、ここでいう本は、数としては「漫画」が多かったです。

父は、美味しいものを食べることが好きなので『美味しんぼ』(原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ)や『ザ・シェフ』(原作:剣名舞、作画:加藤唯史)を1巻からそろえていました。

ただ漫画を読むだけではなくて、父の職業柄、接待が多かったせいか、美味しいものを知っていて、そういう店に子どものころから連れていくので、食べものだけは昔からぜいたくをしていました。

おかげで、社会人になって「若いのによく旨いもの知ってるね」とよく言われます。

また、父は「坂本龍馬」が超がつくくらい大好きだったので、司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』をはじめ、関連本がたくさんがありましたが、隣に漫画の『お~い!竜馬』(原作:武田鉄矢、作画:小山ゆう)があって何度も読んでいたため、いまだに史実とフィクションの区別がつかない状態です。

さらに第二次世界大戦を描いた漫画も何冊もあって、『紺碧の艦隊』(原作:荒巻義雄、作画:居村眞二)や『ザ・コクピット』(松本零士)などを読んだ記憶があります。

こうやって考えてみると、漫画とはいえ、小学生が読むにはハードルが高そうな気がするのですが、父が楽しそうに読んでいるのを見て、面白そうだと思って、父がいないときに書斎に勝手に入って、漫画を読んでいました。

この体験こそが、私の本好きを作ったといえます。

子どもを本好きにしたい人がすべきこと

私の実体験から導き出されたことなので、万能かどうかはわかりませんが、子どもを本好きにしたいのであれば、普段から、本を楽しそうに読む姿を子どもに見せましょう。

「お父さん(お母さん)はなんか楽しそうなことをしているけど、ずるい」

と思わせたら、勝ちです。

普段から、スマートフォンやパソコンでゲームをしていたり、テレビを見ながらゴロゴロしている姿をしていれば、子どもも真似をすることでしょう。

最後に:子どもはどんな環境で育っていますか?

中学時代、あんまり国語が得意ではなかった私に、国語の先生がこの本を紹介してくれました。

国語が好きでなくてもいいから、これを読んでどう思ったら教えてね、と言われて貸してもらったのが、『こころのチキンスープ』という本でした。

この中で、このような言葉が出てきます。

子どもは、批判されて育つと
人を責めることを学ぶ

子どもは、憎しみの中で育つと
人と争うことを学ぶ

子どもは、恐怖の中で育つと
オドオドした小心者になる

子どもは、憐れみを受けて育つと
自分を可哀想だと思うようになる

子どもは、馬鹿にされて育つと
自分を表現できなくなる

子どもは、嫉妬の中で育つと
人をねたむようになる

子どもは、ひけめを感じながら育つと
罪悪感を持つようになる

子どもは、辛抱強さを見て育つと
耐えることを学ぶ

子どもは、正直さと公平さを見て育つと
真実と正義を学ぶ

子どもは、励まされて育つと
自信を持つようになる

子どもは、ほめられて育つと
人に感謝するようになる

子どもは、存在を認められて育つと
自分が好きになる

子どもは、努力を認められて育つと
目標を持つようになる

子どもは、皆で分け合うのを見て育つと
人に分け与えるようになる

子どもは、静かな落ち着いた中で育つと
平和な心を持つようになる

子どもは、安心感を与えられて育つと
自分や人を信じるようになる

子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと
生きることは楽しいことだと知る

子どもは、まわりから受け入れられて育つと
世界中が愛であふれていることを知る

あなたの子どもはどんな環境で育っていますか?

〔出典〕『こころのチキンスープ 愛の奇跡の物語』

当時は、ハッキリ言って、なんかいいことが書いてあるけどよくわからないといって返したので、国語の先生はちょっと哀しい顔をしていましたが、いろいろな経験をするにつれて、腑に落ちることが増えてきた気がします。

【追伸】

私を本好きになる環境で育ててくれて、ありがとう。お父さん。

我が家の子どもたちも、本がとっても大好きだよ。

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