キャッシュフロー表の致命的な欠点は?作っても無意味なことに早く気づこう。

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キャッシュフロー表を作るべき本当の意味に気づいてますか?

キャッシュフロー表というのは、将来にわたるお金の流れ(収支=キャッシュフロー)について表にまとめたものです。

日本FP協会のキャッシュフロー表はこんな感じですが、見たことがある方もいるでしょう。

結論から言うと、キャッシュフロー表を作ったことがない方は、今すぐ、早く作るべきです。

自分で作ることができなければ、誰かにお願いして作ってもらうのもいいでしょう。

今から10年後、20年後、何をしているのかによって、かかるお金は変わってきます。

家族構成の変化や住宅・車の購入などで全く異なるキャッシュフロー表ができます。

そして、知っていますか?

キャッシュフロー表を作るべき本当の理由を。

それは、「キャッシュフロー表なんて作っても意味がない」ということに、早く気づくためです。

10年前。スマートフォンはなかった。

今、この記事を読んでいるのはスマートフォンでしょうか?

7割~8割の方がスマートフォンでアクセスしていただいているので、その可能性は高いでしょう。

総務省の「情報通信白書(平成27年版)」によれば、スマートフォンの世帯普及率は、平成22年に9.7%、そこから急上昇して平成25年には50%を超えました。今はもっと多いでしょう。

しかし、10年前にはスマートフォンという名前を言っても、わかる人はほとんどいませんでした。

何が言いたいかというと、ふだんの生活にはなくてはならないスマートフォンは、10年前にはなかったのです。

10年前にキャッシュフロー表を作った人は、「通信費」がまさか家計に占める割合がこんなに高くなるなんて、思ってもみなかったでしょう。

さて、スマートフォンがなかったとか、消費税率が8%になるとか10%になるとか、社会保険料がアップするとか、そういうことは、その都度、キャッシュフロー表を見直していけばいいじゃないか、とおそらく反論する方も多いと思います。

それはおっしゃるとおりで、キャッシュフロー表は1度作ったらそれで終わりではなく、状況が変わっていく都度、見直すべきでしょう。

ただ、今回お伝えしたいのは、そういうことではなくて、キャッシュフロー表には致命的な欠点があるということです。

キャッシュフロー表の致命的な欠点

私が考えるキャッシュフロー表の致命的な欠点は、現在の延長線上にしか将来がないということです。

先ほど、スマートフォンの話を書きましたが、10年前の多くの人の将来には、スマートフォンはありませんでした。

なぜかというと、10年前には、その時から見える将来には、スマートフォンはなかったからです。

例えば、家づくりをしている人が、キャッシュフロー表を作るとしましょう。

そうすると、「現在の世帯年収」「現在の家族構成」をもとにその延長線上でキャッシュフロー表を作ります。

現在の世帯年収が600万円なら、その延長線上で考えて、毎年の昇給率をかけて徐々に収入が増えていくことを考えるでしょう。

50歳のときには世帯年収が800万円くらいになっているといいですね。みたいな感じです。

だから、3000万円くらいの住宅ローンを借りることができて、月々の返済は10万円くらいですね、となります。

身の丈の範囲内なのです。

・・・決して、50歳のときに世帯年収が2000万円になっていることはありません。

5000万円の住宅ローンを借りましょうなんて話にはならないでしょう。

逆に、世帯年収が200万円になっていることなんて、想定していません。

(もし、キャッシュフロー表を作っているのがハウスメーカーと提携しているファイナンシャルプランナーなら、家が買えなくなるような予想を立てたら仕事がなくなります。)

いずれにしても、キャッシュフロー表は、何となくわかっている現在の延長線上にあるものを描いているだけです。

なぜなら、「未来はわからない」からです。

私がお金の不安を感じない簡単な理由

昨年はNHKなんかで「老後破産」の特集なんかをやっていたので、老後の不安を持っている方はたくさんいるかもしれませんが、私はお金の不安を感じません。

それは簡単で、「老後のことなんか考えていない」からです。

多くのお金の不安は、

  • 明日仕事がなくなったらどうしよう
  • 10年後もこの仕事を続けられるだろうか
  • 老後は年金があるだろうか

といった、「未来」の話です。

逆に、「『過去』が不安で不安で仕方ないんです!」なんて人は聞いたことがありません。

過去は既に終わっているので、不安になりようがありません。

未来のことを考えて不安になっているだけです。

人生の先輩たちが教えてくれた不安をなくすルール

我が家の子どもたちは障害があり、先日も療育手帳を更新しました。

子どもたちが産まれてから、同じように子どもに障害があるお父さんやお母さんの会に参加しました。

今は、小学校を借りて、そこでボール遊びをしたりしています。

そういうお父さんお母さんたちを見ていると、当然、一般家庭よりもみんな大変なのですが、1つだけハッキリしているのが、

「まあ、私たちにできることは、子どもたちが今一瞬一瞬を楽しく生きていけるかの環境を作るだけで、後は自分たちがどうやって生きるかじゃない?」

という生き方をしている人はとても人生に疲れているように見えないのです。

ここには、2つの重要なことが含まれています。

今一瞬一瞬を生きる

1つ目は、「今一瞬一瞬を生きる」ということです。

不安になるのは未来を見ているから。

現在、今一瞬一瞬に目を向けて生きることが重要だということです。

この子の将来は大丈夫だろうか、なんてことを思っている人は、今まで会った人たちの中にはいなかったのです。

それは、その人たちがみんな、今一瞬一瞬に目を向けて生きているからです。

自分の人生を生きる

2つ目は、「自分の人生を生きる」ということです。

これは、私と同い年の障がいがあるお子さんのいる60代の方にも似たようなことを言われました。

「子どものことはなんとかなる。だから、安心して大丈夫だよ。でも、子どもに障がいがあるから自分たちは不幸だなんて思っている人生はそれこそ不幸だ。私も自分の人生をどうやって生きるかを考えて、こんな年になってもいろんなところに顔を出しているよ(笑)」

その方は、仕事を通じて知り合ったのですが、たまたまお互いの子どもが同じ障がいがあって、住んでいるところも近く、プライベートでもお世話になっているのですが、本業のほかにも障がいのある人たちのサポートをする団体の役員をしていたりといずれも楽しく働いています。

そういう姿を見ていて、なんだ、自分も同じように何でもできるじゃない、と気づくことができました。

未来に生きていないか?他人の人生を生きていないか?

裏を返せば、「未来に生きている人」は常に不安を抱えて生きています。

裏を返せば、「他人の人生を生きている人」は常に他人に振り回されて生きています。

私は、子どもたちが産まれて、途方に暮れていたとき、「今一瞬一瞬に生きる」ことと、「自分の人生を生きる」ことが重要だと気づいてから、人生が変わりました。

変わったというよりも、気づいたのです。

なぜキャッシュフロー表を作るのですか?

キャッシュフロー表は、現在の延長線上にある未来を予想するためのツールです。

しかし、その未来は不確定要素が多すぎます。

では、そもそもなぜキャッシュフロー表を作るのでしょうか?

それは、将来必要なお金を把握して、不安を解消するためでしょうか?

だとすれば、不安がなければキャッシュフロー表を作る必要はありません。

むしろ、キャッシュフロー表を作ることで、将来の不安を生み出しているのであれば、本末転倒です。

未来はわかりません。

5年前に作ったキャッシュフロー表が教えてくれたこと

さて、なんでこんな話を書こうと思ったのかというと、5年前に作ってもらったキャッシュフロー表が出てきたからです。

すっかり忘れていました。

5年前、私の年収はその時の年収の延長線上で、1.1倍に増えている予想になっていました。

ちょうど土日に確定申告のための準備をしていますが、昨年の私の年収は5年前の3倍になっています。

子どもたちが産まれてから、今の仕事がなくなっても、働く時間が1日3時間も取れなくなっても、生きていくにはどうしたらいいのか、それだけを考えて突き進んできました。

そうです。

「今一瞬一瞬に生きる」ことと「自分の人生を生きる」ことをこの4年半、ただただ一心不乱にやってきました。

その結果だと思っています。

キャッシュフロー表を作っても、誰も、その人の年収が3倍になるとは描けないでしょう。

その時点で、自分の人生はこんなものだと「ふた(上限)」をしてしまっているのです。

まとめ

私がお伝えしたいことは、

キャッシュフロー表を早く作ろう。

そして作っても無意味なことに早く気づこう。

そして、今一瞬一瞬に生きよう。

さらに、自分の人生を生きよう。

そういうことです。

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