2017/03/230 Shares

電子申告(e-Tax)のメリットとデメリットは?私が郵送で提出をおすすめする理由

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電子申告は手間もお金もかかるけどやる?

国税庁の確定申告作成コーナーで「e-Tax(イータックス)」か「書面提出(紙で印刷して郵送か直接提出)」かが選べますが、私はいつも確定申告初心者の方向けの記事では、「書面提出」をおすすめしています。

理由は簡単で、電子申告(e-Tax)は手間もお金もかかるからです。

  • 手間:事前の手続きが面倒
  • お金:ICカードリーダライタの購入費用がかかる

国税庁や税務署がいうように、簡単でもなければ無料でできるわけでもありません。

もし、住宅ローン控除の初年度をするだけで2年目以降に確定申告なんてしないよ、なんて人にとって、電子申告(e-Tax)をやるメリットってほとんどないと思います。

そもそも電子申告(e-Tax)とは?

「e-Tax」というは、インターネットで所得税を含む国税に関する申告や納税、申請・届出などの手続ができるシステムのことです。

国税に関する申告のことを「電子申告」、国税に関する納税のことを「電子納税」と言ったりします。

では、具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。

電子申告(e-Tax)のメリット

電子申告(e-Tax)のメリットについては、国税庁がアピールしている4つのメリットをご紹介しましょう。

メリット1:自宅からネットで申告OK

やっぱりネットを使うメリットといえば、これですよね。

国税庁の確定申告書等作成コーナーで作ったら、ボタンをぽちっとすれば、税務署に行かなくても、自宅からネットで申告書を税務署に提出することができます。

・・・でも、デメリット2で書くように、e-Tax(電子申告)の準備のために役所に行く必要があるんですよ。

メリット2:添付書類の提出が省略OK

医療費控除を受けるための医療費の領収書や、源泉徴収票なんかは、その記載内容(病院などの名称、支払金額等)を入力して送信することで提出する必要がありません(※)。

なお、今回からスタートするマイナンバーに関する本人確認書類についても、e-Taxで送信すれば提示又は写しの提出が不要となります。

※5年間、税務署から書類の提出又は提示を求められることがあります。

・・・でも、デメリット4で書くように、書類を電子化するのに手間がかかるのですよ。

メリット3:還付が早い

電子申告された場合は、3週間程度で還付が行われます。

また、電子申告で1月や2月に申告した場合は、2~3週間程度ともう少し早いです。

・・・でも、紙で提出しても、少し遅いだけで、そんなに早くお金がほしいというわけでなければ、特にメリットとは言いがたいところです。

メリット4:24時間受付

確定申告期間中は、24時間e-Taxで申告書の提出が可能となっています。

[ e-Taxの利用可能時間 ]

平成29年1月16日(月)~3月15日(水):24時間e-Taxの利用が可能

※メンテナンス時間を除く。

・・・いやいや、ネットでやってるんだから、当たり前でしょ(ツッコミ)。そりゃ、確かに直接税務署に持っていくなら窓口が空いてる時間に制限はありますが、郵送で送ればある意味24時間対応なんですよね。

電子申告(e-Tax)のデメリット

さて、国税庁や税務署は良いことばかり言ってますが、ちょっと待てよ、ということで、デメリットをあげていきます。

デメリット1:事前の手続が多くてわかりづらい。

ネットで申告できるなら、パソコン開いて申告書作ったら、後はぽちっとするだけだろう・・・って思いますよね。

全然違いますよ。

e-Taxを利用するためには、次の手続きが必要です。

  1. 電子証明書の取得
  2. 開始届出書の提出
  3. 利用者識別番号の確認
  4. 各種ソフトのインストール

もうなんか、これだけで、面倒そうですよね。

中身を理解して自分でやるので、わからなければ途中で手が止まってしまいます。

デメリット2:マイナンバーカードの取得で役所に行く必要あり

せっかく自宅でネットでぽちっでできると言っておきながら、台無しなのがマイナンバーカードを取得するために役所に行かないといけないということです。

これは、事前準備の中で「電子証明書」の取得というのがありましたが、その証明書の1つがマイナンバーカードです。

マイナンバーカード自体は、発行は無料ですが、本人確認が厳しいため、郵送で送ってね、とはなりません。

たった1回の確定申告のためにマイナンバーカードを役所に取りに行くのはなんかおかしいですよね。

デメリット3:無料ではできない。

誤解がないように言うと、電子申告(e-Tax)自体は無料です。

しかし、事前準備の中で「電子証明書」の取得というのがあって、これ関連でお金が必要になります。

それがマイナンバーカードのICチップの情報を読み取るための「ICカードリーダライタ」です。

ネットや家電量販店で1000円~3000円くらいで売ってます。

※マイナンバーに対応していないものを買わないように注意しましょう。

おいおい、こういうのこそスマホでできないのか、と思うところですが、実はできます!

でも、残念ながら、iPhoneは対応機種ではありません。

AQUOS EVER SH-02J SH-02J シャープ:ドコモ
AQUOS U SHV37 SHV37 シャープ:KDDI
AQUOS SERIE mini SHV38 SHV38 シャープ:KDDI
AQUOS U Xx3 mini Xx3 mini シャープ:ソフトバンク
arrows F-01J F-01J 富士通コネクテッドテクノロジーズ:ドコモ

すごいな、シャープ。

デメリット4:住宅ローン控除は添付書類がPDFで送れるが面倒

実は、昨年までは登記事項証明書のコピーなどの添付書類を別途郵送しないといけなかったので、それなら最初から郵送でいいじゃないか!となっていましたが、平成29年1月4日以降から住宅ローン控除の添付書類もイメージデータ(PDFなど)にすることで送信可能です。

登記事項証明書

  • 請負(売買)契約書の写し
  • 住宅借入金等の残高証明書(適用1年目のみ)
  • 補助金等の額を証する書類
  • 長期優良住宅建築等計画の認定通知書の写し
  • 住宅用家屋証明書若しくはその写し又は認定長期優良住宅建
    築証明書
  • 検査済証の写し
  • り災証明書(その写しを含む) など

・・・いや、可能なんですが、これらを全部、指定された形式にポチポチイメージデータ化するのって、面倒なんですよね。

ハッキリ言って、コピーしてはい、終わり、の方が簡単です。

最後に:誰のための電子申告?

というわけで、正直、1回こっきりの住宅ローン控除なら、別に無理して電子申告する必要はありません。

だから、紙で印刷して郵送して提出するのが1番だと思っています。

そもそも、電子申告は誰のために行うのでしょうか?

電子申告のメリットを見ても、それほどモチベーションがアップするようなメリットがありません。

一方、税務署側からすれば、「紙」の申告書と「電子データ」による申告書は、全く違います。

電子データの方が税務署職員の事務作業が減ります(=ムダな税金を使わせないことにつながる)。

そういう意味では、電子申告をして協力するのは、これは意味があるかもしれません。

今年は、妻がICカードリーダライタをなぜか購入したので、私もブログ記事のネタにするため税務行政に協力するために、電子申告にチャレンジしてみたいと思います。

 

住宅ローン控除の確定申告の方法は、こちらの記事をお読みください。

関連 図解でわかる!住宅ローン控除の確定申告書の作成方法【平成28年版】

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