2017/03/230 Shares

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の「異動月日及び事由」は何を書けばいいですか?

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扶養親族の数が「異動」した月日と理由を書く欄!

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」には、配偶者控除・配偶者特別控除、扶養控除を受ける際に、「異動月日及び事由」を書く欄があります。

異動1

ここには、一体何を書けばいいのでしょうか?

実は、書かずに提出しても、特に何の問題がないことが多い欄です。

それよりも、その人の「所得の見積額」がいくらなのかの方が大事だったりします。

関連記事 「所得の見積額」に年収を書くのはバツ!正しい計算方法と書き方をご紹介

・・・ただ、それでは答えになっていないので、よくあるパターン別に書き方をご紹介します。

結論を言えば、婚姻、離婚、出生、死亡、産休・育休、就職などの理由によって、扶養親族の数は異動します。

なお、いずれも正しい書き方が公表されているわけではないので、「こう書けば通じる」というものを書いています。

妻が産休・育休中で配偶者控除を受けられる場合

あんぱんまん より:

初めまして。とても丁寧なご説明でわかりやすく読ませて頂きました☆
共働きで、今年の3月に産休4月に出産をし、現在育児休業中です。
控除対象になるなんて初めて知りました。
⚫︎夫の28年度分書類の控除対象配偶者の欄のみに記載をすればよろしいのでしょうか?
その際に、異動月日及び事由は記載しますか?
⚫︎29年度分にも記載は必要でしょうか?

あんぱんまんさん、ご質問、ありがとうございます^^

いや~、これ、素晴らしいご質問ですね。

解説するの、すっかり忘れてました^^;

仮に、平成28年3月20日まで仕事して、3月21日以降に産休に入り、続けて育児休業中だとします。

すると、ご主人様の「平成28年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」でどう書くかですが、この場合は、控除対象配偶者に名前を書いて、所得の見積額をしっかり書いていただければよいかと思いますが、もし、異動月日と事由までちゃんと書くとしたら、私ならこう書きます。

ido2

正直、あんまりここを書かれている方は見たことがありませんが・・・。

今年結婚して配偶者控除を受けられる場合

平成28年8月21日に結婚して、配偶者控除を受けられるときは、次のように書きます。

異動1

ふつうは、婚姻届を提出した日です。婚姻は「結婚」でも意味は通じます。

今年、離婚して配偶者控除を受けられなくなった場合

平成28年11月21日に離婚して、配偶者控除が受けられなくなったときは、次のように書きます。

異動3

この場合、控除対象配偶者の欄を二重線で消す方もいますが、そこは自由です。

今年、控除対象の配偶者や扶養親族が亡くなった場合

平成28年4月21日に配偶者や扶養親族(例:自分の親や子)が交通事故や病気などで亡くなった場合には、次のように書きます。

異動4

この場合、控除対象配偶者の欄を二重線で消す方もいますが、正直、書いた方の気持ちを考えると、いたたまれない気持ちになります。。。

今年、子どもが社会人になって扶養を外れた場合

平成28年4月1日に扶養親族(子)が大学生から社会人になって扶養を外れた場合には、次のように書きます。

異動5

他にも書き方はあるかと思いますが、1番わかりやすいと思ってます。

今年、子どもが産まれた場合

平成28年5月21日に扶養親族(子)が産まれた場合には、次のように書きます。

異動6

なお、書く欄は1番下の16歳未満の扶養親族の欄になります。所得税の計算では利用しませんが、住民税の計算では影響が出てくる場合があります。

「平成29年」に異動する予定がある場合は?

ここまでは、平成28年中に異動する場合の話でしたが、例えば、平成29年1月に子どもを出産予定だとか、平成29年2月に結婚予定だとか、そういうときはどうすればいいでしょうか?

まあ、この場合は、空欄でも別にいいと思いますが、書きたい方は、「出生予定」とか「婚姻予定」とか書かれてはいかがでしょうか。

そもそも会社なんかでは、子どもが産まれたり、結婚すると、会社内の内部規程に基づいて、届出をしたりして、そのときに、改めて、給与所得者の扶養控除等(異動)申告書を修正するように言われることがあるかと思いますので、まあ、その時に直したらいいんじゃないかと思ってます。

未来のことは、わかりませんから、無理に書く必要はありません。

最後に:「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の「異動」の意味

この申告書には、カッコして「異動」という言葉が入っています。

これは、年の途中で配偶者や扶養親族の数が変わる(=異動する)場合に、変わった後の正しい姿を申告してね、という意味が込められています。

つまり、

平成27年の年末調整でとりあえず「平成28年分」を提出する=扶養親族等の申告

毎月の給料から源泉徴収する(扶養親族の数に応じて源泉徴収する金額が決まる)

平成28年の年末調整で再度「平成28年分」を提出させる=扶養親族等の異動申告

ということですね。

だから、1度提出した書類を受け取って、内容を確認して、婚姻、離婚、出生、死亡、産休・育休、就職などの理由によって、扶養親族の数が異動すれば、申告するわけです。

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