住宅のみローンと土地・住宅ローンがある場合の住宅借入金等特別控除申告書の記入方法

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2つのローンがある場合の特殊パターン

コメントでご質問をいただきました。

住宅ローン控除で二ヶ所から借りていて一ヶ所は 住宅のみ。もう一ヶ所は 土地と住宅となっている場合の書類への記入の仕方

例えば、

  1. 住宅のみ:500万円
  2. 土地と住宅:1500万円

の2つの住宅ローンで購入(あるいは建築)した場合だとしましょう。

もしこれが、両方とも「住宅のみ」、あるいは「土地と住宅」なら、特に問題がないのですが、異なる2種類の住宅ローンがあるので、どう書いたら分かりません。

2年目以降の住宅借入金等特別控除申告書の記入方法については、実は、記載要領の中で、次のように書かれています。

①欄は、残高等証明書に記載されている住宅借入金等の年末残高をその証明書の「住宅借入金等の内訳」欄の区分に応じて記入します。

なお、(C)の区分に該当する住宅借入金等の年末残高(A)又は(B)の区分に該当する住宅借入金等の年末残高を共に有する場合には、税務署にお尋ねください

  1. 住宅のみ=(A)の区分
  2. 土地と住宅=(C)の区分

で、まさに「税務署」にお尋ねください・・・というのが答えなのですが、それでは意味がないので、実際に聞いてみました。

結論

というわけで、電話で確認した結果を実際に書いてみると、次のようになりました。

2種類の住宅ローンの場合

例えば、住宅(家屋)が1000万円、土地が1250万円で合計2250万円出したとします。

このうち、250万円は頭金を入れており、住宅ローンとして住宅部分に500万円、住宅と土地に1500万円を借りています。住宅ローンの合計は2000万円です。

①には、(A)に500万円、(C)に1500万円を書きます。

そして、②には、住宅で1000万円(下の(ロ)の金額)、土地で1250万円(下の(ホ)の金額)、合計で2250万円(下の(ロ)+(ホ)の金額)を書きます。

③は面積を書きます。これまた下にあるとおりです。店舗併用などではない限りは、100%になるはずです。

そして、④では、①と②の金額を比較することになり、いずれか少ない方を書きます。たいてい、①の方が小さくなる可能性が高いです。

⑤は、③×④を書きます。

そして、⑤の合計2000万円を⑪に書きます。

もう一度示すと次のとおりです。

2種類の住宅ローンの場合

税務署(正確には某国税局の電話相談センター)で聞いた限りでは、このように記載するとのことでした。

そもそもこの問題は、確定申告の際にも同様のことが起こるのですが、確定申告の際の記載要領を見ても、「税務署にお尋ねください」と書かれていたので、苦笑するしかありません(むしろ、どうやって確定申告したんでしょうか・・・??)。

住宅ローンが取得価格をオーバーする場合はおかしくなる

ただ、この方法は、例えば、前提を少し変えて住宅のみ500万円、住宅・土地1800万円にするとおかしくなります。

記載例2

合計すると2300万円ですが、住宅・土地の取得価格は合計2250万円なので、超えてしまっているのですが、この書き方だと50万円オーバーしているのに、その分まで減税の対象になってしまいます

これはおかしいですね。

では、(C)には、住宅のみの住宅ローンも合算して入れたらいいのでは、と思って入れてみると、この問題は解決します。

記載例3

しかし、500万円の部分はなんだったんだ、ということになりかねません。

これはあくまで建物の取得価格1000万円の範囲内に収まっている判定ってことなら、まあ、ありですが。

以上のように、特殊なパターンのため、最終的には、ご自身で税務署にご確認の上、書類を記載いただければと思います

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