ゼロからわかる「給与所得者の保険料控除申告書」の書き方(平成28年版)

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年末調整の重要資料の書き方を図解しました!

この記事では、勤め先から配られた年末調整の書類のうち、平成28年分の「給与所得者の保険料控除申告書(通称:マルホ)」について、誰でも簡単に書けるように徹底的に記入例を入れたりして、図解しています。

なお、この書類は、正しくは、「平成28年分の給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」となっていて、2つの申告書から成りますが、後半部分については下記の記事でご紹介しているので、こちらをご覧ください。

関連 ゼロからわかる「給与所得者の配偶者特別控除申告書」の書き方

年末調整というのは、実質的には「書類の提出」しかすることがありません。

年末調整の仕組み

だからこそ逆に、書類を正しく書くことが重要になります。

では、

  1. 生命保険料控除
  2. 地震保険料控除
  3. 社会保険料控除
  4. 小規模企業共済等掛金控除

の順番でいきます。

なお、1番上のこちらの部分は、もう1つの書類である「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」と似たことを書きます。

マルホ1

そのため、よくわからないという方は、下記の記事を先に読んで、書類を書いてから、こちらの記事をスタートすることをおすすめします。

関連 ゼロからわかる「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の書き方

ハッキリ言って、この部分だけ書いて、あとは

  • 生命保険料控除証明書
  • 地震保険料控除証明書
  • 国民年金控除証明書

といった証明書を添付して勤め先に出すのもアリだと思います。

年末調整の担当者からすると、「どうせ合ってないだろう」と思って再度計算し直したり確認してます。

ここから先は、「本当の書き方をちゃんと知りたい方向け」に書きましたので、どうぞ、最後まで、お付き合いください。

「生命保険料控除」の書き方

生命保険料控除

正直なところ、生命保険料控除なんか、半分くらいの人は合ってませんし、合っていても結局は年末調整用のソフトに入力して計算しなおしてます。

そのため、この欄は、年末調整の担当者からすれば「間違えるくらいなら金額の欄は触らないでほしい」というのが本音でしょう。

・・・というわけで、最初に答えですが、「かんぽ生命」が公開している”神”ツールがあるので、こちらをご紹介します。

⇒ 生命保険料控除申告サポートツール

よくわからない証明書とにらめっこして、がんばって書類の計算式を見て、時間をかけた結果、間違えるとか、本当に誰の得にもなりませんので、計算ツールを活用しましょう。

こんな感じで、「旧or新」の違い「一般or介護医療or個人年金」の違いさえ確認すれば、あとは金額を入力するだけです。

かんぽ1

そしたら、このとおり、計算結果が出てきます。11万円控除できるんですって!

かんぽ生命2

本気でこの仕組みについて説明したら、1万字あっても足りませんが、ハッキリ言って、そんなことはどうでもよくて、要するに、「自分はいくら控除できるんだ?」「いくらって書けばいいんだ?」の2点にしっかりと答えてくれるので、しっかりと使っていただければと思います。

  1. 保険会社等の名称:保険会社名を略称でもいいので書きます(長い名前も省略可)
  2. 保険等の種類:控除証明書に書かれている種類を書きます。
  3. 保険期間又は年金支払期間:控除証明書に書かれている期間を書きます。
  4. 保険等の契約者の氏名:控除証明書に書かれている名前を書きます。
  5. 保険金等の受取人の氏名、あなたとの続柄:受取人の名前を書きます。自分の場合は自分の名前を書いて続柄は「本人」と書きます。違う場合はその人の氏名と「配偶者」「父」「母」「子」などと書きます。
  6. 新・旧の区分:間違えやすいですが、とても重要です。控除証明書に書かれている区分を書きます。
  7. あなたが本年中に支払った保険料等(分配を受けた剰余金等の控除後の金額):控除証明書に記載されている金額をそのまま書きます。「共済」なんかでよくあります。
  8. それ以外の箇所は、かんぽ生命のツールを使って計算した金額をそのまま書きます。

なお、「給与の支払者の確認印」は、勤め先が使う欄なので、何も書きません。

ハッキリ言って、わからなければ、生命保険料控除証明書だけつけて、提出でもOKです。

関連 年末調整で「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」はどう書くのか?

「地震保険料控除」の書き方

地震保険料控除

地震保険料控除は、簡単です。

マルホ記載例

  1. 保険会社等の名称:保険会社名を略称でもいいので書きます(〇〇火災など)
  2. 保険等の種類(目的):「地震(建物)」や「地震(家財)」ですが、「地震」だけでもOKです。
  3. 保険期間:契約期間を書きます。1年~5年です。
  4. 保険等の契約者の氏名:控除証明書に書かれている名前を書きます。
  5. 保険等の対象となった家屋等に居住又は家財を利用している者等の氏名:名前を書きます。
  6. あなたとの続柄:契約者と住んでいる人が同じなら「本人」、違う場合は「配偶者」「父」「母」「子」などと書きます。
  7. 地震保険料又は旧長期損害保険料の区分:「地震」に丸をつけます。
  8. あなたが本年中に支払った保険料等のうち、左欄の区分に係る金額(分配を受けた剰余金等の控除後の金額):地震保険料控除証明書に記載されている金額(以下「X」とします)をそのまま書きます。
  9. Ⓐのうち地震保険料の金額の合計額:Xを書きます。
  10. Ⓑの金額:Xを書きます。
  11. 右下の合計欄:Xを書きます。

以上となります。

いろいろ書いてありますが、結局、地震保険料控除は、支払った1年分の地震保険料がそのまま控除されるだけです。

その他、これでは解決しない方や、もっと詳しいことを知りたい方は、次の記事をお読みください。

関連 地震保険料控除のよくある質問9選と年末調整書類の書き方

「社会保険料控除」の書き方

社会保険料控除

社会保険料控除は、「会社から天引きされたもの以外で支払ったもの」について書きます。

したがって、会社勤めなどで会社から厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料、介護保険料などが天引きされていますが、これらは書く必要がありません。

書くことが多いケースが次の2つです。

(1)自分の子どもの国民年金保険料を支払った場合

社会保険料控除1

20歳以上の子どもの国民年金保険料を親が払っている場合がありますよね。

そういう場合は、親自身が社会保険料控除を行うことができます。

なぜなら、社会保険料控除の大原則が「支払った人が控除を受ける」からです。

大学生の子どもに自分の年金なんだから、自分でアルバイトして払いなさい、というのはまあ、教育上、よろしいことですが、税金上は損ですね。

年収が高い親で社会保険料控除を受けた方が、節税になりますよ。

金額については、国民年金控除証明書の「合計額(納付済額+見込額)」を転記します。

社会保険料控除4

(2)自営業から会社勤めになった場合

社会保険料控除2

自営業の間は、自分で国民年金保険料と国民健康保険料を払っているので、その間の分も忘れずに書きましょう。

なお、「国民年金控除証明書」は提出が必要ですが、国民健康保険料については、そもそも控除証明書がない(提出義務がない)ため、金額がわかるもの(支払額の通知書を出す市町村もあります)を提出するかどうかは任意です。

「小規模企業共済等掛金控除」の書き方

この欄では、おそらく該当するものがあるとすれば、2番目の「個人型又は企業型年金加入者掛金」だと思います。

小規模企業共済等掛金控除

しかも企業型の場合は、勤め先が把握しているかと思いますので、実際に登場するのは「個人型」、別の言い方をすれば、「個人型確定拠出年金」です。

1年間に払った(これから払う予定のものを含む)を記載して終了です。

関連 個人型確定拠出年金の年末調整の書き方は?小規模企業共済等掛金控除に注意

以上で書き方は終了です。

今年の年末調整の準備はできましたか?

⇒ 平成28年版*年末調整で失敗しないための特集

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