ペットボトルのお茶をマイボトルにするのは本当に節約?素直に喜べない残酷な理由

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マイボトルが節約になるのは間違いない。

例えば、職場でペットボトルのお茶を毎日2本買っている人がいるとします。

1本150円だとして、1日300円です。

月20日働くとすると、月6000円です。

6000円×12か月=年7万2000円です。

2年で14万4000円です。

一方、マイボトル(1リットル)自体は2000円くらいあれば十分買うことができて、2年間はもつでしょう。

マイボトルにつめるお茶や水、光熱費は・・・厳密に考えるとなんとでもなりますが、ふだん飲んでいるお茶と一緒に作ってしまうのであれば、2年間で1万円もかからないでしょう。

まあ、仮にマイボトル自体と合わせて1万円としてみます。

  • ペットボトルのお茶:14万4000円/2年間
  • マイボトルのお茶:1万円/2年間

どう考えても、ペットボトルのお茶を買うのではなく、マイボトルにしてお茶をもっていった方がいいとなります。

実際、我が家では、妻がほとんど毎日、お茶を家から職場にもっていっています。

いろいろな節約術でも、この方法は当たり前のように紹介されていると思いますし、私も正しいと思っています。

しかし、この記事は、「お金のルール」について解説する記事です。

これで終わったら意味がありません。

この話には、1つだけ、「忘れられているコスト」があります。

それは、「自分の人件費」です。

ペットボトルのお茶は「他人の人件費」でできている。

なぜペットボトルのお茶は、高いのでしょうか?

理由は簡単で、ペットボトルのお茶には「他人の人件費」が含まれているからです。

ペットボトルのお茶を「作る」ための人件費。

ペットボトルのお茶を「運ぶ」ための人件費。

ペットボトルのお茶を「売る」ための人件費。

これらがすべて価格には反映されています。

工場でお茶は全自動で機械で作っていても、その機械を管理する人の人件費は必要です。

トラックの運転手やコンビニの店員さん(自動販売機につめる人)の人件費も必要です。

一方、マイボトルのお茶には、これらの人件費は含まれていません。

その代わり、「自分」でお茶を作って、お茶を運ぶという手間がかかります。

そして、「自分」でマイボトルを洗うという手間もかかります。

勝手に朝起きたらお茶が作られていて、職場まで執事が運んでくれて、マイボトルも食洗器が勝手に洗ってくれるなら自分の人件費はゼロかもしれません(なんだそりゃ)。

でも、今回は、全部自分でやっている前提で考えてみます。

※厳密には「利益」も反映されているのですが、説明の都合上、ややこしいのと分けて考える意味があまりないので、他人の人件費に含まれているとして以下説明します。

※マイボトルを洗うという工程が嫌でやめる人が多い気もしますが、2年間続いたとします。

なぜマイボトルにすると節約になるか答えられますか?

既に答えは出ていると思いますが、マイボトルにすると節約になるのは、「他人の人件費」「自分の人件費」に置き換わっているからです。

そして、「自分の人件費」は多くの人がノーカウントにしています。

したがって、一見すると

  • ペットボトルのお茶:14万4000円/2年間
  • マイボトルのお茶:1万円/2年間

と節約になっているように見えますが、本当は、こうです。

  • ペットボトルのお茶:14万4000円/2年間
  • マイボトルのお茶:1万円+自分の人件費/2年間

ペットボトルのお茶とマイボトルのお茶を比較するときに、自分の人件費をいれないと公平(フェア)ではありません

自分がお嬢様で全部執事がやってくれるなら1万円でいいでしょうが、全部自分がやっているのであれば、自動販売機でただお茶を買うのとは違う、ということを意識しましょう(その執事の人件費はかかってますけどね・・・)。

なぜなら、これこそが、マイボトルに変えて節約になっても、「素直に喜べない残酷な理由」だからです。

マイボトルに変えても節約にならない人は誰?

答えは簡単です。

「自分の時給が高い人」です。

例えば、職場にマイボトル(1リットル)を持っていく人がいるとします。

お茶の準備をする時間とマイボトルを洗う時間があわせて1日10分だとします。

月20日持っていくすると、月200分かかります。

200分×12か月=年2400分=40時間です。

2年で80時間です。

時給2000円の人だと、2000円×80時間=16万円です。

  • ペットボトルのお茶:14万4000円/2年間
  • マイボトルのお茶:1万円+16万円=17万円/2年間

この場合、マイボトルのお茶を作って、マイボトルを洗う時間を考えると、時給2000円の人は、むしろペットボトルのお茶を買った方が良いという結論になります。

「いやいや、neronaさん。時給2000円なんてそんな普通のサラリーマンでも時給換算したらいかないですよ」

そうなのです。

それこそが、残酷な理由です。

マイボトルが節約になるのは、ペットボトルのお茶を買うためにかかった他人の人件費の合計よりも、自分の人件費が低いからです。

そうでなければ、節約にならないのです。

※マイボトルの方が環境にいいとか、健康にいいというのは、今回は考慮してません。

多くの節約術が残酷な理由

節約術の多くは、ペットボトルのお茶をマイボトルに変えるのと同じです。

「他人の人件費」「自分の人件費」に置き換わっているからです。

そして、自分の人件費はノーカウント(あんまり考慮されていない)だからこそ、成立します。

それは、別にふつうのことです。

私は、多くの節約術を否定するためにこの記事を書いているわけではありません。

時給が低い話をしたいわけでもありません。

1つだけ、意識していただきたいのは、「自分の人件費」とは、言い換えると「自分の時間を消費している」という事実です。

多くの節約術は、「自分の時間を消費している」からこそ、お金の節約になっているということです。

「他人の時間を消費している」のか「自分の時間を消費している」のか、それが問題です。

まとめ:なぜ節約してもお金から自由になれないのか?

節約をすること自体がいけないわけではありません。

自分の時間を消費している意識がないのがいけないのです。

自分の時間が消費されていることを意識した上で、節約をしているのなら、それはそれでいいのです。

例えば、だらだらとテレビを観ている時間をお茶を作ってマイボトルに入れて、帰ってきたらマイボトルを洗うのであれば、これは自分の時間を有効活用しています。

しかし、節約できた、と喜んでいる横で、自分の時間が「むだづかい」されていたとしたら?

本当は、他にもっと自分にしかできないことがあるにもかかわらず、節約のために「時間がない」状態になっていたとしたら?

これからの時代に必要なのは、「自分の時間」をいかに使うか、ということです。

そのヒントについては、すでに他の記事で同じことばかり書いているので、もしよろしければ、続けてこちらもお読みください。

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