2017/06/060 Shares

効率アップに夢中で、登る山を間違えていませんか?


効率をアップするビジネス書が好きだった。

書類をきれいに整理する方法とか、

本を早く読む方法とか、

WordやExcelのスキルアップとか、

パワポを使ったすごいプレゼン資料の作り方とか、

なんとかハックとか、

そういうものをひっくるめて、「効率」をアップするために書かれたビジネス書が好きでした。

何百冊読んでいくつも実際に実行しました。

たぶん、効率はそれなりによい方でしょう。

ただ、途中から、「効率アップはなんか違うんじゃないか」と思いはじめました。

効率アップは目的ではない。

効率アップして、短時間で多くの仕事をこなす・・・。

もし、これが目的であれば、効率アップするビジネス書を書店で探せば、たくさん解決方法が見つかります。

しかし、同じ会社の先輩の言葉を聞いたときに、私は「なんか違うんじゃないか」と思い始めました。

その人は、とても仕事ができる人でした。

まさに効率の塊みたいな人で、お客様からの受けもよく、どんどん仕事を作って回していく人でした。

そして、ある日、先輩が独立するから会社を辞めると聞いて、話をしていたときに、こんなことを言いました。

「オレは今まで登る山を間違えていた。」

それを聞いた瞬間、言いようのない寒気が私を襲いました。

登る山を間違えていませんか?

登る山を間違えていませんか?
先輩は、今まで誰から見ても評価されるほどの仕事をしていました。

しかし、「登る山を間違えていた」といったため、私はドキッとしました。

なぜかといえば、その先輩は、今の仕事は自分がやるべきことではないと思っていたからです。

とても効率化して山を登っているのに、頂上に着いたら、「この山は自分が登りたい山ではなかった」と言っているわけですね。

似たような話を、本を読んでいるときに見つけました。

その本のタイトルはもう忘れてしまったのですが、「ハシゴをかける場所を間違えてはいけない」という言葉だけは覚えています。

いずれも、自分のゴールはそれでいいの?と問いかけています。

どんなに山の頂上に効率よく到達しても、ハシゴを効率よく登っても、そこが自分が目指していたゴールでなかったとしたら、それはなんのための「効率アップ」なのでしょうか?

登る山が決まっている人なら効率アップも有効!

この記事では、効率アップが悪いと言いたいわけではありません。

大事なのは、自分のゴールに向かっているときなら効率アップはいいよね、ということです。

予備校講師の林修先生は、

「努力は裏切らない」

という言葉は不正確である。

「正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない。」

と言うべきである。

という言葉で表現されていますが、実は、難しいのは、「正しい場所」と「正しい方向」とは何か?だと思います。

これって、結構、残酷なこと言ってますね。

実は、努力するのは簡単で、とにかく朝から晩まで勉強することは、できてしまいます。

でも、朝から晩まで100マス計算をずっとしていても、大学受験で合格はできません。

そんなバカなこと誰がするんだ?と思うかもしれませんが、やっている本人は本気でやっているので、「次は3秒縮められるようにがんばります」とか、どんどん違う方向に努力していても、気づきません。

私の先輩は、会社にいることが、自分が登りたい山に登ることとは違うと考えたようです。

ゴール設定が誤っている状態で、どんなに効率化をしても、それは違うんじゃないか、ということを、その言葉から学びました。

大事なのは、手段と目的を間違えないこと

これはよく言われることですが、多くの場合、「手段」が目的になっています。

お金の世界でいえば、「節約」や「貯金」は手段です。

目的は?

なぜ節約するんですか?

なぜ貯金するんですか?

「ダイエット」も手段ですね。

「目的」があいまいなまま、とにかく「手段」にこだわりまくっていませんか?

もちろん、最初から目的がハッキリしないということは、よくあります。

でも、どこかで立ち止まってください。

なぜ節約しているのか?

なぜ貯金しているのか?

なぜダイエットしているのか?

・・・

それに答えてみてください。

「登っている山が間違っていないか?」と自問自答してみてください。

なんか違う方向に、努力してませんか?

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