2018/10/105 Shares

【コンビニ納付】自宅でQRコード付の納付書を印刷して所得税や贈与税の支払いが可能に(平成31年1月4日から)

QRコード付の納付書

コンビニで所得税や贈与税が払える「コンビニ納付」について、自宅でQRコード付の納付書を印刷して、そのままコンビニで納付することができるようになります。

平成30年度税制改正により、平成31年1月4日からの開始が予定されています。

したがって、平成31年3月15日までに提出する「平成30年分」の所得税の確定申告書や贈与税の申告書から利用できるようになると考えられます。

2018/10/05追記

対象コンビニが発表されました。

  • ローソン(Loppi端末設置店舗のみ)
  • ナチュラルローソン(Loppi端末設置店舗のみ)
  • ミニストップ(Loppi端末設置店舗のみ)
  • ファミリーマート(Famiポート端末設置店舗のみ)

つまり、セブン-イレブンでnanaco払いは無理ってことですね。

参考:QRコードを利用したコンビニ納付手続の開始について


1.国税のコンビニ納付の現状

コンビニ納付

出典 現金に納付書を添えて納付(コンビニエンスストアの窓口)|国税庁

所得税・贈与税などの国税に関するコンビニ納付については、税務署が作成した「バーコード付」の納付書で行うことができます。

納付書

税務署に置いてある納付書(上部分)は「銀行(金融機関)」で支払うためのものです。

しかし、電子マネーnanacoで支払いたい方は、税務署でバーコード付の納付書(下部分)を依頼してセブン-イレブンで払っている方もいます。

【コンビニ納付の注意点】

バーコード付納付書は、納付金額が30万円以下で次のような場合に所轄の税務署で発行します。

(4) 確定した税額について納税者から納付書の発行依頼があった場合(全税目)

出典 No.9209 コンビニ納付|国税庁

この仕組みは平成20年1月21日からスタートして10年が経ちましたが、1つ問題点がありました。

自宅や税務署以外の会場(確定申告会場)で確定申告書を作成する場合です。

せっかく確定申告書ができてもわざわざ税務署に行って依頼しなければバーコード付の納付書を入手することができません。

そのため、気軽にコンビニ納付ができないという問題点がありました。




2.QRコードによる国税のコンビニ納付【平成31年1月4日~】

平成30年度税制改正大綱では、次のように見直しが予定されています。

国税のコンビニ納付について、自宅等において納付に必要な情報(いわゆる「QRコード」)を出力することにより行うことができることとする。

(注)上記の改正は、平成31年1月4日以後に納付の委託を行う国税について適用する。

出典 平成30年度税制改正大綱 |自由民主党

これにより、平成31年1月4日以後の国税のコンビニ納付については、新たに「QRコード」を自宅などで印刷してそのままコンビニで納付できるようになります。

(1) 確定申告書の作成

電子申告の場合、そのままQRコードが作成できるようになります。

また、確定申告を「書面(=紙)」で行う場合にも同様にコンビニ納付ができるように、税目や税額などの必要事項を入力することでQRコードが出力される仕組みが予定されています。

(2) QRコードの出力

スマートフォンで表示したり、紙で印刷したりしてQRコードが出力できるようになります。

(3) コンビニの端末でQRコード読み取り

各コンビニには、チケット発行などの端末が置かれています。

これでQRコードを読み取らせ、納付書を発行します。

(4) コンビニのレジで納付

発行された納付書をレジで納付します。




3.各コンビニはどう対応するのか?

現在、コンビニ納付に対応しているコンビニは次のとおりです。

  • くらしハウス
  • コミュニティ・ストア
  • サークルK
  • サンクス
  • スリーエイト
  • スリーエフ
  • セーブオン
  • 生活彩家
  • セイコーマート
  • セブン-イレブン
  • デイリーヤマザキ
  • ナチュラルローソン
  • ニューヤマザキデイリーストア
  • ファミリーマート
  • ポプラ
  • ミニストップ
  • ヤマザキスペシャルパートナーショップ
  • ヤマザキデイリーストアー
  • ローソン
  • ローソンストア100

出典 コンビニ納付が可能なコンビニエンスストア|国税庁

(1) セブン-イレブン【QRコード対象外】

nanacoとクレジットカードで税金や公共料金を節約するために気をつけること」で書いているように、クレジットカードの中には電子マネーnanacoへのチャージでポイントが貯まるものがあります。

nanacoチャージと税金支払い

ただ、ほとんどの場合は「固定資産税」や「自動車税」の支払いで、所得税や贈与税は少ない方だと思います。

名古屋市の固定資産税

固定資産税や自動車税は市町村や都道府県からバーコード付の納付書が送られてきます。

一方、所得税や贈与税は自分で税務署に行かないとバーコード付の納付書を入手できないため面倒という方が多かったと思います。

しかし、平成31年1月4日以降はコンビニ納付が簡単にできるようになります。

問題は、QRコード付の納付書についても電子マネーnanaco払いができるかどうか?」ですよね。

そして仮にできたとして、「金額を簡単に分割できるかどうか?」も重要です。

コンビニ納税の上限は30万円までであり、nanacoの支払い自体も25万円が限界です。

そのため、自宅で簡単に金額を分割した納付書が作れるととても楽です。

例えば、5万円の納付書を4枚とか作って分けて払うことができればレジで混乱することも少なくなりそうです。

(2) ファミリーマート【QRコード対象】

ファミリーマート

出典 ファミマTカードクレジット払いによる税金類のお支払い終了のご案内|ファミリーマート

ファミリーマートではかつてファミマTカードでの支払いでもポイントが貯まっていましたが、現在は税金は対象外となっています。

そのため、QRコード付の納付書で支払いができても特典はありません。

(3) ローソン【QRコード対象】

ローソンも同様にQRコード付の納付書で支払いができても特典はありません。

(4) ミニストップ【QRコード対象】

ミニストップでは、電子マネーWAONで上限5万円まで支払いができます。

WAON自体の支払いでは税金についてWAONポイントは付与されません。

しかし、nanacoと同様に、WAONにチャージするときにポイントが貯まるクレジットカードを利用することで間接的にポイントを貯めることができます。

これが可能なのは次の2種類だけです。

  • イオンカードセレクト:WAONポイント(0.5~1.5%)
  • JALカード:JALマイル(0.5~1.0%)

私の妻もイオンカードセレクトを持っているのでこの方法を試したことがあるのですが、チャージの手間と上限5万円ということからnanacoを中心に使っています。

こちらもQRカード付の納付書についても対応するか注目したいところです。




まとめ

来年の確定申告では、QRコード付の納付書で支払ってみたいと思います。

なお、そもそも銀行やコンビニに行って支払うこと自体が面倒だという方は、「振替納税」という仕組みがおすすめです。

振替納税

出典 振替納税手続による納付|国税庁

あからじめ指定した銀行などの預金口座から自動的に税金が引き落とされます。

電気代やガス代など公共料金の自動振替と同じですね。

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