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電子的控除証明書とQRコード付控除証明書とは?

平成30年分の年末調整・確定申告から

  • 生命保険料控除証明書
  • 地震保険料控除証明書
  • 寄附金の受領書

が変わります。

  1. ハガキで送付される控除証明書(従来どおり)
  2. 電子的控除証明書(確定申告のe-Tax)
  3. QRコード付控除証明書(確定申告の書面提出、年末調整)

電子的控除証明書とQRコード付控除証明書という2種類の選択肢が追加されます。


1.電子的控除証明書とは?

「電子的控除証明書」とは、従来の生命保険料控除証明書・地震保険料控除証明書と同じ内容を記載した電子データの控除証明書をいいます。

寄附金の受領書も同様です。

「電子的控除証明書」を発行するかどうかは保険会社や寄附先の団体の「任意」です。

確定申告をe-Taxで申告する場合には、メールで受信した「電子的控除証明書」をそのまま添付書類としてオンライン送信できます。

▼保険会社・寄附先の団体がメールを送信=電子的控除証明書の発行

▼納税者がメールを受信=電子的控除証明書の受取り

▼e-Taxを提出

つまり、1度も紙に印刷することなく電子データだけで完結します。

※現在もe-Taxでは記載内容を入力して送信することで証明書等の提出を省略可能です。そのため




2.QRコード付控除証明書とは?

電子的控除証明書は、年末調整や書面提出による確定申告では使えません。

そこで登場するのが「QRコード付控除証明書」です。

保険会社からメールで「電子的控除証明書」受信後、国税庁ホームページ「QRコード付控除証明書等作成システム」を利用して「QRコード付控除証明書」を作成します。

QRコード付証明書

証明書を家のプリンターなどで印刷して年末調整や確定申告で提出します。

▼保険会社・寄附先の団体がメールを送信=電子的控除証明書の発行

▼納税者がメールを受信=電子的控除証明書の受取り

▽国税庁ホームページにアクセス=QRコード付控除証明書を発行

▽QRコード付控除証明書を自分で印刷

▽年末調整で提出 / 確定申告で書面提出

 

控除証明書等の電子的交付のイメージ

画像出典:「控除証明書等の電子的交付について|国税庁

参考 QRコード付証明書等作成システムについてよくある質問|国税庁




3.利用場面は再発行だけ?

平成30年分からスタートしますが、おそらくほとんど「ハガキの控除証明書」が使われると思います。

利用場面として考えられるのは、控除証明書を失くして再発行する手続きでしょうか。

「電子的控除証明書」や「QRコード付控除証明書」を利用することでネット上(※)で再発行が可能です。

※ハガキの控除証明書の再発行もネット上で可能な場合がほとんどですが。

今後、希望者についてはハガキで控除証明書を送らない代わりにメールで電子的控除証明書を送るようにすすめていくかもしれませんね。

<電子的控除証明書に対応している保険会社の例>




4.2020年以後は年末調整も電子的控除証明書で提出可能に

実はこの制度について、まだ話に続きがあります。

2年後の2020年(平成32年)10月以後は、年末調整でも「電子的控除証明書」の送信が可能になるからです。

年末調整の手続自体が電子化するためで、次のものが対象となります。

  • 生命保険料控除証明書
  • 地震保険料控除証明書
  • 住宅ローン控除申告書
  • 住宅ローン控除証明書
  • 住宅ローンの年末残高証明書

2年目以降の住宅ローン控除も全部電子化して勤め先に提出が可能となるため、平成30年分はその一部がスタートした感じですね。

年末調整手続の電子化

画像出典:政府税制調査会「税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税)」

だんだん年末調整の手続が変わっていくので、上場企業・大企業では電子化が進んでいくと思われます。

一方、中小企業や個人事業の場合は「紙」のままかもしれません。

勤め先がどうするか決めていくと思いますので、それに合わせて対応していきましょう。

まとめ

保険料控除申告書の書き方

年末調整で提出する「保険料控除申告書」の書き方については、次の記事をお読みください。

関連 平成30年分保険料控除申告書の具体的な書き方と記入例を徹底解説

関連 生命保険料控除を簡単に計算してくれる保険会社の計算ツール6選

関連 添付書類の貼り方は?のり・セロハンテープ・ホッチキスのどれが正解?

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