不安はあなたの敵だと思っているかもしれませんが、実は味方です。
えっ!?と思うかもしれませんが、あなたのセンサーが危険を察知しているのです。
「これは何かやっておかないと将来何か起こるかもしれないぞ」
と教えてくれる味方です。
「お金の不安をなくしたい!」
と思うかもしれませんが、逆に不安が増えるばかりではありませんか?
なぜなら、お金の不安も完全になくすことはできないからです。
むしろ大事なのはお金の不安と上手に付き合っていくことです。
マイナスではなく、自分にとってプラスになるようにとらえるのです。
もくじ
まずはお金の不安や悩みを紙に書きだそう!
「「不安」を感じたら紙に書いて「心配」に変えて悩むのをやめよう!」にも書きましたが、チラシの裏でもノートでもなんでもいいので、紙を1枚用意してください。
そして、そこにお金の不安を全部書き出しましょう。
不安リスト(手書き用:PDF)は下記からダウンロードすることができます。
なぜかといえば、自分が思っている以上に不安を理解していないからです。
なんとなく不安を感じてストップしていませんか?
見えないお化けが怖いと思っているように、不安を直視していないのです。
だからまずは紙に書いて、お金に関してどんな不安をもっているのか言語化してください。
「お金の不安がたくさんあるんです!」
と思っている方に質問です。
いくつありましたか?
「たくさん」というのは意味のない言葉です。
100個も200個もありましたか?
そんなわけないですよね。
たぶん10個あればいい方でしょう。
紙に書くことで、自分が何を不安に思っているのかに気づくことができます。
もしかしたら、特に書くことがなくて拍子抜けするかもしれません。
一体何を不安に思っていたのでしょう!
もし不安が書きだせたら、それを自分のパートナーと共有してみてください。
こんなことを不安に思っていたのか!とお互いに驚くかもしれません。
人間は、じっとしているから不安になる。
人間、じっとしていると不安になります。
そして考えれば考えるほど不安になります。
もし不安な気持ちでいっぱいなら、自分がやれそうなことから1つずつ行動してみてください。
「これでいいのか不安です」といって行動しない方がたくさんいます。
それが考えすぎなんです。
考えてから行動しようとするので、自分で勝手に選択肢を消しているのです。
これをやったら時間のムダではないかと考えているうちに、行動できることはたくさんあります。
行動しながら考えていくしかありません。
子どもがすごいのは、考える前に行動している点です。
大人になるにつれて「これは過去の経験からうまくいかないからやめよう」と思うようになります。
一見すると賢いようで実は選択肢をどんどん消しています。
うまくいく人は考える前に行動してどんどん先に行っています。
考えていないわけではありません。
行動してからちゃんと考えているのです。
もし自己流でうまくいかないなら、自分一人で抱えこまずにうまくいっている人に相談しましょう。
それを見つけることだって1つの行動です。
例えば、将来の年金のことが不安なら、自分が60歳になって会社を辞めた後も稼ぎ続けることができれば解消することができます。
月に5万円、年金以外に収入があるだけで生活は変わることでしょう。
では、今何をすれば、将来月5万円の収入を得ることができるでしょうか?
それが行動です。
不安はあなたの味方!
お金の不安を感じたら、それはチャンスです。
「なんかやばいかも」と何かがあなたに教えてくれているのです。
スマホのアラームが急に鳴るように、不安があなたに危機を教えてくれるのです。
不安をなくしたいと思って遠ざけようとするのは、不安から目をそむける行為です。
不安から目をそむけても解決はしません。
だからまずは、自分に不安があることを認めましょう。
一度逃げるのをやめましょう。
大きく深呼吸をして、不安と向き合いましょう。
もし不安がなかったら、あなたはこれから何をすればいいのかすら気づかなかったのです。
多くの人は不安に取り込まれ、考えすぎて動けなくなります。
自分のことを否定したり、自信をなくして何もすることができません。
人生で大事なものの1つは「健康」だと思っていますが、もう1つ大事なのが「気力」です。
たとえ今、お金がなくても健康と気力があれば次の行動ができます。
マイナスではなく、自分にとってプラスになるようにとらえるのです。
不安を感じたら、「おっと、いつものあいつがやってきたな。紙に書くか」と紙とペンを取り出して書いてください。
まとめ
さて、こんな話をして、「何言ってるんだ、それでお金の不安が解消されるわけないじゃないか!」と思う方は、絶対に紙とペンを用意しません。
勝手に自分でお金の不安を書き出すという選択肢を自分で消しているんですね。
今までの話の通りになっちゃうわけですよ、それだと。
後でやればいいや、と思ってやらない方も、忙しい日常生活に流されてやりません。
ため息をつきながらまたお金の不安に取り込まれていくのです。
あなたがまずすべき行動は、「お金の不安」を言葉にすることです。
では、はりきってどうぞ!