毎日のごはん、美味しく食べてますか?
和食・洋食・中華など、いろいろありますが、美味しいものを食べる時間は幸せな時間ですよね。
この記事では、そんなごはんを誰でも簡単に10倍美味しく食べる方法をご紹介します。
※「ごはん」は食事全体をさしています。10倍は個人的な感想なので個人差があると思います!
もくじ
1.ごはんを「食べる」ときに気をつけたい5つのこと
【視覚】まずスマホとテレビを見るのをやめる。
人間は「視覚」で多くの情報を取り入れています。
しかし現代人の目の前にあるものは「スマホ」です。
食事中に「テレビ」を見る人も多いでしょう。
スマホとテレビを見ることで、美味しいごはん自体をあまり見ていません。
「今、何を食べてるの?」と聞かれたら、一瞬、考えてしまうくらい、ごはんに集中していないのです。
もっと目の前のごはんを見ましょう。
今日のごはんは「おにぎり」ですね。
白いご飯が黒い海苔(のり)をきれいにまとっています。
そして、具材はほぐしたシャケと昆布です。
握りたてなら、湯気が上がっているのが見えるかもしれませんね。
そうやって、食べる前によく見るのです。
【嗅覚】次に、香りを感じる。
「嗅覚(きゅうかく)」、つまりごはんの香(かお)りを感じましょう。
炊き立てのごはんの香りがするかもしれませんね。
スマホやテレビに集中していると、香りすら失われてしまいます。
風邪をひいて鼻がつまっている時は、どんなに美味しいごはんが出てきても、なんだか味がしませんよね。
味にとって香りというのは重要な要素の1つです。
食べる前に見た目と香りを楽しむことだけでも、普段のごはんが変わってきます。
【味覚】口の中に入れて、5つの味を感じる。
ごはんといえば「味覚」ですが、味覚には5種類があります。
- 甘味(かんみ・あまみ)
- 旨味(うまみ)
- 塩味(えんみ・しおあじ・しおみ)
- 酸味(さんみ)
- 苦味(にがみ)
他にもあるともいわれていますが、代表的なものはこの5つでしょう。
おにぎりを食べながら、どんな味がするのか注意してみましょう。
おそらく多くは「塩味」を感じるのではないでしょうか。
お米をかむうちに「甘味」を感じるかもしれません。
昆布からは独特の「旨味」を感じます。
1つ1つの味が口の中に広がっていくのを感じましょう。
【聴覚】そして、噛んだ音を聞く。
口の中で味わいながら、同時に、ごはんを噛(か)んだ音を聞いてください。
「聴覚」の世界です。
普段、噛んだ音なんて意識していませんよね。
私は美味しいものを目にすると、まず見るのですが、口に入れて噛むときは、少しの間、目を閉じています。
そうすると、味と香りはもちろんですが、暗闇の中で「噛んだ音」が響きます。
もしパリッとした海苔(のり)がまかれていたら、噛む音を聞いてみてください。
【触覚】さらに、歯ざわりを楽しむ。
「視覚」「嗅覚」「味覚」「聴覚」ときて、最後は「触覚」です。
そうです。
ごはんを10倍美味しくする方法とは、人間の五感をフル活用する方法です。
本来なら、当たり前すぎて大したことがないのですが、残念なことにごはんを食べることに集中していないから、美味しい食べ方を忘れてしまっているのです。
「歯ざわり」とは、歯で噛んだときの感触です。
おにぎりを歯で噛んだときはどんな感触がしますか?
そんなこと、普段思っていませんよね。
おにぎりの写真ばかり5回も登場して、くどかったと思います。
でもそれだけ「集中」してごはんを食べたら、普段のごはんがもっともっと美味しくなるということです。
※そもそも美味しくないものは、これらの方法を使っても無理です(笑)
2.ごはんを「作る」ときに気をつけたい5つのこと
さて、「視覚」「嗅覚」「味覚」「聴覚」「触覚」と五感を利用してごはんを食べるコツをご紹介しました。
逆に言えば、五感をフル活用しやすい状況を意図的に作り出せば、ごはんはもっと美味しくなります。
【視覚】あと1色彩りを加える。
おかずが「茶色」になっていませんか?
特にお弁当なんかは「茶色弁当」になりやすいですよね。
赤・黄・緑、1つでも多くの色を取り入れるようにしましょう。
たとえ自分1人が食べるときであっても、手を抜かないことで美味しく食べることができます。
個人的には野菜を少しでもとるために、「緑」を増やすように気をつけています。
【嗅覚】湯気が出た温かい状態で食べる。
温かいご飯を作ったら冷めないうちに早く食べましょう。
冷めていたら温めなおしをしてから食べましょう。
湯気とともにごはんの香りがただよってきます。
冷たい食べ物の場合は薬味やスパイスを工夫して、香りを感じるといいでしょう。
【味覚】いつもと違う味付けにする。
同じメニューだとしても、味付けを変えるだけで全く別のものになります。
- 甘味(かんみ・あまみ)
- 旨味(うまみ)
- 塩味(えんみ・しおあじ・しおみ)
- 酸味(さんみ)
- 苦味(にがみ)
例えばいつも「塩味」が強い味付けになっているのであれば、レモンやお酢を使って「酸味」を取り入れてみましょう。
あえて「苦味」のある食材を加えて、味を変えてみるのもいいでしょう。
夏になるとゴーヤチャンプルーをよくやりますが、あれも普段はあんまり感じない苦味を感じるのに適しています。
【聴覚】新鮮な食材を使う。
キュウリのように、噛んだときの音が良い食材がありますよね。
でも日にちが経ってしまうとキュウリはしなしなになってきます。
新鮮な素材を使うことで、噛んだ音をたくさん聞くことができます。
春ならタケノコごはんもいいですね。
普段の食事がレトルト食品やインスタント食品ばかりだと、音があまりしません。
そういうときでも、野菜としてキュウリやトマトを切って並べるだけでも「音がする食事」になります。
【触覚】やっぱり新鮮な食材を使う。
聴覚と同じです(笑)
それくらい、新鮮な食材は大事です。
季節の旬な食材だとなおよいです。
今はスーパーに年中同じ野菜が並んでいますが、旬の時期になると、野菜のコーナーも旬の野菜を前面に出すのでそんなに難しく考える必要はないと思います。
肉も魚も新鮮なうちに食べるのが美味しいです。
まとめ
私は美味しいごはんを美味しく食べるのが大好きです。
だから普段、気をつけていることをまとめてみました。
たくさん書きましたが、ごはんを美味しく食べるには、ごはんに集中する、これだけです。
でも実際には、ごはん以外のことに気が散って、集中できていません。
特にスマホは美味しいごはんを邪魔する代表選手です。
人間は、複数のことが同時にできるようにはなっていません。
他のことに集中すると、意識がとぎれとぎれになってしまいます。
ごはんを食べることだけに集中しましょう。
いろいろ書きましたが、この中で今すぐ簡単にできるのは、「噛んでいる間は目をつぶってみる」ことです。
これだけで、今日のごはんが変わりますよ。