2017/03/142 Shares

わかりやすい配偶者控除の確定申告書の作成方法【平成28年版】

配偶者控除の作成手順を徹底解説

この記事では、平成28年分の年末調整で配偶者控除をすることができなかった人が、確定申告で配偶者控除をするために、簡単に確定申告書を作成する方法をご紹介しています。

特に産休・育児休業中で年収が103万円以下になっているのに配偶者控除ができることを知らないでいる方は、この手続きで取り戻せますよ。

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国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用して作成するので、無料で作成ができます。

この流れでは、パソコンで行うことを前提に流れをご紹介しています。

事前準備

まずは「確定申告書等作成コーナー」から「作成開始」を選びます。

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「税務署への提出方法の選択」画面になるので、「書面提出」を選びましょう。

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※電子申告(e-Tax)に挑戦してもいいですが、カードリーダーの購入など負担があるので、個人的には書面提出をおすすめしています。

続いて、パソコンの環境について確認事項が登場します。最近買ったパソコンなら、最初にチェックすればOKです。Windows7以上なら大丈夫です。また、ブラウザは新しいものでないとうまく動作しない可能性があります。

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「所得税コーナーへ」を選びます。

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「入力方法選択」画面になりますが、今回は、給料だけをもらっている人で、年末調整をしている人を想定しているので、1番簡単な「給与・年金の方」で「作成開始」を選びます。

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「1.作成する確定申告書の提出方法」は書面提出なので、「確定申告書を印刷して税務署へ提出」をチェックし、「2.申告される方の生年月日」は自分の生年月日を入力します。

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そして、次の画面では「給与のみ」にチェックをします。

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今回は、給与を1か所からもらい、年末調整が終わっている場合を想定しています。そうではない場合は、別の箇所をチェックしてください。

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そして、「上記以外の控除の追加・変更」をチェックします。

これで準備完了です。

源泉徴収票から給料の情報を入力しよう!

では、お手元に「平成28年分給与所得の源泉徴収票」を用意して、見本のとおり金額を入力します。

(1)・(2)は見たまま入力

(3)・(4)・(7)は入力不要

(5)・(6)は該当あれば見たまま入力

(8)~(14)は該当するものを見たまま入力

(15)・(16)は該当すれば見たまま入力(なければ「源泉徴収票の⑮及び⑯欄のいずれも記載がない」をチェック)

(17)~(22)㉒は該当するものがあれば見たまま入力

(23)は見たまま入力

入力内容を確認して、良ければ次に進みましょう。

これで、給料に関する情報の入力が終了しました。

配偶者控除について入力しよう!

さて、ここからが今回の大事な部分ですね。配偶者(特別)控除の「入力する」を選びます。

すると、配偶者に関する入力画面が出てくるので、順番に入力していきます。

配偶者の氏名、生年月日:入力

配偶者の障害者の該当:該当する場合には選択します。

配偶者の給与等の収入金額:「収入」です。配偶者の「給与所得の源泉徴収票」の「支払金額」を入力しましょう。

国外居住親族:配偶者が海外に住んでいるときに使うので、無視してください。

これで入力が完了です。元の画面に戻ると、配偶者(特別)控除の欄に控除額が入っています。

今回は、給料年収103万円以下のため、配偶者控除が使えて「380,000円」が控除できるようになっています。

 

※ふるさと納税をしている場合は、ワンストップ特例が使えないため、必ず確定申告でも「寄附金控除」に入力してください。

次に進むと税額控除等の内容が出てきますが、特に住宅ローン控除の初年度でもない限りは、そのまま特に何もせずに次に進みます。

さて、これで還付される所得税の金額が表示されます。今回の例では「38,525円」が還付されます。なお、このほかに住民税の方でも節税になっていますが、残念ながらこのソフトでは住民税まで計算してくれません。

※住民税についても、確定申告をすることで、通常は平成29年6月から翌年5月までの住民税が減額されますが、ここではいくら減額されるか計算は出てきません(住んでいる市町村によって若干異なる場合があるため)。

その他の基本情報の入力

最後に、その他の確定申告をするための基本情報を入力します。

「住民税等に関する事項」は、指示に従って入力してください。

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※特に16歳未満のお子さんがいる場合は、「16歳未満の扶養親族の有無」は「あり」にチェックして、お子さんの名前などの入力をします。

氏名、性別、電話番号、世帯主について入力します。

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住所について入力します。郵便番号を正しく入力すれば、自動的に提出先の税務署名も出してくれます。

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※提出年月日、整理番号は任意です。

※「平成29年1月1日の住所」は変更なければ「上記の住所と同じ」をチェックして下さい。

還付される銀行口座の情報を入力します。ゆうちょ銀行とそれ以外の場合で異なります。

そして、平成28年からマイナンバー(個人番号)の入力が必要となりますが、配偶者控除を追加したため、自分だけでなく配偶者の分も必要です。

通知カードや個人番号カードを用意して、それぞれ番号12ケタを入力します。

これで入力はすべて終了です。

確定申告書の印刷

申告書の印刷をします。

「申告書等を全て印刷する」を選んだままにして、「帳票表示・印刷」を選ぶと、PDFファイルが出力されます。

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すると、まず「確定申告書A 第一表」が出てきます。

これがいわゆる確定申告書として有名な書類です。

右上に「印」と印鑑を押す欄があるので、シャチハタ以外で押印しましょう(認印でもOK)。

左下を見ると、「配偶者控除」として控除される金額(380,000円)が記載されています。

お次に「添付書類台紙」があり、ここに、「源泉徴収票の原本」「マイナンバーの本人確認書類(コピー)」を貼ります。

本人確認書類については、書いてある指示に従いましょう。

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そして、「確定申告書A 第二表」も税務署への提出が必須です。

 

もう一度、「確定申告書A 第一表」が出てきますが、これは「控」です。

これを提出すると、税務署から「収受印(しゅうじゅいん)」という受け取ったことを明らかにする印鑑を押してもらえます。

※収受印は、内容の証明ではありませんが、多くの場合、内容を確認するものとして使われています。

※例えば、後日、児童手当の現況確認や保育料の計算、住宅ローンの審査の際に「所得が証明できるもののコピーをください」と言われたときに、源泉徴収票の原本は提出してなくなってしまうので、必ず「控」も出しましょう。

税務署に直接持参すると、その場で印鑑を押してもらえます。

郵送で送る場合には、必ず、自分の氏名・住所を書いた返信用封筒と切手(1枚なので定型なら82円で十分)も一緒に同封してください。郵送はマイナンバーがある関係から、レターパックがおすすめです。

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郵送先の税務署名・住所も印刷されるので、これを切り取って封筒に貼るだけでOKです。

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※税務署に提出するときも、提出先の住所になるので、間違えないようにしましょう。近所だからといって、違う税務署に提出しても受け取ってもらえません。

「作成後の確認事項」についても確定申告書の提出期限がのっているので、さらっと確認しておいてください。

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こで全部終了です。

お疲れさまでした。

念のため、「入力データの保存」で保存をしておくとよいでしょう。

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以上、配偶者控除の方法について徹底解説しました。

所得税の還付は、早ければ数週間~1か月以内で銀行口座に還付されるかと思います。

最後に

配偶者控除に関する記事は、配偶者控除のカテゴリに整理していますので、あわせてご確認ください。

では、あなたの確定申告のお役に立てたら幸いです。

もし、上手にできたら、コメント欄で「できました!」とメッセージをいただけると喜びます^^

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