2019/07/198 Shares

配偶者控除の確定申告書の具体的な書き方・添付書類と申請方法を徹底解説【平成30年分】

配偶者控除の確定申告

この記事では平成30年分の確定申告で配偶者控除または配偶者特別控除をしたい方へ、添付書類や簡単に確定申告書を作成する方法をご紹介しています。

確定申告書は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で無料で作成することができます。

なお、確定申告をするとふるさと納税のワンストップ特例申請が「なかったこと」にされるので要注意です。

ふるさと納税を受けたい場合は確定申告でも必ず記載しましょう。

※そもそも配偶者控除がよくわからないという方や配偶者特別控除とどう違うの?という方は、下記の記事も合わせてお読みください。

関連 配偶者控除と配偶者特別控除の違いと節税額

関連 共働きでも配偶者控除は使えるの?産休・育児休業中は節税のチャンス!


1.配偶者(特別)控除の必要書類

確定申告書を作成する前にまずは必要書類を用意しましょう。

  1. 給与所得者の源泉徴収票(勤め先)
  2. 個人番号カード(マイナンバーカード)または通知カード

このほか還付金を受け取る「銀行口座の通帳」や「印鑑(シャチハタ以外。認印も可)」も用意しましょう。

ネットバンキングの一部には利用できないものもあるのでご注意ください。

  • 利用OK:新生銀行、楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行
  • 利用不可:ジャパンネット銀行、セブン銀行、じぶん銀行、大和ネクスト銀行

関連 国税還付金の受取口座に指定可能な銀行一覧

また、税務署に郵送で提出する場合は、

  • 提出用の封筒(A4が入るもの)と切手(またはレターパック
  • 返信用封筒(A4が横三つ折りで入る長3封筒など)
  • 82円切手(返信用封筒に貼る)

もご用意ください。




2.確定申告書の作成準備

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」のページを開き、「作成開始」を選びます。

配偶者控除の確定申告

▼税務署への提出方法の選択

  • e-Taxで提出する(電子申告)
  • 印刷して書面提出する(税務署に持参または郵送)

の2種類が選べますが、今回は紙で提出する「書面提出」を前提に進めます。

配偶者控除の確定申告

▼推奨環境の確認

OS、ブラウザ、PDF閲覧ソフトの確認をします。最新版を利用していれば特に問題ありません。

配偶者控除の確定申告

▼作成する申告書等の選択

「平成30年分の申告書等の作成」を選んで「所得税」をクリックします。

配偶者控除の確定申告

今回は「給与・年金の方」を前提に説明します。

配偶者控除の確定申告

勤め先から給料をもらっている場合、年金をもらっている場合の作成方法は次の画面がでます。

配偶者控除の確定申告

▼提出方法の選択等

自分の生年月日を入力します。

配偶者控除の確定申告

▼所得の種類の選択

今回は給料だけもらっている場合を前提にしているので「給与のみ」を選んでいます。

年金をもらっている場合は「年金のみ」または「給与と年金の両方」を選びます。

配偶者控除の確定申告

▼給与所得の内容等選択

今回は「勤め先が1か所」で「年末調整済み」の前提にしています。

配偶者控除の確定申告

▼適用を受ける控除の選択

配偶者控除も配偶者特別控除も左下の「上記以外の控除の追加・変更」を選びます。

配偶者控除の確定申告

なお、医療費控除やふるさと納税(寄附金控除)がある場合は、それぞれチェックします。

これで事前準備は完了です。




3.給料情報の入力

ここから給料に関する情報を入力していきます。

「源泉徴収票」を用意しましょう。

▼収入・所得金額の入力

「給与」の「入力する」を選びます。

配偶者控除の確定申告

▼給与所得の入力

源泉徴収票に記載されている内容を入力します。

配偶者控除の確定申告

今回は年末調整で配偶者控除も配偶者特別控除も受けていない前提のため、次の欄は何も記載されていないかと思います。

  • 3欄:(源泉)控除対象配偶者の有無等
  • 4欄:配偶者(特別)控除の額
  • 7欄:配偶者の合計所得

そのため、それ以外の欄で該当するものを入力します。

※6欄の「16歳未満扶養親族の数」にチェックをつけた場合は、後で氏名・続柄・生年月日・別居の場合の住所を記載する画面が出てきます。

それ以外についても入力します。

配偶者控除の確定申告

配偶者控除の確定申告

配偶者控除の確定申告

▼給与所得の入力内容確認

源泉徴収票の「支払金額」と「源泉徴収税額」と合っているか確認しましょう。

配偶者控除の確定申告

▼収入・所得金額の入力

「入力終了(次へ)」を選びます。

配偶者控除の確定申告

これで給料に関する情報の入力は終了です。




4.配偶者情報の入力

▼所得控除の入力

「配偶者(特別)控除」の「入力する」を選びます。

配偶者控除の確定申告

▼配偶者(特別)控除の入力

配偶者に関する入力画面が出てくるので、順番に入力していきます。

配偶者控除の確定申告

  • 配偶者の氏名、生年月日:入力
  • 配偶者の障害者の該当:該当する場合のみ選択
  • 配偶者の給与等の収入金額:配偶者の「給与所得の源泉徴収票」の「支払金額」を入力
  • 配偶者の公的年金等の雑所得の収入金額:配偶者の「公的年金等の源泉徴収票」の「支払金額」を入力
  • 配偶者の上記以外の所得金額:「売上(収入金額)」から「必要経費」を差し引いた後の利益を入力
  • 国外居住親族:配偶者が海外に住んでいるときはチェック

▼所得控除の入力

「配偶者(特別)控除」に控除額が記載されています。

平成30年分の本人と配偶者の所得に応じて1万円~最大38万円のいずれかの金額になります。

配偶者控除の確定申告

※ふるさと納税をしている場合はワンストップ特例が使えないため、必ず確定申告でも「寄附金控除」の入力をしましょう。

※医療費控除をする場合もこの画面の「医療費控除」から入力しましょう。

入力方法は下記の記事を参考にしてみてください。

関連 医療費控除(医療費情報の入力)

関連 ふるさと納税(ふるさと納税情報の入力)




5.税額控除情報の入力

▼税額控除情報の入力

該当するものがあれば入力します。

配偶者控除の確定申告

▼計算結果の確認

「還付される金額」が表示されます。

配偶者控除の確定申告

ふるさと納税をして場合には所得税だけでなく「住民税」も節税になるもので、思ったより節税額が少ないと思うかもしれません。

住民税でどれだけ節税されるのはこのサイトではわかりません。6月頃にわかります。

詳細は下記の記事をお読みください。

関連 ふるさと納税で住民税が還付されるのはいつから?税額控除を確認する簡単な方法

6.基本情報の入力

最後に確定申告に必要な基本情報を入力します。

▼住民税等に関する事項の入力

該当するものあるかないかチェックします。

配偶者控除の確定申告

※今回は「16歳未満の扶養親族」が「あり」の前提にしていますが、いない場合は「なし」にします。

▼住所・氏名等の入力

還付口座の情報を入力します。

配偶者控除の確定申告

氏名・性別・電話番号・世帯主の氏名と続柄を入力します。

配偶者控除の確定申告

郵便番号・住所を入力します。

配偶者控除の確定申告

※「提出年月日」「整理番号」は空欄でも構いません。

▼マイナンバーの入力

個人番号カード(マイナンバーカード)または通知カードにある12桁の数字を入力します。

配偶者控除の確定申告

これで基本情報の入力は完了です。

7.申告書の印刷・申請方法

いよいよ確定申告書の印刷です。

「帳票表示・印刷」を選ぶとPDFファイルが出力されます。

配偶者控除の確定申告

7-1. 確定申告書B 第一表

配偶者控除の確定申告

【税務署に提出】

これがいわゆる確定申告書として有名な書類です。

右上に「印」と印鑑を押す欄があるので、シャチハタ以外で押印しましょう(実印ではなく認印でもOK)。

7-2. 添付書類台紙

配偶者控除の確定申告

【税務署に提出】

次に「添付書類台紙」があり、ここに

  • 源泉徴収票の原本
  • マイナンバーに関する書類(コピー)

を貼ります。

マイナンバーに関する書類については、書いてある指示に従いましょう。

7-3. 確定申告書B 第二表

配偶者控除の確定申告

【税務署に提出】

「配偶者(特別)控除」の欄に配偶者の情報が記載されているか確認しましょう。

7-4. 確定申告書B 第一表 控

「第一表」がもう一度出てきますが、これは「控用」です。

配偶者控除の確定申告

【税務署で押印】

これを提出すると、税務署から「収受印(しゅうじゅいん)」という受け取ったことを明らかにする印鑑を押してもらえます。

収受印は本来内容を証明するものではありませんが、多くの場合に内容を確認するものとして使われています。

例えば、児童手当の現況確認や保育料の計算、住宅ローンの借換えの審査の際に「所得が証明できるもののコピーをください」と言われたときに利用できます。

源泉徴収票の原本は提出してなくなってしまう(そもそも確定申告で内容が変わってしまう)ので、必ず「控用」も提出しましょう。

税務署に直接確定申告書を持参すると、その場で印鑑を押してもらえます。

郵送で送る場合には、必ず、自分の氏名・住所を書いた返信用封筒と切手(1枚なので定型郵便物なら82円で十分)も一緒に同封してください。

申告書一式を郵送する場合は、マイナンバーがある関係からレターパックがおすすめです。

関連 レターパックライト・プラスならコンビニで!購入・支払方法の注意点まとめ

7-5. 確定申告書B 第二表 控

「第二表」ももう一度出てきて「控用」ですが、こちらは提出不要です。手元に保管しておいてください。

配偶者控除の確定申告

7-6. 提出書類等のご案内

「提出書類等のご案内」ではこれまで説明したことも含めて注意点が書かれています。

この用紙の提出も不要です。

配偶者控除の確定申告

郵送する場合は、右下に郵送先の税務署名・住所も印刷されるので、これを切り取って封筒に貼るだけでOKです。

「**税務署 行」の「行」は横に2重線を引いて「御中」とします。

なお、提出する税務署を間違えないようにしましょう。

近所だからといって、自分の住所を担当する税務署とは違う税務署に提出しても受け取ってもらえません。

8.入力データの保存

印刷が終わったら、下記の画面に戻って「次へ進む」をクリックします。

配偶者控除の確定申告

「入力データを保存する」を選ぶと来年の確定申告用にデータを保存できます。

配偶者控除の確定申告

「入力したデータをダウンロード」すると「h30syotoku.data」という名前のファイルがダウンロードされます。

配偶者控除の確定申告

こで全部終了です。

お疲れさまでした。

以上、配偶者控除・配偶者特別控除の確定申告書の作成方法について徹底解説しました。

所得税の還付は、早ければ数週間~1か月以内で銀行口座に還付されるかと思います。

まとめ

配偶者控除・配偶者特別控除に関する記事は、配偶者控除のカテゴリに整理していますので、あわせてご確認ください。

あなたの確定申告のお役に立てたら幸いです。

>>>カテゴリー「配偶者控除」の記事一覧

この記事はお役に立てましたか?  リンクは自由です。ブログでご紹介いただけるととても嬉しいです。

感想や質問、間違いや誤字脱字があれば、「お問い合わせフォーム」やコメント欄(一部閉じています)からお気軽にご連絡ください。なお、コメント欄は運営者の承認後に表示されます。

※税金計算や扶養に入れるかなどの具体的な有利不利の判断についてはこちらから

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

この記事のURLとタイトルをコピーする