2019/03/07

固定資産税の精算(日割り計算)とは?

固定資産税は、1月1日に土地や家屋を所有している人にかかります。

「1月1日に持っていなければ固定資産税がかからない」と思いますが、実際にはそうなっていません。

  • 「分譲住宅」を購入する時
  • 注文住宅で「土地」を先に購入する時

には購入代金のほかに、固定資産税相当も合わせて支払うのがふつうです。

これは、固定資産税の精算(日割り計算)と呼ばれるものですが、法律的にはリセットする義務はどこにもありません。

あくまで法律上、固定資産税は、1月1日に持っている人が払ってね、となっているだけです。

しかし、売り主としては「私は途中で手放すんだから、あとの期間の分の固定資産税はあなたが負担してよね」ということで、日割り計算をして負担をそれぞれで分けあいます。

まあ、そこまではしかたないか、と思うところですが、日割り計算には2パターンあります。

関連 固定資産税はいつ払う?いくらぐらいかかる?


1.関東エリアは1月1日~12月31日で日割り計算

主に関東エリアでは、1月1日をスタートの日にして日割り計算をすることが多いです。

例えば、6月1日を引渡し日とすると、

  • 売主:1月1日~5月31日の151日分
  • 買主:6月1日~12月31日の214日分

となります。

もし固定資産税が10万円なら、買主の負担は約5.8万円です。




2.関西エリアは4月1日~翌年3月31日で日割り計算

一方、関西エリアでは、4月1日をスタートにして日割り計算をすることが多いです。

例えば、6月1日を引渡し日とすると、

  • 売主:4月1日~5月31日の61日分
  • 買主:6月1日~3月31日の304日分

となります。

もし固定資産税が10万円なら、買主の負担は約8.3万円です。

この場合、関東と関西で2.5万円の差があります。




3.4月1日始まりの日割りは「買主」が不利!

地域の慣習にもよるので、厳密にこの通りに関東か関西かで分かれるわけではありません。

例えば、私が住んでいる愛知県では「4月1日始まり」の日割り計算が多いような気がします。

では、「1月1日始まり」の日割り計算と「4月1日始まり」の方が買主の負担の日数が増えてしまって不利なんですね。

「4月1日にはおかしい! 1月1日で精算すべき!」

という話は昔からよくあります。

しかし法律上、固定資産税は日割りという考え自体がないため、税金的には正しいとかおかしいという考えはありません。

これはあくまで「価格」を決めるときの1つの要素にすぎないからです。

売主が「4月1日始まりで日割り計算をしなければ売買に応じない」と言えば、それまでです。

このあたりは、売主と上手に価格交渉するしかないのかな、と個人的には思うところです。

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※税金計算や扶養に入れるかなどの具体的な有利不利の判断についてはこちらから

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