2017/08/143 Shares

医療費控除とセルフメディケーション税制を併用する共働き夫婦の裏技

結論から言えば、夫婦のうち1人が医療費控除をやって、もう1人がセルフメディケーション税制を利用することで、共働き夫婦が2つの制度を併用することが可能です。

併用1

どういうことなのか、順番に見ていきましょう。


セルフメディケーション税制とは?

平成29年からセルフメディケーション税制がスタートしました。

詳細は、次の記事で解説していますが、スイッチOTC医薬品という特定の薬を年間12,000円を超えて購入すると節税ができる仕組みです。家族の分もまとめられるので、意外とハードルが低いです。

関連 セルフメディケーション税制とは?薬を買って新しい医療費控除で節税しよう!

例えば、愛知県の有名な薬局の1つであるスギ薬局(東証一部上場)でもスイッチOTC医薬品を購入するとセルフメディケーション税制が使えるということで、案内がされています。

ネット上でもセルフメディケーション税制の対象医薬品が販売されています。

→ 【楽天市場】 セルフメディケーション税制対象医薬品を探す!

従来の医療費控除とは併用不可!

さて、このセルフメディケーション税制は、従来からある医療費控除とは併用ができません。

  1. 従来の医療費控除⇒医療費が原則10万円超で利用可能
  2. セルフメディケーション税制⇒スイッチOTC医薬品購入費が12,000円超で利用可能

医療費控除は病院や診療所における診察代や治療代、そして薬局で処方される薬代やドラッグストアで治療目的で購入する薬代も対象です(対象が幅広い)。

一方、セルフメディケーション税制はドラッグストアなどで購入する薬代のうちスイッチOTC医薬品の購入費だけが対象です(対象が狭い)。

医療費は10万円を超えているし、スイッチOTC医薬品の購入費も12,000円を超えている場合には、併用ができないため、いずれか自分にとって有利な方を選択することになります。

・・・でも、1人で両方使えたらいいのに、と思っていたら、共働き夫婦に限って裏技がありました。

共働き夫婦ならそれぞれ別の制度を使うのもOK

厚生労働省の【PDF】セルフメディケーション税制に関するQ&Aの中で、公式に次のように説明がされています。

Q5 同一世帯の中に、従来の医療費控除により申告する人と、この税制により申告する人がいて構いませんか。

それぞれが所得控除を申告することができます

例えば、夫が医療費控除、妻がセルフメディケーション税制を利用する場合です。

併用1

あるいは逆に、夫がセルフメディケーション税制、妻が医療費控除を利用する場合です。

併用2

正直、どっちが有利かは、実際に計算してみないとわかりません。

ただ、従来の医療費控除については原則10万円を超えないと使えませんが、「年間10万円以下でも医療費控除ができる共働き世帯の裏ワザ」で書いたように、給料だけをもらっている人ですと、年収ベースで310万円以下なら10万円を超えなくても使える場合があります。

そのため、夫では医療費控除が使えないけど、妻なら医療費控除が使えるという場合は、夫がセルフメディケーション税制、妻が医療費控除を利用する方が有利になるかもしれません。

最後に

いずれにしても1年経ってみないと医療費控除が使えるのか、セルフメディケーション税制が使えるのかがわからないので、領収書(レシート)はちゃんと保管しておきましょうね。

※平成29年分から確定申告書に領収書を添付する必要がなくなりますが、それでも保管は義務になるので、必ず保管しておきましょう。

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