2018/01/131 Shares

仮想通貨の最大のリスク!税金は大損してお金が手元になくても追いかけてくる!

仮想通貨投資は危ないと言っていても、実際には「元手が0円」になるから大丈夫だ、という意見もあって、レバレッジをきかせるFXに比べると確かにそうなのですが、実は「税金」についてだけ言えば、FXと比べて最悪のシナリオが存在します。

<現在考えられる最悪のシナリオ>

201×年××月××日に仮想通貨を100万円で購入

2017年12月31日の仮想通貨の評価額1億円で別の仮想通貨に交換(評価額1億円)

2018年1月1日にその別の仮想通貨が暴落して1億円の損が出て増える見込みなし(評価額0円)

2018年3月15日に約5000万円の税金の支払い(税金計算は分かりやすくするためにざっくり半分にしていますが、実際にはその人の年収などで変わります)

ん???


1.仮想通貨で別の仮想通貨を買っても利益確定

仮想通貨のチャート

まだまだ知らない方が多くて怖いのですが、現金にしなくても仮想通貨の利益は確定します。国税庁の「[PDF] 仮想通貨に関する所得の計算方法等について」では、次のように書かれています。

3 仮想通貨と仮想通貨の交換

問 保有する仮想通貨を使用して他の仮想通貨を購入する場合(仮想通貨と仮想通貨の交換を行った場合)の所得の計算方法を教えてください。

(例)

3月9日 2,000,000 円(支払手数料を含む。)で 4ビットコインを購入した。

11月2日 他の仮想通貨購入(決済時点における他の仮想通貨の時価 600,000円)の決済に 1 ビットコイン(支払手数料を含む。)を使用した。

ビットコインで他の仮想通貨を買ったわけですね。現金にしてないから利益も何もないじゃないか、と思うかもしれませんが、そうではありません。

答 保有する仮想通貨を他の仮想通貨を購入する際の決済に使用した場合、その使用時点での他の仮想通貨の時価(購入価額)と保有する仮想通貨の取得価額との差額が、所得金額となります。

上記(例)の場合の所得金額は、次の計算式のとおり、100,000 円です。

600,000 円 - (2,000,000 円÷4BTC)× 1BTC = 100,000 円

【他の仮想通貨の時価(購入価額)】【1ビットコイン当たりの取得価額】【支払ビットコイン】 【所得金額】

※ 上記の購入価額とは、他の仮想通貨を購入する際に支払う仮想通貨の総額を日本円に換算した金額をいいます。

つまり、3月に1ビットコインあたり50万円で購入して、それを使って他の仮想通貨60万円分を購入したとすると、あんたその段階で「10万円儲かってるよね」とみられるわけですね。

お金をお金に両替したのに税金を取るの!?と思うかもしれませんが、そこが仮想通貨のややこしいところです。

最初に書いたように、1億円の仮想通貨を他の1億円の仮想通貨に交換すると、何も起こらないように思うかもしれませんが、その段階で、

1億円(交換時の評価額)-100万円(最初の購入額)=9,900万円の利益

が確定してしまうのです。

したがって、12月31日に利益確定のため、9,900万円の利益に対する税金が課税されます(他に損などがなければ)。

2.年をまたぐと税金計算がリセットされる

仮想通貨リセット

もう1つ怖いのが、現在の制度では年をまたぐと税金計算がリセットされる点です。

つまり、「2017年に行った仮想通貨の取引」と「2018年に行った仮想通貨の取引」は、税金計算上、何の関係もないということです。

2017年6月30日に1億円利益が出て、7月1日に1億円損失が出たら、同じ2017年中の出来事なので、プラスマイナスゼロですね。

2017年:1億円の利益+1億円の損失=プラスマイナスゼロ

しかし、2017年12月31日に1億円利益が出て、2018年1月1日に1億円損失が出たら、全くの別物として取り扱われるのです。

2017年:1億円の利益→税金かけるよ!

2018年:1億円の損失→残念だったね!でも昨年の税金は3月15日までに払ってね

というわけで、手もとにお金がないのに税金だけがやってくるという最悪のパターンができ上がります。

2017年に儲かっても2018年に破産しないように

実はFXでも昔、似たようなことがありました。

専業主婦でウン億円FXで儲かって確定申告をしないで脱税した人もいましたが、同時に住宅ローンの返済にあてるはずのお金をFXに使い込んでしまった専業主婦もいました(専業主婦の方、何かすみません)。

しかし、儲かった人の中には破産者も出ています。それは、前年は儲かったけど、翌年2月とかに為替が大変動して、失ってしまったために納税資金が払えなかった人たちです。

怖い怖い。

その後、FXは2012年から一律20%の申告分離課税というやさしい制度に変わりました。

FXの税金

出典:楽天証券「2012年1月より店頭FXの税制が変わりました! ~税制改正3つのポイントをチェック~

FXについては、ロスカットや追証といったデメリットが存在するのですが、税金の制度については仮想通貨よりも進んでいます。

もともと仮想通貨と同じ税金的には厳しい制度でしたが、2012年からは申告分離課税(他の給料などとは一緒に税金計算しない)で税率も一律20%です。

まとめ

FXが一律20%になるまでしばらくかかったので、仮想通貨も同様に時間がかかるのではないかと思います。

最低でも、年末に大きな利益確定する方(もう他の仮想通貨へ交換してしまった方も含めて)は、「半分は納税資金」として残して、「残り半分」で他の仮想通貨に投資をするのが保守的だと考えます。

coincheck(コインチェック)
https://coincheck.com/

Zaif(ザイフ)
https://zaif.jp

仮想通貨は「年末ジャンボ宝くじ」くらいに思って、大事なお金にまで手をつけないようにしましょう。

関連 【仮想通貨の税金】ビットコインの利益に税金はかかる?確定申告の計算の注意点

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