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子どものマイナンバーを「個人番号カード」にする必要がない3つの理由

この記事では、子ども(0歳~20歳未満)のマイナンバーを「個人番号カード」にする必要がないと考える3つの理由についてご紹介します。


そもそも「個人番号カード」とは?

マイナンバー(個人番号)を証明するものとして、2種類のカードがあります。

1つ目の「通知カード」は、2015年(平成27年)10月以降に皆さんのお手元に届いたかと思います。

2つ目の「個人番号カード」というのは申請が必要で、裏面にマイナンバーが記載される写真付きカードです。
通知カードと個人番号カード

出典:延岡市|通知カードと個人番号カードは、どう違うの?

マイナンバーの通知カードと一緒に、「個人番号カード」にしましょうというお知らせが入っていたかと思います。

通知カード
この真ん中にあるのが個人番号カードの申込み用紙となります。

我が家も子どもたちの通知カードが届きましたが、さて、個人番号カードを子どものうちから作る必要はあるのでしょうか?

国としては、全員にどんどん個人番号カードを作ってほしいようですが、なぜ作るべきなのかという理由はピンと来ていない人も多いと思います。

個人的には、まだ利用される場面はほとんどないため、特に子どもについては必要ないと考えています(2017年9月時点)。

そもそも個人番号カードは制度の開始からまもなく2年になりますが、9月1日時点での交付率は全国で9.6%しかありません。

理由1:子どもの個人番号カードの有効期限は「5年」しかない

実は個人番号カードには、パスポートと同じで有効期限があります。

 所有者が20歳未満の場合:発行から5回目の誕生日

所有者が20歳以上の場合:発行から10回目の誕生日

つまり、未成年の場合は「5年」です。

個人番号カード比較

出典:延岡市|通知カードと個人番号カードは、どう違うの?

個人番号カードには「顔写真」をつけるのですが、子どもは成長によって顔が変わると考えられるので、パスポートと同様に、5年と短くしているのです。

まあ、0歳の赤ちゃんの写真と5歳の子どもの写真だって、全然違うと思いますけどね・・・。

そして、5年後どうなるかというと、おそらく市区町村で更新をしようとすると、更新手数料を取られる可能性があるでしょう(市区町村ごとに決めるので、無料のところもあれば有料のところもあってバラバラでしょう)。

延岡市も「手数料初回無料」とわざわざ明記しています。裏を返せば、2回目以降は有料というわけでしょうか。

まあ、仮にお金がかからなかったとしても、手続きは必要です。

つまり、早く動けば動くほど、結果的に多くの手続きが必要となります。

極端な場合で考えると、

  1. 0歳で取得(1回目→5年間有効)
  2. 5歳で更新(2回目→5年間有効)
  3. 10歳で更新(3回目→5年間有効)
  4. 15歳で更新(4回目→5年間有効)
  5. 20歳で更新(5回目→10年間有効)

となんと大人になるまでに4~5回も手続きが必要です(厳密には5回目の誕生日ベースなので最初のタイミングによって少し違うかもしれません)。

一方、20歳になるまでは個人番号カードにしなければ、

  • 20歳で取得(1回目→10年間有効)

となります。

だから、大人になってからでもいいのではないかと考えます。

理由2:必要な場面は事実上、まだない!

そもそも、子どものマイナンバーが必要な場面はいつでしょうか?

現在、年末調整の時に子どものマイナンバーを扶養控除等申告書に記載する場面が1つです(勤め先によって平成28年分は書かせない場合もあるので、勤め先の指示に従ってください)。

16歳以上なら「B 控除対象扶養親族(16才以上)」の欄に書きます。

マルフ1

16歳未満なら「16歳未満の扶養親族」の欄に書きます。

マルフ2

このとき、顔写真付きの個人番号カードは必要でしょうか?

例えば、コピーをつけて会社に提出するとかです。

答えは、不要ですよね。

マイナンバー、つまり「個人番号」を書くだけでOKです。

確定申告でも同様に、個人番号カードでなければならない理由はありません。

もう1つ、使われる場面があります。

それは、児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当の現況届です。

この手続きについては、各市区町村によって異なりますが、私が住んでいる市では、子どもの通知カードのコピーも提出が必要でしたが、個人番号カードまでは必要がありませんでした。。

それだけであれば、メリットがありません。

というより、ただ更新手数料を取られるだけです・・・。

【追記】2017年9月25日:自治体ポイントスタート

自治体ポイント

自治体ポイントは、「1自治体ポイント=1円分」として、地域の商店街での商品購入、公共施設の利用料、およびオンラインでの物産の購入等に利用できるポイントです。

出典:自治体ポイント

個人番号カードの利用場所が増えます。

また、自治体ポイント以外にも図書館利用カード、体育館利用カード、商店街利用カードとしての役割が想定されています。

ただし、まだ利用できる自治体は少ないので、まだまだですね。

理由3.個人番号カードは単なる「写真入りの身分証明書」ではないから!

さて、個人番号カードは単なる「写真入りの身分証明書」ではありません。

・・・ただ、運転免許証やパスポートと決定的に違うのは、「マイナンバー(個人番号)」が裏面に入っているということです。

通知カードと個人番号カード

出典:延岡市|通知カードと個人番号カードは、どう違うの?

「マイナンバーの管理は厳重に」と国が言っておきながら、一方で「同時にどんどん作ってね」と言っている個人情報のオンパレードがこの個人番号カードです。

なぜわざわざそんな「危険物」を作るんだ、というのが正直なところです。

【追記】2017年9月25日

図書館利用カード、体育館利用カードなんかは子どもでも使うかもしれませんが、「個人番号カード」は子どもがうっかり落としたりするには個人情報が入りすぎているので個人的にはおすすめしません。

最後に

子どもの「通知カード」はずっと使うものになるので、大事な書類をしまうところに一緒にしまいましょう。

ちなみに私(nerona)は新しい制度を追いかけるために「個人番号カード」をあえて作りました。

どうなるか、このブログで追いかけたいと思います。

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