2018/08/012 Shares

住宅ローン控除の年末調整|連帯債務や2か所以上借りている場合の記載方法

2年目の住宅ローン控除

2年目の住宅ローン控除を年末調整で受けるときによく質問があるのが、

  • 連帯債務で借りている場合はどう書けばいいの?
  • 2か所以上で住宅ローンを借りている場合はどう書けばいいの?

という点です。

ネットで検索しても詳しく説明しているものがなくて困ってしまいますよね。

結論から言えば、1年目の住宅ローン控除に提出した「確定申告書」を見てください。

確定申告書を見て書けば、簡単に書けますよ。


1.連帯債務で借りている場合の年末調整書類の書き方

連帯債務がある場合のポイントは次の2つです。

  • 連帯債務による住宅ローンの年末残高の金額
  • 備考欄の書き方

連帯債務の場合は「住宅ローンの年末残高の証明書」に合計金額が記載されているだけです。

夫婦で借りたなら、年末残高のうち夫の分はいくらいか、妻の分がいくらかがわかりません。

そのため、1人で借りている時とは違って、この2か所の書き方が変わります。

なお、夫が1000万円、妻は900万円というように別々に借りている場合(連帯債務ではない場合)は、住宅ローンの年末残高も証明書でハッキリとわかるので、このようなことをする必要はありません。

1-1.連帯債務による住宅ローンの年末残高の金額

連帯債務

連帯債務がある場合には、1欄の「新築又は購入に係る借入金等の年末残高」の金額は、

住宅ローンの年末残高×負担割合

となります。

この「負担割合」というのは、1年目に住宅ローン控除の確定申告で作成した「(付表2)連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書」という書類に書かれています。。

▼確定申告時の「(付表2)連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書」

連帯債務計算書1

連帯債務の負担割合

14欄に「連帯債務による借入金に係る各共有者の負担割合」として負担割合を計算しているはずです。

割り切れない場合も多いと思いますが、小数点以下第2位まで計算します。

この割合こそ、2年目の住宅ローン控除の年末調整で利用する負担割合です。

1-2.連帯債務の場合の「備考欄」の書き方

備考欄では、1の「連帯債務による住宅ローンの年末残高の金額」を補うために説明を書きます。

備考欄

「連帯債務による住宅借入金等の年末残高」には、金融機関からくる「住宅ローンの年末残高の証明書」の年末残高の合計額を記載してください。

記入例では2か所から合計3,950万円を借りているので、その金額を記載しています。

「備考欄」には、他の連帯債務者に関する情報を記載します。

年末調整は「勤務先」ごとに行います。

他の連帯債務者は違う勤務先に勤めているのがふつうなので、それぞれ相手の状況を書くようになっています。

<記入例>

私は連帯債務者として、右上の住宅借入金等の残高3,950万円のうち1,975万円を負担することとしています。

と書いて、他の連帯債務者の方の住所・氏名・押印をします。

共働きの場合には、さらにその下に勤務先の住所と会社名を書きます。

「私は連帯債務者として~」の「私」とは、あなた自身ではなく、あなたと一緒に借りた配偶者や親のことです。

間違いやすいので注意しましょう。




2.住宅ローンを2か所以上で借りている場合の年末調整書類の書き方

住宅ローンを2か所以上で借りている場合には、1欄の「新築又は購入に係る借入金等の年末残高」に注意が必要です。

各銀行から送られてくる「住宅ローンの年末残高の証明書」に記載された年末残高を合計して記載します。

年末残高の合計額

例えば、

  • A銀行:1,000万円
  • B銀行:975万円

の場合は、1,975万円と記載します。

なお、2か所以上から住宅ローンを借りていて、かつ、連帯債務の場合には、

  • 2か所以上から住宅ローンの年末残高の合計金額を計算する
  • 「1の金額」×「負担割合」で自分の負担部分を計算する

という流れになります。




まとめ

2年目以降の年末調整における住宅ローン控除の記載方法については、次の記事もあわせてお読みください。

関連 【2年目の住宅ローン控除】 連帯債務の負担割合や2か所以上借りている場合はどう書けばいいの?

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