2018/03/093 Shares

あなたの行動にブレーキをかけるのは、ただ1つ、あなたの心だけ。

会社を辞めてパートやアルバイトをしながら食堂(その名も「未来食堂」)をはじめるために修行を重ねた著者、小林せかいさんは、「そうやって気ままにチャレンジできるのも独身だから」というコメントをよくいただいたそうです。

しかし、「未来食堂」を形にした著者は実際には結婚しており、6歳の子どもがいて、さらに妊娠5か月という状況でした。

「そうやって気ままにチャレンジできるのも独身だから」と言っている人は、厳しい言い方をすれば、「私は独身ではないからチャレンジできなくても仕方がない」と自分で自分の逃げ道を作っていたに過ぎません。

環境が、あなたの行動にブレーキをかけるのではありません。

あなたの行動にブレーキをかけるのは、ただ一つ、あなたの心だけなのです。

『日経WOMAN』ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017 小林せかいさんの受賞スピーチより





なぜこの本を読むことにしたのか?

さて、2018年1月に入ってからこのブログ「書庫のある家.com」のリニューアルをコツコツとしています。

このブログ自体は2016年9月にWord Pressでスタートしましたが、その前身である旧ブログをlivedoorBlogで2010年9月10日にはじめてからなので、合計7年以上経過しています。

旧ブログ

その間に、コンセプトとか記事の書き方とかいろいろ変わってしまったのですが、私にとってブログというのは、「自分のお店」を経営しているみたいなものです。

どうやってお店(ブログ)を飾ろうかとか、どうやったら喜んでもらえるだろうか、工夫しようと思ったらキリがありません。

そして、自分のブログのリニューアルにあたり、飲食業界で変わった方法でお店を切り盛りしている著者の小林せかいさんに興味を持って、本を読むことにしました。

この本から学んだことは?

「自分がやりたいこと」を深堀りする

「AとBならBのほうが世間受けが良さそうだ」と、無意識に世間受けすることを選んでいませんか?(P35)

いきなり激しく同意してしまったのがこの部分です。

それはつまり、私自身が「世間受け」しない世界を楽しんでしまう方だからですね。

例えば、みんなが「これからは○○の時代じゃー」とか言ったら、私は「いってらっしゃーい」と送り出す側です。

なぜ私が世間受けすることに乗っからないかというと、答えは簡単で、「そこには”自分”がいない」のです。

著者は『他でもない自分がやりたい理由』と表現していますが、本当に自分がやりたいことは何なのかを深堀りしていないと、簡単に挫折しますよ。

それに、私は「自分が死ぬほどやりたくないことで成功すること」ほど苦痛はないんじゃないかと思っているので、うまくいってもツラいんじゃないかなあ、と想像してしまいます。

私がこのブログを書いているのは、これが他でもない私がやりたいことだからです。

それ以上の理由はありません。そしてそれを自分は納得しているのだと改めて本を読んで気づきました。

「当たり前」を解体する

自分が未来食堂を始めるにあたり疑問に思った「当たり前」は、「なぜ飲食店にはメニューがあるのだろう」ということでした。(P39)

未来食堂では日替わり定食1種類だけで注文を取る必要がないので、座席に座ったら「5秒」で料理が出るそうです。

なんで世の中の飲食店では注文を取っていろいろなものを作ってお客を待たせるんだろう、という当たり前を疑った結果だそうですが、さすがにその発想は怖いです(笑)

「ブロガー」に対して当たり前だと思われているものについて、私は従来から当たり前を疑って行動してます。

例えば、「ブロガーは顔出ししないと個性が出ない」と主張する人がいますが、顔を出さないと個性が発揮できないと思っている時点で個性がないと私は考えているので、その質問は意味がありません。

ブログのリニューアルでも、改めて「ブログ」の当たり前って何だろうかを考えた結果、その当たり前を疑って、「そうじゃないんじゃないの?」という視点でこれから1年かけてリニューアルしていきます。

例えば、「ヘッダー画像」って、毎日変わったらダメですか(笑)?

あるもので考える

「ご飯と作り置きのおかずや、梅干しだけでも、お客様が喜ぶのであればそれで良いのです。」

「大切なのはお客様がそれで納得していること」(P51)

この点については、ちょうどブログのリニューアルを考えるにあたってずっと引っかかっていたことでした。

というのも、1人の人間が書ける記事は限界があります。

私でもフルで書いても年間で1,000記事(1記事当たり2,000文字以上)が限界ですし、そこまでリソースを割くわけにはいきません。

そうすると、自ずと年間に書ける記事は限界がありますし、何より過去の記事も時間が経つにつれてメンテナンスが必要になってきます。

・・・だからこそ、「できる範囲、あるもので考える」ことが重要となってきます。

となれば、「あれもない、これもない」と言っている場合ではないので、「制約」がある中で、一体自分はブログで何をしたいのかを絞って考えなければなりません。

大切なのは、読者が納得していること。

自分があれもこれもと手を広げてパンクするのではなく、読者が納得できる範囲に持って行くことが重要だと改めて気づきました。

その結果、ひとまず8つあった「親カテゴリー」を4つに絞りました。

「注文住宅」、「ポイント」、「税金」、「読書」です。

このブログはこの4つを伝えるために存在し、それ以外は深追いしません。

自分の時間は有限なので、有限な時間の中のできる範囲でやれることを深堀りしていきます。

徹底的に既存を学ぶ

「今までにないことを始めるにあたり心配はなかったのですか?」とよく聞かれますが、基礎である<既に世にあること>を徹底的に学習することによって<新しいこと>が成功する確率が上がるだろうと確信していたので、いたずらに心配することはありませんでした。(P72)

著者は料理のスキルを徹底的に上げるために最寄りの2つの区立図書館にある料理本をすべて読破したそうです。どうも学ぶときにはトコトン学ぶ方のようです。

 

私のブログに話を戻すと、今回のリニューアルにあたり、過去に出ているブログに関する本、特に最近のものではなく古い本を読み返しました。

そうすると、10年経っても変わってない本質が残ってるんですね。

そりゃ、ブログサービスなんてはなしにならないくらい変わってますが、人が誰かに伝えたいという気持ちは何千年も変わらないですから。

表面的なテクニックではないものを改めて確認することができました。

『5倍ルール』―質の高い情報を簡単に入手する方法

『5倍ルール』とは、『自分が提供したい内容の5倍の価格のものに慣れ親しむ』ことです。私の場合、未来食堂のランチは800円(初回のみ900円)ですので、ランチ価格が4000円程度のお店に通い、レシピやサービスを学びます。

これは正直なところ、本を読んでいる中で1番驚きました。

そして、自分でも取り入れるならどうしようかとちょっと考えてしまいました。

ブログでは、あんまり数字で測れるのものが見つからなかったので。

1つ思いついたのは、「自分の5倍のPV(ページビュー)があるブログ」に学ぼうというところでしょうか。

「自分と同じPVのブログ」に学んでも、それほど大きな学びはありませんが、「自分の5倍のPVがあるブログ」ともなると、根本的に発想が異なります。

といってもブロガーさんでは5倍のPVがあるものはちょっと難しかったので、大規模サイトから学んでます。

確かに発想が全然違うので質の高い情報がゲットできています。

「来てください」と言わない理由

未来食堂では、日中の営業で考えたことや、新しいシステム導入の経緯。「こんなことを考えています」ということを正直に伝えるようにしています。

「来てください」と言うことはありません。そんな宣伝文句よりも先に「内側」を伝えるべきなのです。(P146-147)

というわけで、「こんなことを考えています」ということを私が伝える手段として、本を読んで私がどうやって活かしているかを伝えるために、この記事を書くことにしました(笑)

確かに自分も、他の方のそういう「内側」を見るのが好きだもんなあ(『情熱大陸』とか好きです)。

私は見てのとおり、一般的な「書評」が書けません。

特にビジネス書は「使うもの」だと思っているので、「あらすじ」よりも、「それで、あなたは本を読んで何が変わったの?」ということが知りたいからです。

「自分の何か」を変えたくてビジネス書を読んでいる人は、「この本は良い本でした。めでたしめでたし」なんて言葉が聞きたいわけではありませんよね。

そうはいっても「使うってよくわからない!」という方に、私はこう考えているこう実践しているということを伝えて、何か1つでも「そういえば、私も○○に使えるかも!」と思っていただければこれ以上うれしいことはありません。

 

因数分解がすごく大事

【出口】僕は因数分解がすごく大事だと思うのです。

一人で何かを考える時にも、人と何かについて議論をする時にも、その問題をできるだけ要素に分けて、頭を整理し、何が本質的に問題で、本質的にやるべきことは何なのか、誰とやるのか、どのようにやるのか、というようにできるだけ要素に分けてから、全体像を見たほうがいいと僕は思っています。(P243-244)

巻末ではライフネット生命保険会長の出口治明さんとの特別対談が載っていますが、この引用部分は出口さんの発言です。

因数分解の重要性は昔から私も感じるところであり、複雑にからみあった状態のまま、無理矢理問題解決をしようとしてもうまくいきません。

会社員時代、何度も因数分解をすることで救われました。

むしろ、1つ1つの構成要素にときほぐしてからその1つ1つに対して「どうしたらいいのか?」を考えるのが王道だと考えます。

学生時代、「数学なんて勉強して将来何の役に立つんだ!」と思った方はたくさんいると思いますが、少なくとも「因数分解」という考え方は、問題解決のアプローチの1つとして役に立ちます。

大事なのは、数学の問題自体を解くことではありません。

日常生活の中で「1つ」だと思っているかたまりを「因数に分解する」のが大事なのです。

これをブログ運営に置き換えると、ブログでは、記事を書く・・・だけではなく、いろいろな因数がありますよね。

例えば私の場合、ブログのカスタマイズのコアな部分はプロにお願いしています。

これからWEBデザイン自体も変えていきますが、それもまた、プロにお願いしていきます。

「ブログ運営」を因数分解した結果、記事を書いたり、校正をしたり、添削をしたり、ヘッダー画像を作ったり、記事のアイキャッチ画像を作ったり、テーマをカスタマイズしたり・・・といろいろな「因数」に分かれ、その中で私の強みは「記事を書くこと」であり、「それ以外の部分」については、できる範囲でその道のプロにお願いすることにしました。

人に頼むのだけでなく、「ツール」を使うのも1つの考え方ですね。

大事なことは、「因数分解」して、1つ1つについて自分はどうするかを考えるということです。

まとめ

ブログリニューアルの話をしていたので、まるで「ブログ論」みたいになってしまいましたが、著者は「未来食堂」で、私は「書庫のある家.com」で、それぞれ、自分がやりたいことを実現していくのみです。

あなたの行動にブレーキをかけるのは、ただ1つ、あなたの心だけ。

裏を返せば、「心」次第で自分の行動にアクセルをかけてくれるってことですよね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^ この記事はお役に立てましたでしょうか。感想や質問、お気づきの点があれば、「お問い合わせフォーム」やコメント欄からお気軽にご連絡ください。なお、コメント欄は私の承認後に表示されます。税金計算や具体的な有利不利の判断についてはこちらから

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