個人型確定拠出年金(iDeCo)は小規模企業共済等掛金控除!年末調整書類の書き方の注意点|2022年版

3 min

小規模企業共済等掛金控除

この記事では、「個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)」の掛金を払っている方を対象に、年末調整の書類の書き方について解説しています。

 

個人型確定拠出年金は「保険料控除申告書」を使います。

右下の「小規模企業共済等掛金控除」の欄に書きます。

保険料控除申告書

 

※生命保険料控除なども含めて次の記事で解説しています。

関連 保険料控除申告書の具体的な書き方と記入例を徹底解説

 

※年末調整に関するまとめ記事はこちらをお読みください。

関連 わかりやすい年末調整書類の書き方と申請方法


個人型確定拠出年金でも「給与天引き」なら申請不要!

確定拠出年金には種類があります。

年末調整で書類に記載が必要なのは「本人が自分で支払っている場合」です。

 

例えば会社が給料から天引きしている場合(事業主払込)には、会社が金額を把握しています。

厚生年金保険料と同じように書かなくても年末調整の計算に会社が含めてくれます。

 

ただし、年末調整の際に控除が漏れている場合もたまにあります。

年末調整の結果で源泉徴収票をもらうので、個人型確定拠出年金の分も控除されているか確認しましょう。

関連 源泉徴収票のわかりやすい見方とチェックポイント




個人型確定拠出年金の「控除証明書」はどこから届く?

「小規模企業共済等掛金払込証明書」は国民年金基金連合会から10月下旬に発送されます。

よく誤解がありますが、この小規模企業共済等掛金払込証明書は「証券会社」から来ません。

 

あくまで証券会社は窓口です。

最終的には「国民年金基金連合会」で管理しているため、小規模企業共済等掛金払込証明書も国民年金基金連合会からやってきます。

 

なお、iDeCoを今年の終わりの方で開始すると、翌年1月頃に届きます。

年末調整に間に合わない場合は、忘れずに自分で「確定申告」をしましょう。

 

また、10月~12月の掛金の金額を変更するなど証明書と金額が異なる場合には再発行が必要です。

各証券会社のホームページに再発行の手続き方法が書かれているのでご確認ください。




個人型確定拠出年金は「小規模企業共済等掛金控除」の欄に書こう!

年末調整で配られる書類のうち「保険料控除申告書」の右下に個人型確定拠出年金の金額を記載します。

4つに分かれていますが、「確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金」の欄に金額を記載します。

個人型確定拠出年金

今年中に支払った掛け金の金額を書きます。

(例)

月1万円(年間12万円)支払い⇒「120,000円」

ふつうは10月~12月に払う見込み額も一緒に証明書に記載されています。

年末調整の際には「小規模企業共済等掛金払込証明書」の原本を提出しましょう。




なぜ小規模企業共済等掛金控除なのか?

「国民年金と同じ”年金”とあるのに、なぜ書く欄が違うの?」

と疑問に思う方もいるかと思います。

社会保険料控除

社会保険料控除の対象は

  • 国(国民年金、厚生年金)
  • 市町村(国民健康保険、介護保険)

が運営するものです。

 

次の保険料や掛金が控除の対象となります。

  • 国民年金の保険料
  • 厚生年金保険の保険料
  • 国民健康保険の保険料
  • 健康保険の保険料
  • 介護保険料
  • 国民年金基金の掛金

実は1952年(昭和27年)に「社会保険料控除」が導入される前には、全額控除の対象にしていいのかと問題になったことがありました。

しかし強制的に払わなければならない点から全額が控除の対象となりました(国民年金基金は今も任意ですが)。

また、本人が払えない場合は家族が代わりに払うこともあるので、社会保険料控除は家族が支払っても控除ができます

そのため「保険料を負担することになっている人」という欄があります。

社会保険料控除

 

例えば、大学生の子どもの国民年金保険料を代わりに支払っている方もいるでしょう。

それも支払った本人が控除できます。

小規模企業共済等掛金控除

一方、小規模企業共済等掛金控除は、もともと「小規模企業共済掛金」のために設けられた別の控除です。

小規模企業共済は、個人事業主や中小企業の役員の退職金目的で加入します。

そのあと種類が増えました。

  • 小規模企業共済
  • 企業型確定拠出年金
  • 個人型確定拠出年金
  • 心身障害者扶養共済

 

当初は小規模企業共済を「生命保険料控除」の対象とする案もあったようです。

しかし

「これは生命保険じゃなくて社会保険に近いよね」

ということで、1967年(昭和42年)に「小規模企業共済掛金控除」という名称で控除が設けられました。

その後で追加された個人型確定拠出年金も企業型確定拠出年金もそうですが、これらは払うか払わないかは「任意」です。

そのため本人だけに控除は限定されています。

 

例えば平成29年から専業主婦も個人型確定拠出年金に加入できるようになりました。

しかし、妻の「個人型確定拠出年金」はあくまで妻しか控除ができません。

「専業主婦だから節税できないので夫の方で控除できないか?」

という質問がよくありますが、できません。




まとめ

個人型確定拠出年金(iDeCo)の控除証明書は毎年10月から11月に送られてくるので、なくさないように保存しましょう。

控除証明書の貼り方については、次の記事を参考にしてみてください。

関連 添付書類の貼り方は?のり・セロハンテープ・ホッチキスのどれが正解?

 

※年末調整に関するまとめ記事はこちらをお読みください。

関連 わかりやすい年末調整書類の書き方と申請方法

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※税金計算や扶養に入れるかなどの具体的な有利不利の判断については税金の相談方法をお読みください。
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30代共働き。書庫のある家に住んでます。お買い物情報やお得なポイント情報が好きです。年末調整や確定申告のやり方もご紹介⇒ 運営者詳細 / お問い合わせ

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