2018/01/156 Shares

生活防衛資金として会社員なら生活費6か月分を自営業なら1年分を貯めよう!


生活防衛資金を貯めるべき理由、それは「安心して毎日ぐっすり眠るため」です。

私の仕事はずっと「お金に関する相談」だったので、お金のことばかり普段から考えていて、先日も夢の中でお金の話が出てきましたが、ふつうの方は、「お金のことをできる限り考えなくていい生活」を目指すことをおすすめします。

「お金のことを0%考えなくていい生活」は、逆に無理がありますが、例えば、「80%」くらい、お金のことを考えてしまうのなら、その割合を下げていって、例えば、50%とか、30%とか、10%くらいになると、いいですよね、という話です。

そのときに重要になるのが「生活防衛資金」です。

まず、生活防衛資金として、あなたが「会社員」や「公務員」なら、最低でも「生活費の6か月分」を貯めましょう

私のように会社を辞めて独立した「自営業」や「フリーランス」の場合は、最低でも「生活費の1年分」を貯めましょう。


1.生活防衛資金は「精神安定剤」だ!

人生何が起こるかわかりませんが、地震などの自然災害、リストラやうつによる失業、急な病気による長期入院など、そういうものが起こるんじゃないかという不安を埋めることは難しいですが、どんなことにも「備える」ことはできます。

その1つの方法が「生活防衛資金」を貯めておくことです。

お金を貯めておくことで「経済的余裕」をもたらしてくれるのですが、それ以上に重要なのが、「精神的余裕」です。

普段から、「例え失業しても、自分には生活防衛資金があるじゃないか」と思うことができれば、精神的に安定します。

例えば、失業して転職活動を始めたものの、貯金がほとんどないために早く転職活動を終了しないといけないと焦った結果、転職に失敗し、「転職先の会社ですぐに辞めてしまってさらに転職活動が厳しくなった方」を見てきました。

貯金がないばかりに、ブラック企業で「辞めるに辞められない方」も見てきました。

生活防衛資金は精神安定剤です。

お金を貯めることで、精神的な余裕も貯めましょう

そうすれば、「余裕のある行動」をすることができます。

2.生活防衛資金は「いくら」貯めればいいの?

生活防衛資金の話をすると、「いくら」貯めればいいのか、という話題がよく出てくるのですが、世帯によって状況が異なるので、正解はありません。

独身とDINKS(夫婦のみ)と子育て世帯では、異なりますし、住宅ローンの有無でも異なりますね。

例えば、家計管理に関する本を読むと、「会社員」なら自己都合の退職のときに失業保険が出るまでの生活費の3か月分まで持ちこたえられたらいいから「生活費の3か月分」が必要だという方もいます。

一方、長期入院や自営業で不安定な収入を考えたら「生活費の1年分」が必要だという方もいます。

「生活費の2年分」はないと不安という方もいます。

どれも、その人にとっては正解でしょう。

1つだけ言えるのは、「自分と家族がいくらあれば安心なのか」ということです。

つまり、「自分と家族が精神的余裕をもてる金額」を貯めましょうというのが、私は正解だと考えています。

会社員や公務員なら「生活費の6か月分」、自営業やフリーランスなら「生活費の1年分」と最初に書きました。

それを聞いて、「それでは少ない!」と思えば、もっと貯金すればいいでしょうし、「そんなになくても自分はすぐ転職できる、新しい仕事を見つけられる」と思うなら、生活防衛資金を少なく見積もってもいいでしょう。

ただ、個人的には「生活費の3か月分」より少ないと、少なすぎる気がしますし、「生活費の2年分」を超えると逆に多すぎる気がするので、生活費の3か月分から2年分の間のどこかで自分と家族が安心できる金額が目安と考えます。

ちなみに、「あの人が生活費の3か月分貯めているから、自分も3か月分貯めよう」というのは、「あの人と同じ」という安心感があるので精神的には安定するかもしれませんが、前提条件が違う場合が多いので、あまりおすすめしません。

その人は実は専門的な能力を持っていたりコネがあったりして、すぐに経済的に復活できるかもしれませんからね。

目安にするのはいいですが、決して、「自分の前提条件」を無視してマネするのだけはやめましょう。

3.生活防衛資金は「どこ」に貯金すればいいの?

では、金額が決まったので「どこ」で貯めておけばいいの?ということを次に考えるのですが、私の考えは「引き出しやすい銀行口座の普通預金」が1番良いと思っています。

生活防衛資金は「すぐに引き出せる」ことが大事です。

せっかく貯めても引き出すのに手間ひまがかかるのでは、「あそこに預けておいて大丈夫だろうか」と余計なことで悩むことになりかねません。特に、災害時にすぐに引き出せないのは困るわけです。

証券会社の口座やネット専業バンクでも預けることはもちろんできるのですが、非常時のことを考えると、近所に「支店」があるゆうちょ銀行、メガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行)、地元の地方銀行や信用金庫などであれば、通帳がなくても身分証明だけで引き出せるため良いと考えます。

※東日本大震災以降、災害時の引出し方法が変わっているので、自分が預けている銀行がどのように対応しているかも確認しておきましょう。

引き出しやすさを考えて、定期預金よりも「普通預金」がいいですね。

定期預金も今は超低金利で利息は期待できないため、むしろ引き出しやすい普通預金の方がコスパが良いくらいです。

また、「通常の生活資金用口座」と銀行口座を分けて生活防衛資金を貯めてもいいかもしれません。




4.「生活費」を減らせば生活防衛資金も減る!

生活防衛資金は、「年収」ではなく「生活費」を基準に考えています。

当然、生活費が月30万円の方と月20万円の方では、「生活費の6か月分」といっても、180万円と120万円で、60万円も違います。

「生活費の1年分」なら360万円と240万円で120万円も違いますね。

逆に言えば、生活費をスリム化すれば、生活防衛資金もスリム化することができます

生活費の6か月分なんて無理!という方は、まずは、生活費自体を見直して、スリム化を目指しましょう。

生活水準が上がると、生活防衛資金もメタボになっていきますからね。

5.生活防衛資金が貯まったら「保険の見直し」を!

保険の営業のセールストークで、「貯金は三角、保険は四角」という有名な図があります。

貯金は三角保険は四角

例えば、万が一のことがあったときに500万円のお金が必要になるとして、貯金で貯めると一定期間がかかって少しずつ増えていくので「三角形」になるのに対して、保険なら、加入さえすれば万が一のことが起こったときにいきなり500万円が手に入るので「四角形」ですよ、というのがその理屈です。

これ自体は正しいので、子どもが産まれたばかりの夫婦で貯金がまったくないような場合には、こういう保険(生命保険)に入って万が一のこと(夫の死亡)に備えるという点では、保険は素晴らしい金融商品だと思います。

・・・しかし、この図は疑問もあります。

「万が一のことが起こらなかった」場合は、こうなるからです。

保険なし

貯金はお金が残りますが、生命保険は何もない(掛捨て。貯蓄性のないもの)、つまり誰もが保険金を受けるとは限りません。

保険が「四角形」になるのは、保険金が支払われる理由が発生したときに限られるということです。

当たり前のことですが、その万が一のときに必要なお金の分だけ「生活防衛資金」が貯まっていれば、もうその金額については無理して保険で備える必要はありません。

だからこそ、生活防衛資金が貯まったら、今ある保険の見直しをしましょう。

「保険」の中には、「貯金(生活防衛資金)の不足分」を補うものがあると思います。

つまり、重複して備えている可能性があります。

その場合には、重複している部分を「貯金(生活防衛資金)だけ」にするわけですね。

「保障額」をよく確認してみましょう。

なお、いきなり全部なくす必要はありません。

あくまで「必要な保障額」だけ残して、余った分については保障額を引き下げて毎年支払う保険料を減らすのも良いでしょう。新たな貯金に回すこともできます。

6.生活防衛資金が貯まったら「投資」も考える?

投資は「余裕資金」で行え、と言われます。

私はお金に色をつけて、

  1. 生活資金(ふだんの生活費を出すお金)
  2. 生活防衛資金(もしもの備えのお金)
  3. これら以外のお金=余裕資金

の3つに区分しています。

余裕資金については、少額(月数千円~1万円)で「インデックス投資」をはじめるのがよくあるおすすめコースです。

ちなみに私は、「確定拠出年金」の仕組みの中で、インデックス投資をしています。

確定拠出年金の掛金相当が節税になるので、毎月2万円ずつ(年間24万円)掛金を払っています。

※他に自営業なので退職金目的で「小規模企業共済」も利用してます。

まあ、株式・投資信託などの金融商品への投資が合わないという方もいるかと思いますので、余裕資金で積極的に「自己投資」をするのもアリだと思います。

例えば本を読んだり、セミナーや勉強会に参加したり、自分磨きをしてもいいでしょう。

まとめ

我が家では私が自営業、妻が勤め人ですが、子どもが小さいのと住宅ローンの返済があるので、生活費の1年半相当として「600万円」を生活防衛資金として貯金しています。

ご自身の最適な生活防衛資金を貯めて、経済的・精神的な余裕を手に入れましょう。

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