2017/05/222 Shares

会社員ならまずは生活防衛資金として生活費6か月分を貯めよう!

理由:安心してぐっすり眠るため

ぐっすり

私の本業はお金に関する相談なので、お金のことばかり普段から考えていて、先日も夢の中でお金の話が出てきましたが、ふつうの方は、「お金のことをできる限り考えなくていい生活」を目指すことをおすすめします。

0%考えなくていい生活は、逆に無理がありますが、例えば、80%くらい、お金のことを考えてしまうのなら、その割合を下げていって、例えば、50%とか、30%とか、10%くらいになると、いいですよね、という話です。

そのときに重要になるのが、「生活防衛資金」です。

まず、生活防衛資金として、会社員なら生活費の6か月分を貯めましょう

自営業の場合は、1年分貯めましょう。

生活防衛資金は「精神安定剤」だ!

人生何が起こるかわかりませんが、地震などの自然災害、リストラやうつによる失業、急な病気による長期入院など、そういうものが起こるんじゃないかという不安を埋めることは難しいですが、どんなことにも「備える」ことはできます。

その1つの方法が「生活防衛資金」を貯めておくことです。

お金を貯めておくことで、「経済的余裕」をもたらしてくれるのですが、それ以上に重要なのが、「精神的余裕」です。

普段から、「例え失業しても、自分には生活防衛資金があるじゃないか」と思うことができれば、精神的に安定します。

例えば、失業して転職活動を始めたものの、貯金がほとんどないために早く転職活動を終了しないといけないと焦った結果、転職に失敗し、転職先の会社ですぐに辞めてしまったような人を見てきました。

貯金がないばかりに、ブラック企業で「辞めるに辞められない人」も見てきました。

生活防衛資金は精神安定剤です。

お金を貯めることで、精神的な余裕も貯めましょう。

そうすれば、余裕のある行動をすることができます。

生活防衛資金は「いくら」にすればいいの?

生活防衛資金の話をすると、「いくら」にするか、という話題がよく出てくるのですが、人によって状況が異なるので、正解はありません。

会社員なら自己都合の退職のときに失業保険が出るまでの生活費の3か月分まで持ちこたえられたらいいから「生活費の3か月分」という人もいます。

長期入院や自営業で不安定な収入を考えたら「生活費の1年分」という人もいます。

「生活費の2年分」ないと不安という人もいます。

どれも、その人にとっては正解でしょう。

1つだけ言えるのは、「自分と家族がいくらあれば安心なのか」ということです。

つまり、「自分と家族が精神的余裕をもてる金額」を貯めましょうというのが、私は正解だと考えています。

会社員なら6か月分、自営業なら1年分と最初に書きました。

それを聞いて、「それでは少ない!」と思えば、もっと貯金すればいいでしょうし、「そんなになくても自分はすぐ転職できる」と思うなら、生活防衛資金を少なく見積もってもいいでしょう。

ただ、3か月分より少ないと、さすがに少なすぎる気がしますし、2年分を超えると逆に多すぎる気がするので、生活費の3か月分から2年分の間のどこかにおさまればと思います。

ちなみに、「あの人が生活費の3か月分貯めているから、自分も3か月分貯めよう」というのは、「あの人と同じ」という安心感があるので、精神的には安定するかもしれませんが、前提条件が違うので、あまりおすすめしません。

その人は、専門的な能力を持っていたり、コネがあったりして、すぐに復活できるかもしれませんからね。

目安にするのはいいですが、決して、自分の前提条件を無視してマネするのだけはやめましょう。

生活防衛資金は「どこ」に貯金すればいいの?

では、金額が決まったので、どこで貯金するの?ということを考えるのですが、私の場合は、「引き出しやすい銀行口座」が1番良いと思っています。

生活防衛資金は、「すぐに引き出せる」ことが大事です。

せっかく貯めても引き出すのに手間ひまがかかるのでは、「あそこに預けておいて大丈夫だろうか」と余計なことで悩むことになりかねません。特に、災害時にすぐに引き出せないのは困るわけです。

証券会社の口座やネット専業バンクでも預けることはもちろんできるのですが、非常時のことを考えると、近所に「支店」があるゆうちょ銀行、メガバンク、地元の地銀や信金などであれば、通帳がなくても身分証明だけで引き出せることでしょう。

また、引き出しやすさを考えて、「普通預金」がいいですね。

できれば、通常の生活資金と銀行口座を分けることをおすすめします。

生活防衛資金が貯まったら「保険の見直し」を!

保険の営業のセールストークで、「貯金は三角、保険は四角」という有名な図があります。

貯金は三角保険は四角

例えば、万が一のことがあったときに1000万円のお金が必要になるとして、貯金で貯めると一定期間がかかるので、三角になるのに対して、保険なら、いきなり1000万円が手に入りますよ、というものです。

これ自体は正しいので、子どもが産まれたばかりの夫婦で貯金がまったくないような場合には、こういう保険(生命保険)に入って万が一のこと(夫の死亡)に備えるという点では、保険は素晴らしい金融商品だと思います。

・・・しかし、この図は疑問もあります。

「万が一のことが起こらなかった」場合は、こうなるからです。

保険なし

貯金はお金が残りますが、保険は何もない(つまり掛捨て)、つまり誰もが保険金を受けるとは限りません。

保険が四角になるのは、保険金が支払われる理由が発生したときに限られることを忘れていけない、ということです。

当たり前のことですが、その万が一のときに必要なお金の分だけ「生活防衛資金」が貯まっていれば、もうその分を保険で備える必要はありません。

だからこそ、生活防衛資金が貯まったら、今ある保険の見直しをしましょう。

保険から貯金へ

そもそも、保険で貯金(生活防衛資金)の足らないところを補っていたものを、貯金(生活防衛資金)だけにするということですね。

「保障額」をよく確認しましょう。

全部なくすのはちょっと、という場合は、保障額を引き下げて保険料を減らすのも良いでしょう。

生活防衛資金が貯まったら「投資」も考える?

投資は余裕資金で行え、と言われます。

生活資金(ふだんの生活費を出すお金)と生活防衛資金(もしもの備えのお金)以外のお金=余裕資金ですが、まずは、少額(月数千円~1万円)でインデックス投資をはじめるのがよくあるおすすめコースです。

ちなみに私は、確定拠出年金の仕組みの中で、インデックス投資をしています。

確定拠出年金の掛金相当が節税になるので、毎月3万円ずつ(年間36万円)掛金を払っています。

まあ、株式・投資信託などの金融商品への投資が合わないという方もいるかと思いますので、余裕資金で積極的に「自己投資」をするのもアリだと思います。

最後に:「生活費」を減らせば生活防衛資金も減る!

生活防衛資金は、「生活費」を基準に考えています。

当然、生活費が30万円の人と20万円の人では、6か月分といっても、180万円と120万円で、60万円も違います。

逆に言えば、生活費をスリム化すれば、生活防衛資金もスリム化することができます

生活費の6か月分なんて無理!という方は、まずは、生活費自体を見直して、スリム化を目指しましょう。

生活水準が上がると、生活防衛資金もメタボになっていきますからね。

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