2017/05/298 Shares

なぜ「家づくりノート」を作ると良い家づくりができるのか?

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家づくりの真のパートナーを手に入れよう!

書庫のある家(一条工務店のi-cubeで建築)を建てたneronaです。

人生の中で1番高い買い物は、「住宅」という点では、皆さん共通の思いだと思います。

もちろん賃貸だって、一生家賃を払い続ければ大きな金額になります。

しかし、賃貸なら別のところに引っ越すことが可能なので、「失敗したな」と思っても、住まいを変えることはできます。

一方で、家を建てたり買う場合には、賃貸と違って一発勝負です。

「3回家を建ててやっと満足した家になる。」

という言葉もありますが、人生の中で3回も家を建てることは多くの人にとっては無理でしょう。

そのため、夢の一戸建てを手に入れるためには、慎重の上に慎重を重ねて決断しなければなりません。

そんな人生の中で最も重要なイベントにもかかわらず、住宅建築・購入は初めてのことなので、思ったようなゴールにたどり着けないどころか落とし穴に落ちるかもしれません。

そこで私がおすすめするのが「家づくりノート」です。

※この記事は、私が2012年、家づくりを終えた頃に書いた記事ですが、さらに5年が経ったので、加筆修正しています。

「家づくりノート」とは?

「家づくり」と書きましたが、注文住宅だけでなく分譲住宅でも、ノートを作ることは大事だと思います。

なぜなら、家を建てるか、買うかというのは「手段」の違いであって、「目的」は共通しているからです。

目的とは、一言で言えば、「自分と家族が今より幸せになるため」、これにつきると思います。

自分と家族が今より幸せになるために、注文住宅を建てる。

自分と家族が今より幸せになるために、分譲住宅を購入する。

あくまで大事なのは、「目的(ゴール)」です。

だからこそ、「家づくりノート」を通じて、「目的(ゴール)」がぶれないようにするのが大事なのです。

家づくりノートは、自分と家族が今より幸せになるための「目的」を確認するためのツールです。

カーナビは、「目的」をセットすれば、そこにたどり着くための道すじを示してくれます。もし、道をはずれたとしても、ゴールがどこにあるのかを常に思い出させてくれて、軌道修正してくれます。

しかし、家づくりにはカーナビはありません。

だからこそ、自分たちで家づくりノートをつくるのです。

なお、注文住宅の方が決めることが多すぎますし、私自身も注文住宅で家を建てたので、以下は「注文住宅」を中心にして書きたいと思います。

「家づくりノート」の見本は?

さて、「家づくりノート」といっても、何も私が考えたものではありません。

いろいろなところで取り上げられています。これらを参考にするだけでも良いと思います(いずれも2012年から2013年あたりの記事ですが、今読んでもまったく問題ない内容です)。

●家づくりコンサルタントの雑記帳

参考 家づくりノートのススメ

●イエマガ

参考 家づくり便利ノート(テンプレート集)

●無印良品の家

参考 家づくり応援ノートをチェックしようよ!

●マイベストプロ京都

参考 家づくりノートのススメ!

STEP1:ノートを1冊用意する。

まずは、なんでもいいからノートを1冊用意しましょう。

パソコン・タブレットではなく、アナログのノートをおすすめします。

なぜかというと、STEP2で「住宅に関する折込広告や住宅展示場のパンフレットをとにかく集めて貼る」ことについて書きますが、パソコンやタブレットにのりづけするわけにはいきません。

スマホで写真を撮ることも考えられますが、バラバラな情報を1つのノートにまとめていくことが大事なので、ここはアナログでいきましょう。

家に使わずに残っている大学ノートでも、100円均一のノートでも、スケッチブックでもなんでも結構です。

そして、必ず1冊にこれから情報をすべて集約していきます。

別に何でもいいと思うのですが、テンションが上がるノートがいいですね。

我が家の家づくりノートは「キャンパスノート」を利用しました。

間取りを書くのにマス目があった方がよかったので、「方眼タイプ」にしました。

例えば、こんな感じで書きました(全部書いているのは私です)。

・・・本当に簡単な絵ですが、このくらいでもいいんです。

とにかく、イメージを形にしましょう。

STEP2:ノートに貼って貼って貼りまくれ!

家づくりのスクラップブック

ノートを手に入れたら、すぐに始めていただきたいのは、住宅に関する折込広告や住宅展示場のパンフレットをとにかく集めて貼ることです。

家で新聞をとっている方は、土日に住宅に関する折込広告がたくさん入ってくると思います。

家づくりをはじめると、普段はそのまま見ないで廃品回収に出していたチラシも、なんだか気になりますよね。

気になった間取りや設備が載っていれば、是非集めてください。

別にそれがマンションだとしても、「ピン」ときたものがあれば、なんでもOKです。

その他にも、住宅展示場のパンフレット、住宅に関するフリーペーパーや雑誌の切り抜き、インターネットをプリントアウトしたものなど、住宅をイメージできるものを集めてノートに貼ります。

例えば、私の場合はこんな感じで貼っていきました。

トイレを検討した時のものですが、雑誌から切り抜いて貼ってました。

雑誌と言っても、駅などに置いてあるフリーペーパーなのですが、これがまた、ハサミで切るにはためらいもなくいけるのでいいんですね。

右の切り抜きは「トイレの引き戸」を検討していたときに、「音は大丈夫?」と自分でメモを追加しています。

また、タンクレストイレも検討しましたが、「予算があれば」というメモがあります。

何かで調べて、8~20万円くらいかかるというメモが残っています。

最終的には、赤い2重線がひかれて、予算の関係で不採用になりましたが、ここに書いて、優先順位をつけた結果です。

家族でイメージを共有しよう!

注文住宅の場合、こういったイメージをたくさん集めておくと、間取りや設備を決めるときに、家族でイメージを共有することができます。

なぜかといえば、自分以外の家族が考えているイメージなんて、わかっているようでわかっていないのです。

でも、ビジュアル化しておけば、「私はこういう設備がほしい」とか、「自分はこういう間取りにしたい」とか、こだわりがハッキリわかります。

そして同時に、すべての希望を叶えるのは難しいことも、わかってきます。

だからこそ、その中から、優先順位を決めて「採用したいもの」を考えておくと、後でケンカにならなくてすみます。

また、情報を集めることで、自然と住宅に関するアンテナの感度が上がります。

「これ、何かの参考になるんじゃない?」

と周囲にあるものが今までと変わって見えてきます。

関連 注文住宅は「家づくりのコンセプト」を最初に決めましょう!

コツは、間取りごとにページを分けること!

注文住宅の場合は、玄関、リビング、キッチン、ダイニングなど間取りごとにページを分けると分かりやすいと思います。

例えば、玄関(収納)のイメージを見開き2ページにまとめたものですが、いろいろな雑誌の玄関に関する切り抜きを貼ってます(右下なんてはみ出てます)。

集めていくうちに、自分たちはこういう家に住みたいんだというイメージが固まっていきますし、貼ってはみたものの、「なんかこれ、違うかも」と気づくこともあるでしょう。

また、「玄関」の検討には一条工務店のi-cubeのカタログから切り抜いて貼ってイメージを固めました。

家「以外」のことも貼りまくれ!

このほか、土地から探す場合や、分譲住宅の場合には、「周辺環境」がよくわかるマンションの折込広告も集めると参考になりますよ!

エクステリア(外構工事)についてもこの段階から、どんどん情報収集しておきましょう。

関連 外構工事の業者はどう選ぶ?一条工務店で家を建てた私の7つの体験談

素敵な庭の写真を貼れば貼るほど、ワクワクしてきますよ!

STEP3:先輩ブロガーの記事をメモしよう!

この記事を読んでいただいているということは、他のブロガーさんの記事も読んでいただいているのではないかと思います。

さて、ブログの記事を読んで、「おっ!」と思うことがあったら、みなさんはどうしていますか?

間取りのアイデアや自分が知らなかった設備・オプション、失敗談なんかはとても参考になります。

記事を「お気に入り(ブックマーク)」しているかもしれませんね。

Evernote(エバーノート)を使っている?

なるほど、そうですか。

でも、できればその情報を「家づくりノート」にメモしてみてはいかがでしょうか。

ポイントだけで結構です。

例えば、「土地探し」をしていたときに、ノートにはとりあえず左上に見出しとして「土地探し」と書いていました。

これ、アンテナを自分の中で立ててるんですね。

そうすると、ブログや本などで気になった情報が見つかると、その下に書いていました。

例えば、「雨の日にも見に行くといいですよ」というブログの記事があって、なるほどな~、と思って書き足しました。

これ、すぐにメモしておかないと、「なんかこの前ブログで見た気がするんだけど・・・なんだっけ、忘れた」を防ぐことができます。

とある本には、「平日・休日の昼・夜の4回場面を変えて見に行く」とありましたが、確かに「休日の昼」、しかも「晴れた日」にばかり土地を探していたので、「これだ!」と思う土地があったら、場面を変えて何度も足を運んで決めました。

関連 土地の価格の調べ方!実際に売買された値段で相場を知っておこう!

メリットとデメリットを比較せよ!

また、「2階」に「浴室」を持ってくるにあたり、ノートにそれぞれメリット・デメリットをブログの記事を検索したりして、まとめていきました。
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2階浴室は不安ではありましたが、ブログ記事でいろいろな意見を見ているうちに採用することにしました。

2階浴室賛成派、反対派、それぞれの主張をまとめて、どういうメリットがあるのか、どういうデメリットがあるのかを比較しました。

ここまで調べて考えてダメだったら、それはもうしかたがないというくらいまで悩みましたね。

ちなみに、住んでみてわかったメリットとデメリットについては次の記事に書いています。

関連 住んで分かった2階浴室&洗面所のメリットとデメリット(Web内覧会#32)

人間は、書くことで「ひらめく」!

不思議なことに、ときどきノートにメモしていると、違うアイデアを思いつきます。

そりゃもう、全く関係ないことなんですね。

トイレのことをメモしているのに、そういえば、パントリーの扉はこうしたらいいんじゃないか、とかふと思いつくことがあります。

たぶん、「書く」という行為をしているうちに、頭が働いているのではないかと思います。

アナログの良いところですね。

というわけで、これからブログを読むときには、ぜひとも家づくりノートを横に置いてください。

「なんかいいネタないかな~」と思いながら読むと、先輩ブロガーさんのブログを120%活用できると思いますよ。

STEP4:住宅展示場に行く必ずもっていけ!

効果1)アイデアを忘れない!

正直なところ、ブログの記事でもらったアイデアは・・・忘れます(笑)

なんかどこかで見た気がするけど誰のだったかな、と分からなくなっても、ノートがあればすぐに思い出せます。

そういう意味では、アイデアだけでなく、できる限り、ブログか記事のタイトルもメモしておいた方がよいですね。

例えば、パントリーについては、とても素敵な収納をしていたブロガーさんの収納方法を見ていました。

このアイデアもらった!とばかりにこういうのできないかな~、と思ってノートに書いていて、打合せのときにはことあるごとに思い出していました。

実際には、優先順位の関係でできないこともありましたが、それでも、できる限り理想に近づけることができました。

効果2)相手に伝わる!

ここからノートの真の力が発揮されます。

例えば、「温かい感じの家にしてほしい」と言葉で言っても、温かい感じのイメージは、人によって全然違ったりします。

でも、「こんなイメージにしてほしい」とノートの「写真や絵」を見せれば、営業さんも設計さんも言葉だけよりも理解しやすくなります。

コミュニケーション不足で家づくりがうまくいかないのは、お互いに不幸な話ですが、ノートをもって行くことで、足らない部分を補ってくれます。

我が家の場合、リビングの背面に書庫スペースを作りたかったのですが、手書きで書いたイメージは当初こんな感じでした。

・・・いいんですよ、こんなので(なんで英語で書いているのかはさておき)。

結果的にこのような感じで、イメージどおりの書庫が誕生しました。

角度は違うのでわかりづらいですが、実際に、手書きでノートに書いたイメージとほとんど同じような間取りが実現しています。

設計さんが「こういうのはどうですか?」と私の絵を見て提案してくれたものです。

ちょっとした雑誌やチラシの切り抜きをたくさん家づくりノートに貼りましたよね?

これらがまた、細かいイメージを伝えるのにいい仕事をしてくれますよ。

効果3)相手が緊張感を持ってくれる!

打合せの最中、メモしてますか?

大事なことは、必ずその場でノートに書きましょう。

書いていると、相手も「この人には中途半端なことは言えないな」と緊張感が生まれます。

ノートを拡げてメモを取るということは、「あなたの言葉をしっかり聞いてますよ」というサインです。

相手のプロ意識を引き出しましょう。

なお、ハウスメーカーによっては、打合せについては営業さんや設計さんがメモを取っていることがあるかもしれません。

だから別に書かなくても大丈夫、と思うかもしれませんが、それは違います。

「あなた自身」が書くことに価値があるのですね。

また、残念ながら後でトラブルになったときに、「言った、言わない」の問題が発生することがあります。

その場では、「できますよ^^」と言っていても、あとで「そんなこと言ったつもりはありません>_<」なんてことになりたくないですよね。

そのためにも、メモが大事なのです。

関連 ハウスメーカーは「信頼」するけど「信用」するな!

STEP5:そして、思い出になる。

家づくりが終わると、家づくりノートの役割は実質的に終わります。

・・・ですが、できれば家の設計図や登記簿謄本などと一緒に保管しておくと、いつか再び開いたときに、自分たちが家づくりでがんばっていた時のことが、まるで昨日のことのようによみがえってくると思います。

あのときはこういう間取りや設備にしたかったんだな、とか、

この間取りにするためにこれだけ苦労したんだ、とか、

あの設備はあきらめたけど、今思えばなくても大丈夫だったな、とか、

1つ1つが思い出です。

いや、もうこのポイント5なんか、自分で考えておいていうのもあれですが、何年経っても家づくりをしていたあの頃を思い出して、涙が出てくるんですよ。

本当に1つ1つが自分と家族にとっての思い出なんですね。

最後に:あなたと家族の「家づくりの考え方」は?

そういえば、我が家の家づくりノートの最初のページには、「家づくりの考え方」というタイトルでいくつか思いついたことが書いてありました。

途中で書き足したものもあります。

  • 家族にとっての優先順位(叶えたい夢)は何か
  • 未来も考える(手すりの設置など)
  • 図面はからっぽの状態。家具を置くと狭くなる。
  • 家事動線を書いてみる
  • モノの長さを測っておく
  • 使うモノと使わないモノ(年1回とか)を置く場所を考える
  • メンテナンスフリーの家(そうじも少なくてすむ家)

こんなことを、家づくりの方向性としてはじめに書いていました。

今読んでみると、大事なこともそうでもないことも、思いついた順番に書いたせいか、ごちゃごちゃになっているのですが、1番上に「家族にとっての優先順位(叶えたい夢)は何か」と書いてあります。

賃貸と持ち家、どっちが良いかという比較論は、いたるところで見かけますが、最終的には、「家族にとっての優先順位(叶えたい夢)は何か」で決めるべきではないかと個人的には考えています。

関連 賃貸と持ち家、どっちがおトク?より100倍大切な質問

もちろん、賃貸も持ち家もデメリットがあるので、よ~く考えなければならないのですが、同じくらい、家づくりを楽しむのも大事だと思います。

そのときに、「家づくりノート」を書くことで楽しみが増えると思います。

家づくりノートに関するお話はこれで終わりです。

あなたとあなたの家族にとって、良い家づくりができることを、心より祈っています。

そのときに、このブログの記事が1つでも何かお役に立てれば、幸いです。

以上、neronaでした^^

関連 ダンドリ順に見る!注文住宅でかかる家づくりのお金

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