住んで分かった2階浴室と洗面所のメリットとデメリット【Web内覧会第32回】

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WEB内覧会

書庫のある家(一条工務店のi-cubeで建築)を建てたnerona(@shokonoaruie)です。

我が家は、2階に浴室と洗面所があります。

大工さんが「一条工務店さんは何度もやっていますが、2階にお風呂ははじめてです」と言っていたように、一般的には2階に置く方はどちらかというと少ないのでちょっと不安ですよね。

そこで、5年間住んで分かった2階に浴室と洗面所を置くときのメリットとデメリットをご紹介します。

※この記事は2012年11月に書いた記事をもとに書いています。

1.2階浴室と洗面所のメリット

1-1.「1階」のスペースに余裕ができる。

そもそも、我が家の浴室と洗面所が2階になってしまった理由は、「1階」に書庫を置きたかったからです。

2階に書庫を置くという選択肢もありました。

しかし、本を読むのは1階のリビングですし、2階だと「本の重さ」が大変だと考えて、1階にしました。

大体、お風呂は1日に1回しか利用しませんし、洗面所は「小さな手洗い場」を1階に作るので大丈夫かなと思ったからです。

おかげで、1階に書庫を置くことができました。

1-2.「2階」で洗濯して干して収納できると楽

2階で服を脱ぎます。

2階で洗濯をします。

2階でバルコニーに洗濯物を干します。

2階で取り込みます。

2階でアイロンがけもします。

2階の各部屋(寝室・洋室)に収納します。

つまり、すべてが2階で完結します。

「1階」で洗濯して、毎日、水を含んだ重い洗濯物をもって階段を「2階」に上がるわけです。

2階で全部完結するのは無理だとしても、

「どうして1階に干すところをつくらなかったんだろう」

と後悔している方、多いんですよね。

ハッキリ言って、この5年間、洗濯関連はめちゃくちゃ楽チンですね。

1-3.プライベート空間が2階だけになる

我が家の1階は、玄関、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)、和室、そして書庫です。

2階は、浴室、洗面所、主寝室、洋室のプライベート空間です。

たとえ1階で来客があっても、2階でお風呂に入れます!

(入りませんけど・・・)

2階でお風呂あがりに裸でうろうろしていてもばれません!!

(うろうろしませんけど・・・)

また、朝起きて、顔を洗って、着替えてが2階で完結します(1階で寝ることが多くなったので、1階で完結するときの方が多いですが)。

朝起きて、シャワーを浴びたりするときも楽ですね。

友人なんかが遊びに来た時も、1階はがんばって片づけますが、2階は無法地帯のままです(笑)

1-4.2階なら窓を開けたままでも防犯上OK

お風呂の換気を窓を開けるときにはいいですね。

正直、これが1階だと気になってできません。

また、夏はときどき窓を開けてお風呂に入る日もあります。

早朝にこれをやると気持ちがいいです。

もちろん、近くのお家もありますから、見えないようにちょっとだけ開けるわけですが、これが1階にあると、浴室が暗くなりがちです。

浴室は北向きですが、2階で周囲にさえぎるものもあまりないので、明るい浴室です。




2.2階浴室と洗面所のデメリット

2-1. 「2階」が狭くなる

メリットの裏返しですが、1階に書庫を置くためにしていることなので、当然ですね。

我が家は2階に寝室と洋室(子供部屋)が2つがありますが、これによって、ウォークインクローゼットは置けなくなりました

まあ他で収能力は十分あったのでいいのですが、間取りの優先順位を考えた上で、配置を決めましょう。

おそらく、浴室と洗面所は優先順位が低い人が多いと思いますが。

2-2.「1階」に手を洗う場所が別途必要

洗面所を2階に作るデメリットは、1階にあるべき洗面所がなくなってしまうということです。

家から帰ってきても、手を洗う場所がありません。

唯一あったのは、キッチンですが、それはちょっと違いますよね。

というわけで、1階の玄関に手洗い場を作りました。

しかし、お客さんがトイレを使ったときに手洗い場が近くにないのは失敗したなと思いました。

トイレと玄関は離れていたので・・・。

できればトイレの中に石けんで手を洗えるスペースをつければよかったなと思いました。

それでも、玄関そばに置いたので、子どもたちが汚れた手で帰ってきても、ここでちゃんと洗えるので、つけてよかったです。

2-3.水漏れリスク

2階に浴室があって水漏れしたら、1階が水浸しになると言いますね。

確かに、水漏れのリスクはあります。

しかし、実は1階に浴室がある場合と違って、2階に浴室がある場合は、1階の天井から水漏れのチェックが簡単にできます。

あ、これはメリットの方ですね。

開けると…

ユニットバスの底が見えます。

そもそも、1階に浴室があっても水漏れすれば「基礎」に影響がありますから、1階でも2階でも水漏れがないかチェックが大事だと思います。

ところで、1階の場合は点検しやすいですか??

基本的にはユニットバスなので問題ないという工事業者の方もいらっしゃいますが、施工が上手くいってないと大問題なので、自己チェックは欠かせません。

そのため、1階にあるからといって、安心しないでチェックはしましょう。

あと、2階の洗濯機には「洗濯パン」をオプションで付けました。

こういう万が一への対策のためにオプションが発生する点は、デメリットですね。

2-4.オール電化だとシャワーの水圧が弱い場合も

最近は、技術的に改善されているかもしれませんが、当時、営業さんか設計さんかは忘れてしまいましたが、「オール電化だと2階のシャワーの水圧は弱いですね」と聞きました。

タンクに水を貯める方式なので、水圧が落ちてしまうんですね。

我が家はガスにしたのでシャワーの水圧は問題なしだったのですが、オール電化にする場合には、必ずシャワーの水圧について、確認してみてください。

エコキュートは「高圧」にすれば大丈夫、という方もいますので、解決方法はありそうです。

個人的にシャワーの水圧は弱いととっても気になってしまう派です。

2-5.2階浴室は真下の間取りに影響が出る

これも大事なところです。

(1)音がする

それほど大きいわけではありませんが、1階にいると、お風呂に入っているのが分かる程度には音がします。

1階の真下が主寝室だったりしたら気になるかもしれません。。。

ちなみに、我が家はキッチンなので全く気になりませんし、逆に、静かなら妻がお風呂で寝落ちしてるな、と大体わかります。

(2)パイプスペースの確保が必要

2階に水を運ぶわけですから、パイプスペースが必要です。

我が家の場合はパントリーの右側45cmくらいがパイプスペースになってます

その分、1階で収納スペースが取れないので、ちょっともったいないですね。

2-6.老後・介護には不向き

その通りだと思います。

理想は「平屋」ですね。

・・・って、そんなこと言ったら2階建ては全部不向きですよね。

それどころか都市部のマンションの方がいいかもしれませんよ。

私の両親はマンション住まいですが、フラットすぎて段差がまったくなくてすごいです。

ただ、2階への階段の上り下りで足腰を維持している方もいるので、老後は階段くらいあってもいいような気が個人的にはしています。

大体、主寝室は2階に置いてませんか??

なお、介護のときには1階に専用の浴室をつけるという選択肢もあります。

我が家は「和室」に置けば解決しそうです。

そうだ! いっそのこと、ホームエレベーターつけちゃいますか(却下(←妻))。

2-7.売りづらい

中古住宅で2階浴室は敬遠されることがあるそうです。

もちろん、最初から売るつもりで家を建てるわけではないのですが、人生何があるかわかりませんからね。。。




まとめ

メリット

  1. 「1階」にスペースの余裕ができる。
  2. 「2階」で洗濯して干して収納できると楽
  3. プライベート空間が2階だけになる
  4. 2階なら窓を開けたままでも防犯上OK

デメリット

  1. 「2階」が狭くなる
  2. 「1階」に手を洗う場所が必要
  3. 水漏れリスク
  4. オール電化だとシャワーの水圧が弱い場合も
  5. 2階浴室は真下の間取りに影響が出る
  6. 老後・介護には不向き
  7. 売りづらい

5年間、住んでみた感想も踏まえて改めて書いてみました。

ハッキリ言って、2階浴室&洗面所は、メリットよりもデメリットの方が多いです。

ただ、2階浴室&洗面所にすると、本当に洗濯が楽ですよ。

これは毎日のことなので本当に重宝します。

1つでも、家づくりの参考になれば幸いです。

※2017年11月21日追記

この記事が「いつかはマイホームを!と夢見る看護師さんに読んでほしいブログ(ナースときどき女子)」にてご紹介いただきました!他にも参考になるブロガーさんの記事があるのでぜひご覧ください。

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