2019/01/0911 Shares

副業で源泉徴収票や支払調書がもらえないのはなぜ?義務じゃないの?

給料と報酬

副業をしている会社に「源泉徴収票」をくださいと言ったら、「うちは発行しません!」と言われるケースがあります。

確定申告をしたいのに困りますよね。

実は会社からもらえるお金は「給料」と「報酬」の2種類があります

  • 給料:会社は源泉徴収票を渡す義務がある
  • 報酬:会社は何も渡す義務がない

特に10.21%相当の源泉所得税が天引きされている方は要注意です。

それは給料ではなく「報酬」になっている可能性が高いです。

この記事では「給料」と「報酬」の違いと確定申告をするときの注意点について説明します。


1.パート・アルバイトは源泉徴収票を必ずもらおう!

パート・アルバイトの場合、ふつう給料に該当します。

会社は年末調整後(途中で退職した場合は退職後)に源泉徴収票を渡す義務があります。

▼給与所得の源泉徴収票

源泉徴収票

パートやアルバイトをしたのに源泉徴収票がもらえないとすればそれは問題です。

この場合の対処方法については、次の記事を参考にしてください。

関連 前に勤めていた会社から「給与所得の源泉徴収票」をもらえない場合はどうする?

なお、2か所から給料をもらっている場合には確定申告が必要になるので次の記事をお読みください。

関連 2か所から給与をもらっている人の年末調整と確定申告

税務署に確定申告書を提出する際に源泉徴収票の原本もあわせて提出することになります。




2.報酬の支払調書はもらえなくても確定申告は可能!

一方、報酬に該当する場合は、何ももらえないのが普通です。

でも

支払調書(しはらいちょうしょ)がもらえますよね?」

と思われかもしれませんね。

▼報酬の支払調書

支払調書

正式名称は「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」という書類です。

確定申告には支払調書が必要だと思うかもしれませんが、この書類は会社が税務署に報告するために作成するものです。

報酬をもらう本人に支払調書を渡す義務はありません

ただ、このように思う方がいる理由は次の3つだと思われます。

  1. 源泉徴収票は渡す義務があるので支払調書も同じだと思ったから
  2. 他の会社は何も言わなくても支払調書を発行してくれるから
  3. 確定申告の際に税務署に必要だと言われたから(本来おかしな話ですが)

報酬の場合は給与所得ではなく原則「雑所得」に該当します。

雑所得は自分で収入から必要経費を引いて計算します。

そのため、支払調書がなくても問題はありません。

関連 副業(雑所得)の確定申告書の具体的な書き方・添付書類と申請方法を徹底解説




3.給料と報酬の違いは?天引きされる税金でチェックしよう!

さて、問題は給料と報酬の違いですが、ざっくり言うと、

  • 給与:雇用契約に基づくもの(例:パートやアルバイト)
  • 報酬:請負契約に基づくもの(例:外注、業務委託)

となります。

給料か報酬かを見分けるポイントは、源泉徴収の税率です。

毎回もらうべき総額の中から約1割(10.21%相当)の源泉所得税が天引きされていたら、それは報酬です。




まとめ

給料か報酬かで必要な書類や手続きが全く異なります。

しかし、あなたが副業をしている「会社」が正しく給料と報酬を区分しているかどうかは分かりません。

もしかすると会社の都合で知らないうちに「報酬」になっているかもしれません。

副業をするときには、まずはじめに会社にちゃんと確認しましょう。

関連 2か所から給与をもらっている人の年末調整と確定申告

この記事はお役に立てましたか? リンクは自由です。ブログでご紹介いただけるととても嬉しいです。感想や質問、間違いや誤字脱字があれば、「お問い合わせフォーム」やコメント欄(一部閉じています)からお気軽にご連絡ください。なお、コメント欄は運営者の承認後に表示されます。※税金計算や扶養に入れるかなどの具体的な有利不利の判断についてはこちらから

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

この記事のURLとタイトルをコピーする