2018/07/165 Shares

副業で源泉徴収票や支払調書がもらえないのはなぜ?義務じゃないの?

給料と報酬

副業をしている会社に「源泉徴収票」をくださいと言ったら、「うちは発行しません!」と言われるケースがあります。

確定申告をしたいのに困りますよね。

実は会社からもらえるお金は「給料」と「報酬」の2種類があります

もし「給料」なら、会社は源泉徴収票を渡す義務があります。

しかし「報酬」なら、会社は何も渡す義務がありません。

特に10.21%相当の源泉所得税が天引きされている方は要注意です。

それは給料ではなく報酬になっている可能性が高いです。

この記事では「給料」と「報酬」の違いと確定申告をするときの注意点について説明します。


1.パート・アルバイトは源泉徴収票を必ずもらおう!

パート・アルバイトの場合、ふつう給料に該当します。

会社は年末調整後(途中で退職した場合は退職後)に源泉徴収票を渡す義務があります。

▼給与所得の源泉徴収票

源泉徴収票抜粋

パートやアルバイトをしたのに源泉徴収票がもらえないとすればそれは問題です。

この場合の対処方法については、次の記事を参考にしてください。

関連 前に勤めていた会社から「給与所得の源泉徴収票」をもらえない場合はどうする?

なお、2か所から給料をもらっている場合には確定申告が必要になるので次の記事をお読みください。

関連 2か所から給与をもらっている人の年末調整と確定申告

税務署に確定申告書を提出する際に源泉徴収票の原本もあわせて提出することになります。




2.報酬の支払調書はもらえなくても確定申告は可能!

一方、報酬に該当する場合は、何ももらえないのが普通です。

「いやいや、『支払調書(しはらいちょうしょ)』がもらえるはずでしょう」

と思われる方もいるかもしれませんね。

▼報酬の支払調書

支払調書

正式名称は「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」という書類です。

確定申告には支払調書が必要だと思っている方が多いですが、これは会社が税務署に報告するためだけの書類です。

したがって、報酬をもらう本人に支払調書を渡す義務はありません

このように思う方が多い理由は次の3つでしょうか。

  1. 源泉徴収票と同じで渡す義務があると思ったから
  2. 他の会社は何も言わなくても支払調書を発行してくれるから
  3. 確定申告の際に税務署に必要だと言われたから(本来おかしな話ですが)

報酬の場合は、給与所得ではなく原則「雑所得」に該当します。

自分で収入と必要経費を計算して確定申告をします。

源泉徴収票や支払調書のような書類を提出する必要はありません。




3.給料と報酬の違いは?天引きされる税金でチェックしよう!

さて、問題は給料と報酬の違いですが、ざっくり言うと、

  • 給与:雇用契約に基づくもの(例:パートやアルバイト)
  • 報酬:請負契約に基づくもの(例:外注、業務委託)

となります。

給料か報酬かを見分けるポイントは、源泉徴収の税率です。

毎回もらうべき総額の中から約1割(10.21%相当)の源泉所得税が天引きされていたら、それは報酬です。




まとめ

給料か報酬かで必要な書類や手続きが全く異なります。

しかし、あなたが副業をした会社が正しく給料と報酬を区分しているかどうかはまた別の話です。

もしかすると、会社の都合で知らないうちに「報酬」になっているかもしれません。

副業をするときには、まずはじめに会社にちゃんと確認しましょう。

関連 2か所から給与をもらっている人の年末調整と確定申告

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