2018/06/155 Shares

副業で源泉徴収票や支払調書がもらえないのはなぜ?義務じゃないの?


副業と源泉徴収票

確定申告のために副業をしている会社に「源泉徴収票」をくださいと言ったら、「うちは発行しません!」と言われるケースがあります。

もしこれが「給料」なら、会社は源泉徴収票を渡す義務があるからおかしいです。

しかし「報酬」の場合には、会社は何も渡す義務はないからしかたがないとなります。

特に10.21%相当の源泉所得税が天引きされている方は注意してください。

それは給料ではなく報酬になっています。

報酬は雑所得(または事業所得)として確定申告が必要です。


給料(パートやアルバイト)なら源泉徴収票を必ずもらおう!

パートやアルバイトの場合、ふつうは「給料」に該当します。

この場合、会社は年末調整後(途中で退職した場合は退職後)に源泉徴収票を渡す義務があります。

源泉徴収票抜粋

したがって、副業でパートやアルバイトで働いたのに源泉徴収票がもらえないとすればそれは問題です。

この場合の対処方法については、次の記事を参考にしてください。

関連 前に勤めていた会社から「給与所得の源泉徴収票」をもらえない場合はどうする?

なお、2か所から給料をもらっている場合には確定申告が必要になるので次の記事をお読みください。

関連 2か所から給与をもらっている人の年末調整と確定申告

報酬の場合は何ももらえないのがふつう!

一方、報酬に該当する場合は、何ももらえないのが普通です。

したがって、自分で計算をして確定申告をすることになります。

別に源泉徴収票のように根拠書類を提出する必要はありません。

「いやいや、neronaさん、『支払調書(しはらいちょうしょ)』がもらえるはずでしょう」

と思われる方もいるかもしれませんね。

▼支払調書

支払調書

正式名称は「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」という書類です。

この書類がないと確定申告ができないと思っている方が多いですが、これは会社が税務署に報告するための書類です。

したがって、報酬をもらう本人に支払調書を渡す義務はありません

このように思う方が多い理由は次の3つでしょうか。

  1. 源泉徴収票は渡す義務があるから同じだと思った
  2. 他の会社は支払調書を何も言わなくても発行してくれる
  3. 確定申告の際に税務署に必要だと言われた(これはおかしな話ですが)

給料と報酬の違いは?天引きされる税金でチェックしよう!

さて、問題は給料と報酬の違いですが、ざっくり言うと、

  1. 給与:雇用契約に基づくもの(例:パートやアルバイト)
  2. 報酬:請負契約に基づくもの(例:外注、業務委託)

となります。

このとき、会社が給料だと思っているか報酬だと思っているかを見分けるときの特徴が、源泉徴収の税率です。

毎回もらうべき総額の中から約1割(10.21%相当)の源泉所得税が天引きされていたら、それは報酬として考えています。

給料は給与所得ですが、報酬は雑所得(または事業所得)として確定申告が必要です。




まとめ

副業が給料か報酬かで税金の計算では取扱いが全く異なります。

しかし、あなたが副業をした会社が正しく給料と報酬を区分できているかどうかはまた別の話です。

もしかすると、会社の都合で知らないうちに「報酬」になっているかもしれません。

副業をするときには、まずはじめに会社にちゃんと確認しましょう。

関連 2か所から給与をもらっている人の年末調整と確定申告

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