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2か所から給料をもらっている人の年末調整・確定申告・住民税の注意点

3 min

2か所給与

2か所の会社から給料をもらっていると、年末調整とか確定申告がどうなるか気になりますよね。

結論から言えば、2か所の会社から源泉徴収票をもらいますが、自分で確定申告をする必要があります。

ただし、一定の条件を満たす場合は確定申告が不要になることもあります。

この記事では、2か所から給料をもらっている人の年末調整・確定申告・住民税の注意点について説明します。


2か所から給料をもらっている人の年末調整

2か所給与

年末調整だけで所得税の計算ができない!

A社だけで働いているのであれば、年末調整で所得税の計算を終了することができます。

しかし、A社とB社の2か所で働いていると、「A社」はB社でいくら給料を払って、いくら天引きしているかという情報を知らなければ正しい税金の計算ができません。

「B社」も同様にA社から情報をもらわないと計算ができません。

これが3社、4社と増えていくと大混乱になるのは想像がつくと思います。

2社以上で働いている場合には、年間に支払った給料や天引きされた所得税が書かれた源泉徴収票をもらいます。

しかし、このままでは正しい所得税の計算にはなっていません。

その給料や天引きされた所得税を合算して再計算した「確定申告書」を税務署に提出する必要があります。

2社に「扶養控除等申告書」を提出していませんか?

よくある誤りが2か所以上の勤め先に「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出しているケースです。

この書類は、入社時や年末調整の際に配られる書類です。

原則として提出できるのはメインの勤め先の1か所だけで、2か所目以降は提出しません。

2か所以上の勤め先に「扶養控除等申告書」を提出していた場合、天引きされる所得税が0円になる場合もありますが、それでも自分で確定申告をする必要があります。

なぜなら、全部を合算しないと本当のその年の所得税が計算できないからです。

参考 No.2520 2か所以上から給与をもらっている人の源泉徴収|国税庁




2か所から給料をもらっている人の確定申告

2か所給与

2か所から給料をもらっている方が2枚の源泉徴収票をもとに確定申告する場合、次のように合計金額で結果が変わります。

(1) 合計年収103万円以下なら還付も

合計して年収103万円以下の場合には、その年に支払う所得税は0円です。

もし、会社からもらった源泉徴収票に「源泉徴収税額」の金額がある場合は、源泉徴収された所得税が払いすぎなので還付されます。

源泉徴収税額

確定申告は面倒ですが、やると還付されます。

ただし、税務署への交通費や郵送費の方が高くつく場合もあります。

(2) 合計年収103万円超なら納付も

一方、合計して年収が103万円を超える場合は、天引きされた金額がないか少ないため、納付する必要があります。

このとき、生命保険料控除や社会保険料控除があれば、控除することで結果的に納付が不要になる場合もあります。

(3) 2か所給与でも所得税の確定申告が不要な場合

次の条件を満たす場合には、「所得税の確定申告」が不要になる制度があります。

  • 「メインの給料」が年末調整済み
  • 「サブ給料の年収」と「給与所得及び退職所得以外(雑所得など)の所得」の合計が20万円以下

本来は確定申告をすべきですが、副業部分が20万円以下なら納税者も税務署もお互いに手間がかかるからやめておこうという制度です。

ただし、これはあくまで「確定申告をしなくてもいいですよ」という制度です。

医療費控除やふるさと納税で確定申告をする場合は、副業部分が1円でもあれば、一緒に確定申告が必要になります。

詳細は次の記事をお読みください。

関連 【確定申告】会社員の副業は20万円以下申告不要制度に注意!




2か所から給料をもらっている人の住民税

ここまでは「所得税」の話を中心に見てきましたが、最後に住民税も確認しましょう。

住民税の場合、次のタイミングで市町村に税金に関する情報が送られます。

  1. 年末調整:会社から「市町村」に
  2. 確定申告:税務署から「市町村」に

そのため、2か所で働いていることを市町村が把握できる仕組みになっています。

所得税と違って、住民税はサブの年収が20万円以下なら申告不要というルールはありません。

所得税の確定申告が不要な場合であっても、別途、住民税の申告書を市町村に提出する必要があるのでご注意ください。

関連 【確定申告】会社員の副業は20万円以下申告不要制度に注意!




まとめ

2か所から給料をもらっている人の年末調整・確定申告・住民税の注意点について説明しました。

不安な方は最寄りの税務署や自分が住んでいる市町村に確認をすることをおすすめします。

関連 税金に関する相談は税理士または最寄りの税務署へ

nerona

nerona

30代共働き。FP2級。書庫のある家に住んでます。お買い物情報やお得なポイント情報が好きです。年末調整や確定申告のやり方もご紹介。モス、スタバ、無印によくいます。⇒ 運営者詳細 / お問い合わせ

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10 件のコメント

  1. 複数ヶ所で働いていて、うち一つは自分の合同会社で収入がほぼない状態・他の合計は年間200万円程度という状態ですが、当然自分の会社でも年末調整は必要なんですよね?

  2. メインが年収600万くらいで、確定申告は会計士がいてやって頂いています。
    週一で日払いのアルバイトを検討してるのですが、バレてしまうでしょうか?

    • >ちゃんちゃんこさん
      こんばんは。neronaです。
      会計士の先生が確定申告をされているということであれば
      ぜひとも先生にご確認ください。状況が良くわからないので
      適切な答えは残念ながらできません。

  3. はじめまして。
    現在の会社では年末調整したのですが、その前に40日間位の契約で働いていたところで扶養控除等申告書をお恥ずかしながら勘違いで提出せずに勤務しており、乙欄にチェックがある源泉徴収票が送られてきました。所得控除はありません。
    こちらを確定申告しようと思っていたのですが、読んでいるうちにもしかして私はその分は確定申告しなくて良いのでは?と思ったのですがどうなんでしょうか?

  4. はじめまして。
    読んでいるうちにわからなくなったので教えてください。

    2ケ所でパートしています。
    メイン:平均月3万円ぐらい。税金は差し引かれていません。
    サ ブ:平均月1.5円ぐらい。所得税が差し引かれています。
    どちらの会社からも源泉徴収票はもらっています。

    サブの会社には他で勤めていることを話していますが、メインの会社には伝えていません。

    サブの会社分の確定申告をすると支払った所得税分が戻ってくると思うのですが、そうするとメインの会社には掛け持ちしていることが知られてしまうのでしょうか?

    よろしくお願いします。

    • >ぷみさん
      こんにちは。neronaです。
      既に年末調整の段階で2つの会社から市町村に情報はいっているので、
      バレる可能性はあるかと思います。

  5. 副業で毎月4万円位のバイト料です。
    が、10%程度の所得税が引かれています。
    源泉徴収票もいただけてません。
    副業先の会社としては
    ・10%天引き
    ・源泉徴収票の未作成
    上記は当然の事なのでしょうか?

    • >泉さん
      こんばんは!neronaです。
      内容がわからないので正確な答えはできませんが、その副業が「報酬」に該当するなら「当然のこと」です。
      次の記事に2つの可能性をまとめてみたのでお読みください。

      副業で源泉徴収票や支払調書がもらえないのはなぜ?義務じゃないの?
      https://shokonoaruie.com/fukugyo-chosho/

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