確定申告は毎年3月15日までに行いますが、これは税金を納める場合です。
年末調整をした会社員・公務員が払いすぎた税金を返してもらう還付申告の場合、実は翌年1月1日から5年間も可能なのです。
医療費控除、住宅ローン控除、ふるさと納税、配偶者控除・配偶者特別控除などを忘れても、5年以内なら税金の還付を受けることができます。
関連 住宅ローン控除や医療費控除で還付を受けるだけなら1月1日から5年間還付申告が可能
でも、過去の分の申告書なんてどうやって作ったらいいの?とよくご質問をいただきます。
国税庁の確定申告書等作成コーナーでは、過去の分の申告書についても作成することができるので、今回はその方法をご紹介します。
なお、今年の確定申告については、次の記事をお読みください。
関連 住宅ローン控除 / ふるさと納税 / 医療費控除 / 配偶者控除
もくじ
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確定申告書の作成準備
▼国税庁の確定申告書等作成コーナーを開いて「作成開始」を選びます。
▼税務署への提出方法の選択
- e-Taxで提出(マイナンバーカード方式)
- e-Taxで提出(ID・パスワード方式)
- 印刷して提出
の3種類が選べますが、今回は紙で提出する「印刷して提出」を前提に進めます。
※ここでは「印刷して提出(書面提出)」を選んだ場合で説明しています。
▼推奨環境の確認
OS、ブラウザ、PDF閲覧ソフトの確認をします。最新版を利用していれば特に問題ありません。
ここまでは普通の確定申告書を作る場合と同じです。
過去の年分の還付申告書の作成
▼作成する申告書等の選択
2つ選べますが、「過去の年分の申告書等の作成」を選びます。
すると、平成27年分~平成30年分が選べるので、作りたい年分を選びます。
医療費控除や住宅ローン控除などは「所得税」を選びましょう。
この後は、サイトの手順に従って入力をしていきましょう。
公式サイト 国税庁確定申告書等作成コーナー」
まとめ
妊娠・出産、引っ越し、転職など生活に変化があると、バタバタして控除の申請を忘れてしまうことってありますよね。
育休中に配偶者控除を使わなかったとか、出産時に医療費控除を忘れていたとか、非常にもったいないです!
産後は子どもを連れて税務署へ行くのも大変ですから、「確定申告書等作成コーナー」で書類を作成して、郵送してしまいましょう。