2019/01/054 Shares

【確定申告】医療費控除や住宅ローン控除で還付を受けるなら1月1日から5年間還付申告が可能!

確定申告と還付申告の違い

「医療費控除をしたんだけど、税務署が混むから嫌なのよね」

私の母が以前、医療費控除をしに行った話を聞いて、私はこんなことを言いました。

私「じゃあ、1月とか税務署が混んでない時に行けばよかったのに」

母「え? 確定申告って、2月16日から3月15日の間しかダメなんじゃないの?

私「還付を受けるための申告(還付申告)だったら、1月1日からできるんだよ」

医療費控除、住宅ローン控除(初年度)、ふるさと納税などで還付を受けるためだけなら、1月1日から税務署に申告書を提出してすぐに還付されます。

この記事では、確定申告と還付申告の違いについて解説します。


1.確定申告は2月16日から3月15日まで!

確定申告とは次のような人が、前年の1月1日から12月31日までの1年間の所得に対して納める税金を確定させるために行う申告をいいます。

  • 自営業やフリーランスと呼ばれる「事業所得」がある人
  • 地主や大家さんのような「不動産所得」がある人
  • 年末調整ができなかった人
  • 2か所以上から給料をもらっている人(例外あり)

「確定」申告とは、自分が払う税金(=所得税)を確定させています。

そして所得税の確定申告は毎年2月16日から3月15日の1か月の間に税務署に対して行います。

だから確定申告=2月16日から3月15日までの間に行うのは「正しい」といえます。




2.還付申告は1月1日から5年間可能!

一方、還付申告とは、医療費控除、住宅ローン控除(初年度)、ふるさと納税などで税金の還付を受けるための申告です。

  • 確定申告:「税金を払う側」の申告
  • 還付申告:「納め過ぎた税金を返してもらう側」の申告

還付申告は1月1日から5年間、税務署に対して行います。

例えば平成30年分なら、平成31年1月1日から5年間可能です。

還付申告専用の用紙はなく、「確定申告」と同じ様式の用紙を利用します。

還付申告書は、確定申告期間とは関係なく、その年の翌年1月1日から5年間提出することができます。

出典:国税庁タックスアンサーNo.2030「還付申告」




3.住民税のことを考えると還付申告も3月15日までにしよう!

還付申告は確定申告期間とは関係なくできます。

そこで確定申告が終わった後の3月16日以降にやった方が良いと考える方もいるかもしれませんが、おススメしません。

例えば住宅ローン控除については

確定申告書の提出期限

Q8

私は給与所得者で確定申告の義務はない者です。

ところで、昨年ローンで住宅を購入し住宅借入金等特別控除を受ける予定ですが、いつまでに申告する必要がありますか。

A8

税務署への申告は、居住した年の5年後の12月31日まで可能です。

ただし、控除される額が所得税から引ききれない場合は、一定の計算の下で住民税から控除される仕組みとなっており、これを受けるためには、原則として居住した年の翌年の3月15日が申告期限となっていますので、ご留意ください。

出典:No.1213 住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)|所得税|国税庁

とあるように、所得税から引ききれない分は住民税から控除される仕組みになっています。

住宅ローン控除を住民税から控除する方が多いので、1月1日から3月15日までの間に還付申告しましょう。

また、児童手当の所得制限や保育料の算定など、各控除を受けた方が有利になり制度もたくさんあります。

還付申告をするなら3月15日までに行うようにしましょう。




まとめ

還付申告は5年間OKといっても、放っておくと忘れてしまって税金を取り戻さないという方も多いです。

確実に申告して税金を取り返しましょう。

関連 医療費控除の確定申告書の作成方法

関連 住宅ローン控除の確定申告書の作成方法

5年間OKということは、例えば「平成29年」に配偶者控除が使えたのに忘れていた場合、「平成29年分の還付申告」を行うことで税金を取り戻すことができます。

下記の記事もあわせてお読みください。

関連 過去の還付申告書を作成するための確定申告書等作成コーナーの使い方

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※税金計算や扶養に入れるかなどの具体的な有利不利の判断についてはこちらから

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