2017/06/051 Shares

地震保険料控除のよくある質問9選と年末調整書類の書き方

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地震保険料控除で節税しよう!

地震保険料控除
4月の熊本地震から早くも半年ですが、地震保険に慌てて加入した方もいるかもしれません。

何しろ、火災保険だけでは、地震や地震による津波を原因として建物や家財が壊れたとしても、損害は全く補償されません。

地震保険は、火災保険の特約ですので、単独で契約することはできません。

家を建てる人・購入する人は、火災保険と一緒に検討していると思います。

さて、そんな地震保険料ですが、年末調整で手続きをすれば、節税ができます。

地震保険料控除といって、所得税で最高5万円、住民税で最高2万5千円までが所得から控除されます。

例えば、一般的に多い所得税率が10%の方の場合は、

  • 所得税:5万円×10%=5000円
  • 住民税:2万5千円×10%=2500円

合計7500円が最高で節税できます。

質問1:入居1年目は確定申告がいい?年末調整がいい?

回答:個人的には「年末調整」がおすすめです。

さて、地震保険料控除の年末調整書類の書き方の前に、少し場合分けをします。

というのも、ご質問が多いのが、入居1年目の場合です。

入居1年目は、住宅ローン控除を確定申告でしなければなりません。

そのため、「年末調整の時に地震保険料控除もした方がいいの?」「それとも確定申告で一緒にすればいいの?」というご質問が多いです。

どちらで行っても、結果は同じですが、次の2つの理由から、個人的には年末調整がおすすめです。

なぜなら、年末調整というのは、勤め先が勝手に計算をしてくれるので、「手間が省ける」からです。

確定申告で行うよりも少しだけ楽になります。

そして、年末調整による還付は、12月の終わり頃か1月に行われます。

確定申告をすると、どんなに早くても1月以降、4月くらいに還付される場合もあるので、早くもらいたいという場合にも、年末調整がおすすめです。

質問2:一括で5年分払いました。今年5年分控除できますか?

回答:できません。

私も5年分の地震保険料を一括で払いました。最長5年で、一括で払う方が割引があってお得だからですね。

しかし、払った年に5年分をまとめて控除するわけではありません。

ふつうは、5年分なら5で割った金額が1年分となり、これが控除できます。まあ、当たり前といえば、当たり前ですね。

質問3:火災保険料は控除できないのですか?

回答:できません。

こちらもよくあるご質問ですが、現在は、地震保険だけです。

そのため、火災保険と一緒に地震保険に加入したとしても、火災保険の部分は関係ありません。

ちなみに、自動車保険も控除とか、ありませんからね!

地震保険料控除は、政策的に、地震災害に対する備えをそれぞれでしてほしいという目的で、平成19年1月からスタートしたまだ歴史の浅い制度です。

質問4:「地震保険料控除証明書」はどうやって手に入りますか?

回答:次の2つのパターンが多いです。

「1年契約」や「2年~5年契約の契約した年」の場合

地震保険の「保険証券」と一緒に送られて来ることが多いです。

保険証券と一体になっていて、ミシン目で切り取る場合をよく見かけます。

そのため、すでに受け取っている可能性がありますので、保険証券を探してみてくださいね。

「2年~5年契約の2年目以降」の場合

毎年10月から11月頃に損害保険会社からハガキで控除証明書が送られてきます。

私も10月17日にAIU保険より地震保険料控除証明書がハガキで送られてきました。

質問5:「地震保険料控除証明書」はコピーでもいいですか?

回答:ダメです。

地震保険料控除証明書は、必ず「原本」を提出しましょう。コピーはダメです。

もし、なくしてしまった場合には、損害保険会社のホームページを見れば、たいていよくある質問の中に「控除証明書の再発行」に関する項目があり、連絡先(たいてい電話番号)が書いてあるので、早く再発行してもらいましょう。

再発行は、通常、無料です。

質問6:年末調整書類の書き方を教えてください。

回答:「平成28年分 給与所得者の保険料控除申請書兼配偶者特別控除申告書」をご用意ください。

平成28年マルホ

左下に「地震保険料控除」という欄があります。

マルホ記載例

  1. 保険会社等の名称:保険会社名を略称でもいいので書きます(〇〇火災など)
  2. 保険等の種類(目的):「地震(建物)」や「地震(家財)」ですが、「地震」だけでもOKです。
  3. 保険期間:契約期間を書きます。1年~5年です。
  4. 保険等の契約者の氏名:名前を書きます。
  5. 保険等の対象となった家屋等に居住又は家財を利用している者等の氏名:名前を書きます。
  6. あなたとの続柄:契約者と住んでいる人が同じなら「本人」、違う場合は「配偶者」「父」「母」「子」などと書きます。
  7. 地震保険料又は旧長期損害保険料の区分:「地震」に丸をつけます。
  8. あなたが本年中に支払った保険料等のうち、左欄の区分に係る金額(分配を受けた剰余金等の控除後の金額):地震保険料控除証明書に記載されている金額(以下「X」とします)をそのまま書きます。
  9. Ⓐのうち地震保険料の金額の合計額:Xを書きます。
  10. Ⓑの金額:Xを書きます。
  11. 右下の合計欄:Xを書きます。

以上となります。いろいろ書いてありますが、結局、地震保険料控除は、支払った1年分の地震保険料がそのまま控除されるので、生命保険料控除に比べると、簡単に書けます。

質問7:「旧長期損害保険料」とは?私も関係ありますか?

回答:多くの人は関係ないので無視してください。

地震保険料控除は平成19年からスタートした制度ですが、実はそれまでは「損害保険料控除」という制度があり、地震保険料控除のスタートに伴い廃止されました。

ただし、次の条件を満たす「旧長期損害保険料」については、経過措置として、しばらく制度が残ることになりました。

  • 平成18年までに契約したもの
  • 長期(保険期間が10年以上)の損害保険契約で満期返戻金あるもの
  • 平成19年以後に契約内容を変更していないもの

そのため、最近、家を建てたり買った方は、関係ありません。

質問8:1枚の控除証明書に「地震保険」と「旧長期損害保険」の両方ある場合は?

回答:どちらか1つだけしか使えません。

JAの建物更生共済なんかで実際に見ることがありますが、1枚(1契約)の控除証明書で地震保険料と旧長期損害保険料の両方に該当する場合があります。

JA建更共済

こういう場合は、同時に両方を使うことができません。

地震保険料か、旧長期損害保険料か、いずれか有利な方を使うことになります。

質問9:SBI少額短期保険の地震補償保険「リスタ」も地震保険料控除の対象?

回答:現在は対象外です。

地震保険を補うものとして、SBI少額短期保険の「リスタ(Resta)」というものがありますが、今のところ、地震保険料控除の対象外となっています。

Q. 保険料の控除証明書は発行されないのですか?
少額短期保険は保険料控除の対象とならないため、地震補償保険「リスタ」については、控除証明書を発行しておりません。

地震補償保険「リスタ」を地震保険料控除の対象とするように、弊社では関連省庁に働きかけを行っております。

いずれにしても、控除の対象となるのであれば、控除証明書が届くと思っていればよいでしょう。

まとめ

以上、地震保険料控除のよくある質問と年末調整書類の書き方についてご説明しました。

もし、よくわからない点があれば、コメント欄で教えていただければ、私のできる範囲でお答えします。

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