確定申告の申告書用紙は、次の方法で入手できます。
- 国税庁のホームページからダウンロードする
- 税務署や確定申告会場に取りに行く
- 国税庁の確定申告書等作成コーナーで作成する
なお、次の場合は自分で申告書用紙を入手する必要はありません。
- 確定申告書作成機能のある会計ソフトを利用している場合
- 税理士に依頼している場合
この記事では、3つの方法についてそれぞれ具体的にご紹介します。
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もくじ
【方法1】国税庁のホームページからダウンロード
国税庁「確定申告書等の様式・手引き等」では確定申告書の様式や手引きが公開されています。
など、確定申告書のほか、付表・計算書・明細書や手引きもあります。
【メリット】
- 申告書用紙は無料でダウンロードできる
- 自宅で簡単に申告書を手に入れられる
【デメリット】
- どの申告書用紙をダウンロードするかは自分で判断が必要
- プリンターが必要(印刷代はかかる)
※自宅にプリンターがない場合には、各コンビニのマルチコピー機からプリントできます。
【方法2】税務署や確定申告会場に申告書用紙を取りに行く
(1) 税務署
1月以降に税務署に行くと申告書用紙があります。
例えば所得税の申告書のコーナーに分かりやすく配置されています。
ちなみに申告書用紙は全国共通なので、どの税務署で入手してもOKです。
どこかに出かけるついでに近くにある税務署でもらってもいいでしょう。
税務署の入り口付近に用紙の配布コーナーがあるのが普通です。
税務署は郵便番号・住所や地図から調べられます。
公式 国税庁「国税局・税務署を調べる」
※税務署に電話をして郵送で取り寄せることも可能ですが、届くまでに時間がかかります。
公式 国税庁「申告書用紙」
(2) 確定申告会場
確定申告時期の毎年2月16日~3月15日頃になると、税務署ごとに確定申告の特別会場が設けられます。
確定申告は年に1回のことですし、不慣れで質問や相談したい方のために開かれています。
税務署内で行われることもあれば、大きな会場を借りて合同開催されることもあります。
会場については国税庁ホームページで確認できます。
公式 国税庁「令和5年分確定申告期の確定申告会場のお知らせ」
メリットとデメリット
【メリット】
- 申告書用紙は無料
- 税務署や会場にいる人に聞いて必要な申告書用紙を案内してもらえる
【デメリット】
- 税務署や会場に行かないと申告書用紙が入手できない(交通費がかかることも)
- 確定申告時期は人が多いので申告書用紙について聞こうにもある程度待たされる可能性も
【方法3】国税庁の確定申告書等作成コーナーで作成する
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」とは、無料で確定申告書が作成できるソフトのことです。
- 医療費控除・ふるさと納税・住宅ローン控除で還付を受けるための申告書
- 個人事業の確定申告書
- 消費税の申告書
- 贈与税の申告書
などたいていのものが作れるすぐれものです。
このブログでは次の確定申告書の作成方法について画像付きで手順を説明しています。
順番に見て作ったら、後は印刷して提出するだけです。
用紙に関するよくある質問
(1) 印刷するときの用紙のサイズや種類は?
A4サイズの普通のコピー用紙で印刷すれば大丈夫です。
<推奨する用紙>
- A4サイズの普通紙、PPC用紙、OA共通用紙、コピー用紙等の表示のある用紙
<推奨しない用紙>
- インクジェット用紙やフォト用紙、マット紙などのように表面に光沢がある用紙
- 厚みのある用紙(厚さ0.1mm超)
- 色のついた用紙
- A4サイズ以外の用紙
公式 国税庁「印刷する際はどのような用紙を使えばいいのですか。」
(2) カラーではなく白黒印刷でもいい?
税務署で配布されるのはカラーの用紙ですが、自分で印刷するなら白黒で印刷したい場合もありますよね。
インクの節約をしたいでしょうし、コンビニでカラー印刷すると高いです。
下記のよくある質問では、「白黒又はカラーで片面印刷してください。」とあり、白黒印刷でもOKです。
それよりも、データとして読み取るために確定申告書の隅3か所に印刷された黒い四角形(■)が正しく印刷されているかの方が重要のようです。
公式 国税庁「印刷する際の注意点」
※このブログの確定申告に関する記事はこちらからご確認ください。