2019/01/144 Shares

【確定申告】入院・手術給付金は税金がかからない?医療費控除の計算の注意点

病気やケガによって受け取る入院給付金、手術給付金などの「給付金」は税金がかかりません(非課税)

ただし、支払った医療費について医療費控除をする時にはその給付金を差し引く必要があるので注意しましょう。


1.入院給付金は税金がかからない!

病気やケガをして給付金を保険会社から受け取ることがあります。

こうした給付金には税金がかからないようになっています。

多額の医療費もかかるのに収入として給付金に課税すると酷(こく)になるからです。

例えば次のような給付金が該当します。

  • 入院給付金
  • 手術給付金
  • 通院給付金
  • 疾病(災害)療養給付金
  • 障害保険金(給付金)
  • 特定損傷給付金
  • がん診断給付金
  • 特定疾病(三大疾病)保険金
  • 先進医療給付金
  • 高度障害保険金(給付金)
  • リビング・ニーズ特約保険金
  • 介護保険金(一時金・年金)

出典:Q.入院給付金などには税金がかからない?また、医療費控除とはどんなもの?|公益財団法人 生命保険文化センター

細かいことを言えば、給付金を受け取る人の条件もあります。

  • 被保険者本人
  • 被保険者の配偶者
  • 被保険者の直系血族または生計を一にするその他の親族

ふつうは「本人」か「家族」が給付金を受け取るので問題ないかと思います。

参考




2.給付金と医療費控除の注意点

2-1. 受け取った給付金は医療費から差し引く!

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円(※)を超えた場合に、その超えた金額を控除できる制度です。

※所得200万円未満の場合は所得×5%

給付金をもらうような病気やケガをした時は、多額の医療費がかかります。

そのため医療費控除ができる場合も多いでしょう。

しかし、

  • 医療費:医療費控除で節税できる
  • 給付金:税金がかからない

だと、良いとこどりです。

そこで医療費控除の計算の際には、受け取った給付金を差し引くことで調整します。

  • 控除額=(支払った医療費-受け取った給付金)-10万円※

※所得200万円未満の場合は所得×5%

参考:No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)|国税庁

2-2. 全体の医療費から引かないように注意!

給付金は「その給付の目的となった医療費の金額」が限度になります。

例えば病気Aで入院をして20万円の医療費を支払ったとします。

このとき病気Aの入金に対して給付金30万円をもらった場合、医療費から差し引くのは「20万円が限度」です。

対象 支払った
医療費
受け取った
給付金
差引
病気A 20万円 30万円 0円※
その他 15万円 0円 15万円

※マイナスの場合はo円

医療費は全体で35万円なので35万円から30万円を差し引く計算をしてしまいがちです。

しかし、あくまでひもつきになっている医療費が限度になるのでこの計算は間違いとなります。

この他、高額療養費や高額介護サービス費で払戻しを受けた場合も医療費から控除します。

医療費控除の確定申告で「医療費控除の明細書」を作成する際には「(4) 支払った医療費」を上限に「(5) (4)のうち生命保険や社会保険などで補てんされる金額」を入力するようにしましょう。

医療費控除の明細書

(5)で「(4)のうち」と書いてあるのは「(4)を上限」と読み替えましょう。

(4)より(5)の金額が大きくなることはありません。

(5)の金額を「(4) 支払った医療費の額」より大きくすると、他の医療費も含めて引いてしまうので間違いになります。

関連 もらった保険金は医療費全体からマイナスしない!医療費控除のおトク技

参考 支払った医療費を超える補てん金|国税庁




まとめ

今回は病気やケガに伴って受け取る給付金の話でしたが、保険会社からもらうお金の中には税金がかかるものもあります。

  • 死亡保険金
  • 満期保険金
  • 年金保険金

などです。

もし税金がかかるか不安な場合は保険会社に確認しましょう。

ふつうは保険会社があらかじめ税理士や税務署に税金がかかるかどうか確認して商品を販売しています。

保険会社から給付金・保険金に関する書類が届いたときには、税金について取扱いが書かれていないか探してみましょう。

関連 医療費控除の確定申告で還付するために気つけたい12のこと

関連 医療費控除の確定申告書の書き方と申請方法

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