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基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書の具体的な書き方と記入例【令和2年版】

6 min

基礎・配偶者・所得金額調整控除申告書

この記事では年末調整で提出する

  • 給与所得者の基礎控除申告書 New!!
  • 給与所得者の配偶者控除等申告書
  • 所得金額調整控除申告書 New!!

が1セットになっている書類の書き方や記入例をご紹介しています。

ここがポイント!

年末調整を行う方は、「基礎控除」を受けるために全員が提出必須です。

独身者、パート・アルバイトの方も提出が必要です。

※年収0円の場合は、勤め先の判断に従ってください。

※夫または妻がパート・アルバイトの場合はこちらを先にお読みください。

 

この書類は

  • 基礎控除(基礎控除申告書)
  • 配偶者控除(配偶者控除等申告書)
  • 配偶者特別控除(配偶者控除等申告書)
  • 所得金額調整控除(所得金額調整控除申告書)

の各控除を受けるために記載する書類です。

基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書

年末調整の電子化スタート

令和2年分から「年末調整の電子化」がスタートしました。

企業によってはパソコンで入力して「電子データ」を提出する方法に変わった場合もあるので、会社の指示に従ってください。

 

この記事では「紙に手書き」をする前提で解説しています。

 

その他の年末調整書類については下記をお読みください。

※年末調整に関するまとめ記事はこちらをお読みください。

関連 わかりやすい年末調整書類の書き方と申請方法

※詳しい源泉徴収票の見方は下記の記事で紹介しています。

関連 源泉徴収票のわかりやすい見方とチェックポイント


用紙の入手方法と令和2年分の変更点

(1) 用紙の入手方法

基本的には勤め先から配布されますが、用紙がない場合には次からダウンロードできます。

申請用紙ダウンロード(国税庁公式)

PDF版入力用PDF記載例PDF外国語版

※10/27時点では令和元年度にあったExcel版は公表されていません(今後公開されるかも不明です)。

出典 国税庁「給与所得者の基礎控除、配偶者(特別)控除及び所得金額調整控除の申告

 

(2) 令和2年分の変更点

  • 1番右上の「給与の支払者受付印」が削除
  • 「給与所得者の基礎控除申告書」が追加
  • 「所得金額調整控除申告書」が追加

もともと「給与所得者の配偶者控除等申告書」があったところに2つの申告書が同居して複雑怪奇になりました。




あなたの基本情報

まずは1番上のあなたの勤め先や氏名・住所に関する情報です。

勤め先欄

何を書いたらいいかわからなければ空欄のままでもOKです。

関連 「所轄税務署長等」の欄は何を書けばいいの?

右側の氏名・住所を記載し、(印)にはシャチハタではないハンコ(印鑑)を押します。




所得金額調整控除申告書【年収850万円超】

所得金額調整控除申告書

計算の順番から、まず「所得金額調整控除申告書」について解説します。

ここがポイント!

給料年収850万円を超える場合に記載が必要です。

夫婦ともに年収850万円超で子どもがいる場合、所得金額調整控除は夫婦双方でできます。扶養控除と考え方が違うので、子どもを扶養につけていない方は漏れないようご注意ください。

一方、850万円以下なら記載不要です(次の「基礎控除申告書」に進んでください)。

 

そもそも所得金額調整控除とは?

令和2年から給与所得控除が改正されて、給料年収850万円超の場合は増税になります。

ただし介護・子育て世帯の負担が増えないようにするため、次のいずれかに該当する場合には、所得金額調整控除ができます。

  1. あなた自身、同一生計配偶者または扶養親族が特別障害者
  2. 年齢23歳未満(平成10年1月2日以後生まれ)の扶養親族

申告書の書き方

▼「要件」

所得金額調整控除申告書

いずれかの要件に該当しているかをチェックします。

2つ以上当てはまる場合はどれか1つをチェックすればOKです。

▼「☆扶養親族等」

所得金額調整控除申告書

「同一生計配偶者または扶養親族が特別障害者」、「年齢23歳未満(平成10年1月2日以後生まれ)の扶養親族」の場合には、「☆扶養親族等」の欄を記載します。

▼「★特別障害者」

「あなた自身、同一生計配偶者または扶養親族が特別障害者」の場合は、「特別障害者に該当する事実」を記載します。

ふつうは「扶養控除申告書」で障害者控除を受けるために記載しているため、「扶養控除等申告書のとおり」と書いて詳細は書かなくてもOKです。




基礎控除申告書【全員必須】

基礎控除申告書

ここがポイント!

年末調整を行う方は、「基礎控除」を受けるために全員が提出必須です。

独身者の方も提出が必要です。

 

そもそも基礎控除とは?

誰でも受けられるのが基礎控除・・・でしたが、令和2年からは所得制限により所得2,500万円を超える場合は対象外になりました。

<令和元年まで>

  • 誰でも:一律38万円

<令和2年から>

  • 所得2,400万円以下:48万円控除
  • 所得2,400万円超2,450万円以下:32万円控除
  • 所得2,450万円超2,500万円以下:16万円控除
  • 所得2,500万円超:対象外(0円)

なお、給料年収2,000万円を超えると年末調整ができないため、年末調整の対象者で所得2,400万円を超える人はまずいません。

基礎控除を受けるためには「基礎控除申告書」を提出するのが必須のため、所得制限に無関係な人、基本全員がこの書類を提出するという異常な制度になっています。

このような意味のない制度は早急に改正し、本当に提出すべき人だけが提出する制度とすべきと個人的には考えます。

申告書の書き方

所得制限が設けられたので、「所得金額」を計算する様式になっています。

【例】年収897万円で所得金額調整控除あり

(1) 897万円-給与所得控除195万円=702万円

(2) 所得金額調整控除=(897万円-850万円)×10%=47,000円

(3) 所得金額=(1)-(2)=6,973,000円

基礎控除申告書

※「区分Ⅰ」のA~Cは配偶者控除・配偶者特別控除を受ける人だけ記載します。それ以外の人は記載不要です。

▼所得金額の求め方

次の表に当てはめて計算します。

給与所得の計算

(例)

  • 年収0円⇒所得0円
  • 年収50万円⇒所得0円
  • 年収100万円-55万円=所得45万円
  • 年収200万円÷4=50万円⇒50万円×2.8-8万円=所得132万円
  • 年収300万円÷4=75万円⇒75万円×2.8-8万円=所得202万円
  • 年収400万円÷4=100万円⇒100万円×3.2-44万円=所得276万円
  • 年収500万円÷4=125万円⇒125万円×3.2-44万円=所得356万円
  • 年収600万円÷4=150万円⇒150万円×3.2-44万円=所得436万円
  • 年収700万円×0.9-110万円=所得520万円
  • 年収800万円×0.9-110万円=所得610万円
  • 年収900万円-195万円=所得705万円
  • 年収1,000万円-195万円=所得805万円

▼所得金額調整控除がある場合

給料年収850万円超で「所得金額調整控除」の対象になる場合は

  • (給料年収-850万円)×10%(最高15万円)

で計算した金額をさらに引きます。

(例)年収900万円

  • (900万円-850万円)×10%=5万円
  • (900万円-給与所得控除195万円)-所得金額調整控除5万円=所得700万円

▼給料以外の所得の合計額

給料以外の収入がある場合の欄もありますが、複雑すぎるので省略します。

そもそも給料以外の収入があることを勤め先に自己申告すること自体に微妙な問題があります。

あえて書かないで確定申告でしっかり税金を計算する(確定申告をするなら年末調整はあくまで仮計算にすぎない)のが現実的ではないかと考えます。

 

「所得金額」さえ計算できれば、後は「判定」で該当するものを記載するだけです。

多くの人は「区分Ⅰ」が「A」「基礎控除の額」が「480,000円」になるかと思います。

※「区分Ⅰ」のA~Cは配偶者控除・配偶者特別控除を受ける人だけ記載します。それ以外の人は記載不要です。




配偶者控除等申告書【配偶者がいる場合】

配偶者控除等申告書

ここがポイント!

配偶者控除・配偶者特別控除を受けるときは記載必須です。

 

最後は「配偶者控除等申告書」です。

  1. 本人の所得が1,000万円以下(給料年収目安1,195万円以下※)
  2. 配偶者の所得が133万円以下(給料年収目安201万6,000円以下)

の場合に配偶者控除または配偶者特別控除が利用できます。

※所得金額調整控除を受ける場合は1,210万円以下

逆に言えば

  • 本人の所得が1,000万円超
  • 配偶者の所得が133万円超

のいずれかに該当する場合は、配偶者がいても記載不要です。

配偶者の基本情報

配偶者控除等申告書

配偶者について、次の情報を記載します。

  1. 氏名・フリガナ:配偶者の氏名・フリガナ
  2. 個人番号:勤め先の指示に従って記載してください。
  3. あなたと配偶者の住所又は居所が異なる場合の配偶者の住所又は居所:同じ場合は空欄でOKです。
  4. 生年月日:配偶者の生年月日
  5. 「非居住者である配偶者」「生計を一にする事実」:海外に配偶者がいる場合のみ記載

配偶者の合計所得の見積額

配偶者控除等申告書

先ほどの基礎控除申告書と同様、配偶者についても所得金額を計算します。

給料のみの場合、162万5,000円以下の場合は給与所得控除「55万円」を引くだけです。

右の「判定」を見て区分を確認します。

所得48万円で70歳以上(昭和26年1月1日以前生まれ)の場合は、「老人控除対象配偶者」に該当します。

【注意点】

  • 通勤のための交通費は所得税が課税されないので原則として含みません。
  • 出産手当金、出産育児一時金、育児休業給付金は含みません。

関連 共働きでも産休・育休中は扶養に入れる!配偶者控除・配偶者特別控除で節税しよう!

本人の合計所得の見積額

「基礎控除申告書」で計算した「所得金額」を利用する仕組みになっています。

基礎控除申告書

控除額の計算

本人の所得区分(区分Ⅰ)と配偶者の所得区分(区分Ⅱ)が交わる金額を探しましょう。

配偶者控除等申告書

上記では、「配偶者控除」「38万円」のところが交わるため、1番右の「配偶者控除の額」に「380,000」と記載しています。

年末調整の段階で所得が分からない場合は?

もし年末調整の段階ではよくわからない場合は、書類の提出を見送ることも可能です。

収入金額や必要経費は翌年1月にはおおよそわかると思います。

その後の確定申告で配偶者控除または配偶者特別控除をする方が良いかもしれません。

 

以上で終了です。

まとめ

令和2年で大きく変わった「基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」の書き方についてご紹介しました。

基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書

 

その他の年末調整書類については下記をお読みください。

※年末調整に関するまとめ記事はこちらをお読みください。

関連 わかりやすい年末調整書類の書き方と申請方法

※詳しい源泉徴収票の見方は下記の記事で紹介しています。

関連 源泉徴収票のわかりやすい見方とチェックポイント

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30代共働き。FP2級。書庫のある家に住んでます。お買い物情報やお得なポイント情報が好きです。年末調整や確定申告のやり方もご紹介。モス、スタバ、無印によくいます。⇒ 運営者詳細 / お問い合わせ

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6 件のコメント

  1. とても役に立ちました。
    いつもわけの分からない役所のフォーマットに、説明に
    なっていない説明のプリントしかもらえないので…
    これらの書類の書式、もっと簡素に分かりやすく出来ると
    思うのですが、お役所はやる気が無いのでしょうね。
    毎年この時期になるとうんざりしますが今年はこちらの
    お陰でスムーズにできました。感謝いたします。

    • >えいこさん
      こんにちは。neronaです。
      わざわざご連絡ありがとうございました^^
      毎年複雑になっていくので私もどうしたものかと思いながら
      この記事を書いていますが、少しでもお役に立てたなら幸いです。

  2. 新しい様式とのことで戸惑いましたが、こちらを拝見しながら無事記載することができました。
    本当に助かりました。ありがとうございました。

    • >ponさん
      こんにちは。neronaです。
      わざわざご連絡ありがとうございましたm(_ _)m
      励みになります。

  3. 大変、勉強になります。1つ質問がありますので可能であればお応えいただければが嬉しいです。

    我が家は妻が2018年4月末から産休育休をとり、
    夫の年収 は500万円程の30台夫婦です。
    通帳を確認したところ6月のボーナスを合わせて160万円程の給与収入があったようなので、
    配偶者特別控除には該当すると考えています。

    所得の計算に関しての質問ですが、
    妻名義の生命保険や地震保険はこの計算でいう所得では、私が計算して差し引いてはいけないのでしょうか?

    それとも妻の年末調整を行ったあと、保険を考慮した所得で還付申告をした方が良いでしょうか?

    もしくは、配偶者特別控除には生命保険控除は関係ないのでしょうか?

    情報が少なく困っています。
    よろしくお願いします。

    • >sakamotoさん
      おはようございます。neronaです。

      >配偶者特別控除には生命保険控除は関係ない

      これが正解です。
      配偶者控除・配偶者特別控除をする時の判定では無視してください。

      ただし、年末調整で生命保険料控除・地震保険料控除をするかどうかは
      別の話です。

      この点は下記の記事に詳細を譲ります。
      https://shokonoaruie.com/103man-hoken/